「発売後、一定時間経ったカードがメインの環境で使用不可能になること」を指す言葉。
カードゲームによっては環境を変化させる為、古いカードは使用出来ないというルール(フォーマット)を設ける場合があり、これを「ローテーション」という。
MtGにおいてこのルールが適用される最も標準的で人気のあるフォーマットが「スタンダード」であり、ここで使えるカードから外れる(=落ちる)ことを俗に「スタンダード落ち」略して「スタン落ち」と呼ばれる。
「スタンダード」というフォーマット名が無い、または別名のタイトルでも便宜上「スタン落ち」と呼ばれることが多い(シャドバでは「ローテ落ち」などとも言う)。
また、タイトルによってはそもそもローテーションの概念が無いものもある。
例えば遊戯王マスターデュエルには「スタンダード」というフォーマットが存在するが、これは「禁止・制限カードが設定されたフォーマット」という意味合いが強く、それ以外の全てのカードが使用できる。禁止・制限カードも使用可能な「アンリミテッド」の反対と考えるとわかりやすい。
ローテーションにより特定カードがメイン環境から外れるということは使用者が減るということであり、そのカードの価値が低くなる傾向がある。また、環境を牽引していた強カードが外れるとメタゲームも変化する為、ローテーションがプレイヤーの復帰・引退のタイミングになる場合もある。
一方でローテーションが存在しないと膨大なカードプールの把握が求められ、初心者参入のハードルが高くなる場合がある。
このようにローテーションにはメリット・デメリット両方がある為、導入するか、導入する場合どのように運用するか(スタン落ちまでの期間設定など)は運営の腕の見せ所である。
なお強すぎる等の理由でフォーマットのサイクルとは無関係に特定カードが単独で禁止・制限されるのはスタン落ちではない。