製品の製造、販売、輸送などをおこなう場合の数量の単位。
「ある工程において管理する時の一定数量」を指す為、製品によって異なるし、同一製品でも工程が違えば数量が異なる場合もある。1ロット=数個=0.1カートンの時もあれば、1ロット=10カートンの時もある。
・例1:カードゲームにおけるロット
超高レアリティのカードは「1ロットに1枚」などと呼称される場合がある。但し具体的に1ロット何枚なのか明確でない場合が多い為、実数的な確率と言うよりも「希少であること」を示す比喩であることが多い。
・例2:ラーメン二郎におけるロット
二郎は一般的なラーメン店とは異なり、大釜で数人分の麺を一度に茹でる。その一度に茹でる分をロットと呼称する(例えば6人分なら1ロット=6杯)。
1ロット分の客が同時に入れ替わることを想定して調理している為、もしその中で食べ終わらない客がいるまま次の客を入れると、ズレが発生し破棄する麺が出来る。
これを行う者は「ロット乱し/ロット崩し」とされ二郎における罪である、逆に乱れたロットを自身の追加注文で調整する「ロットマスター」が存在する……という、二郎の独特の文化を(面白おかしく)表現したネタである。
・例3:同人グッズにおけるロット
冊子やキーホルダーやアクリルスタンド等のグッズもロット単位で製造されるが、同人グッズの場合必要数が少数(数十個単位)であることが多い。
この為、何個から製造出来るか(印刷所が請け負ってくれるか)が「最少ロット」という形で提示されている。
但し、大量生産の方が安いのが世の常なのだが、うっかり大量に作ると売れ残った時に大量の在庫を抱える羽目になる。予想販売数と予算の見極めが重要。