いやー遂に出ましたね。
待つこと約2年。その間色々なものを提供して頂いていたんで、万々が一この記事を関係者の方々がご覧になっていたなら何も気負わないで頂きたい(寧ろひたすらに感謝したい)のですが、とにかくようやく出ましたよ。
『クロウ』完成版。今回はそこに纏わる変化の系譜と追加された歌詞、そして「主人公」について軽く考えてみた記事です。偉そうなタイトルが付いてますがいつものフリーダムな感想と解釈文です。
VIDEO
尚一部はTwitterで呟いたもののまとめ直しとなります。こっちに載っけとく方が見直しやすいのと大分分量が増えています。
また、私は潜在株主(社長ファン)であり葛葉さん側の情報は断片的にしか知りません。その為に記述の比重としては社長多めとなります。
歌詞の解釈をしてはいますがあくまで推測、個人の一感想や妄想を垂れ流しているだけであり、実際にそうであるかの保証は全くありません。ファンの戯言や「こうだったらいいな」という願望・妄想を多く含みます。
いつもの通り「お前がそう思うならそうかもな」という寛大な気持ちでご了承頂ければ幸いです。
この曲の成り立ちのおさらい
事の始まりは2019年10月。
唐突に「葛葉さんと社長でオリジナル曲を作る」「その為の歌詞を書く」という配信が行われました。(第1回 ・第2回 )
社長が初配信で提げて来たオリジナル曲『WITHIN 』の作曲者であるぎゃぷいちさんの「葛葉さんの曲も作りたい」という願いを、「玩具会社の代表取締役は夢を叶えるもの」と社長が一肌脱いで葛葉さんに1曲奢る形となって開始したこのプロジェクト。
2人で相談しながら歌詞を作るという企画は時にコメディチックな路線に向かいながらも、「我々はエンターテイメントとして此処に在る」などと社長や葛葉さんの配信のスタンスも提示される深みのあるものとなりました。
(何故この曲の仮タイトルが『アーリオオーリオ』だったのかもこの配信で分かります)
次にこの曲がお目見えしたのが翌年2月の『Shout in the Rainbow 福岡公演』、所謂Zepp福岡ライブです。
社長と葛葉さん、剣持さんと叶さんという男性のみ4名で行われたこのステージは、後のにじさんじにおける男性ライバーの台頭にも大きな影響を与えたとされています。
当日は社長の3Dボディの初お披露目であり、開幕の『WITHIN』、唐突に披露された新曲『PIERCE 』とオリジナル曲揃い。そこに『クロウ』と命名された今回の曲も初公開となりました。
この頃はまだ完成版は葛葉さん1人の為の曲であり、Zepp福岡版は社長がデュエットする特別バージョンという扱いでした。しかしながら結果的にはこれが今回の完成版へと繋がることになります。
この時の狂乱っぷりと歌詞内容については当時書いた感想記事 をご覧下さい。
続いての公開が同じく2020年12月の『にじさんじユニット歌謡祭 』(NJU歌謡祭)。
こちらは計15名(+2名)のライバーが参加する年末の一大音楽企画であり、社長と葛葉さんも出演。2人のデュエット曲として『クロウ』を歌っています。
そこで明かされたのは「間奏部分ではラップが入るがまだ出来ていないので今回は社長がシャウト」「2021年中には完成版を出したい」ということ。2人のマイクパフォーマンス(歌やトークだけでなく振り付けも)が大変良かったことに加え、新情報に大賑わいとなりました。
しかしながら2021年には公開には至らず(社長曰く何らかのトラブルがあった模様)、その間に葛葉さんはメジャーデビューをし、社長はROF-MAOという新ユニットが結成され、何なら葛葉さんと叶さんと社長が歌うぎゃぷいちさん作曲の『LET IT BURN 』が先に完成・公開されましたが、「クロウもまぁいつか出るやろ」ぐらいの軽い認識でいました(少なくとも私は)。2人共前述以外にも案件やらイベントやらを抱えている身なのでそりゃ遅くもなるよなという気持ち。
なので2022年3月末、社長の新衣装配信 でお知らせがあると言われた時も、もう1つのMV公開待ち楽曲『篝火 』の方か? それともまた何かに出たり何か作ったのか? なんて思ってました。
そしたら遂にクロウ公開というじゃないですか。しかも翌日に。告知している最中に待機場出来るし。
社長は「告知の告知は甘え」というスタンスである一方、潜在株主が熱帯魚よりマンボウより弱いと知ってのこの形式だったのでしょうが、まぁ効果は抜群です。(何だかんだ「新衣装配信でお知らせがある」と事前に言ってくれる優しい人です)
でも各種音楽配信サイトでのリリースは4月末という情報を先に言ってのコレなので、完全に確信犯ですよこの人。「なんで皆様具合悪くなってるんですか?」みたいなこと言ってますが多分内心ではそんなファンの様子を見て楽しんでると思います。チクショウもっとやれ。
新曲でMV公開と配信が1ヶ月離れてるってちょっと特殊さもあるのですが、そこはMVだけでも何とか「2021年度内」に滑り込ませたかったのではないかと。大変ありがたいですね。
という訳でようやく完成版公開となりました『クロウ 』。
相変わらず配信枠のタイトルに【】が付いてて社長は笑ってましたが、そうなった発端 は社長なので、少なくともこの曲に付かない訳がないのです。
最初の配信枠ではタイトルが「CROW」表記で全部大文字1単語か……とニチャついたのですが枠変更に伴ってカタカナになってました。まぁZeppの時からこうでしたしね。ワンチャン爪の方(claw)かもと思ってたのですが歌詞を見る限りそうではなさそうだったのでそこは妥当なところかと。
MV版で変わった点から見る「善意」
この曲の全体像はZepp版から然程変わっておらず、「配信者としての葛葉(と社長)の在り方を示す歌」だと思ってます。
こう言うと規模がでかいというか大仰かもしれませんが、社長にとってのWITHIN、葛葉さんにとってのクロウ、となり得るかもしれない曲なのではないかと(実際にそうかは本人にしか分からないところですが)。
大枠の歌詞読み解きはZeppの時の過去記事 に委ねるとして、今回はこのMV版で変わったところを中心に見ていきます。
まず冒頭の何か囁いてる部分。
歌詞作りの時は「何か適当なこと言っておけばいいんですよ」みたいなことを言って笑ってましたが、実際聞き取れてないです。(どーん)(英語苦手マン)
音素だけで言えば「This is possible」的な感じか? でももうちょい音多いか? とか思ってはいるんですが、まぁさっぱど分からんので有識者にお任せします。
で、その後のシャウト。こちらは葛葉さんが歌詞作りの冒頭で度肝を抜かし(吸血鬼である葛葉さんが「悪魔棲んでる(社長の)体の中に……」ってコメントするの滅茶苦茶好きです)、以降のバージョンでもお馴染みになってますが。
長い。デスボは出せないながらも自分で同じだけ伸ばしてみるとめっちゃ長いのが分かります。多分歴代最長なんじゃなかろうか。流石肺活量お化け。
その後の本編1フレーズ目、「誠実さと」の部分が実質追加要素です。
ここはこれまで「プリミティヴな」という表記がされていました。今回も読みはこちらなので、当て字的な扱いをされています。
プリミティヴの意味は「原始的・根源的・初期の・未発達な・粗野な」、即ち「原形」。
従来の「プリミティヴな善意で出来たソドムの街の模型を」だと非常に意味合いが分かりやすかったのですが、今回でちょっと奥深くなりました。
ソドムの街は不信仰と風俗的な退廃により、硫黄と火で滅ぼされた罪の象徴。
プリミティヴな善意、即ち何も推敲のされていない無垢な善意により罪の模型が作られていて、その中に「勝ちも負けも出来ず彷徨う路地裏の空虚な群れ」が居るという、この世の地獄のようなシーン(けれど何だか心当たりがあるシーン)がこの曲の冒頭です。
これを配信者業界(配信者とファンとアンチが織り成す世界)と見るか、ただの退廃のイメージ図と見るかは貴方次第なのですが、自分は前者かなと思ってます。
「誠実」という言葉を改めて調べると「真面目・真心がある」という意味。つまり今回の変更により強調されるのは「真面目に、真剣に良いと思ってやっている」という点。
プリミティヴだと「未発達で何も知らないが故に(もしかしたら偶然の)善意により地獄を作っている」とも読めるところ、今回ので「(やっている人にとっては)本当に良かれと思ってやることが地獄を生んでいる」とも読める訳です。
これについては社長が過去に「悪意よりも善意の方が時に恐ろしい」ということを語っています。
こと配信者にとってみれば正にその通りでして、「ファンが推しの為を想ってやったこと」が実は迷惑行為だったなんて事例はよくあります。誰かを悪く言う気はありませんが、あくまで一般論として、心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか(私はあります)。
悪意なら明確に拒絶することも、加害者を無視することもそう難しくはないでしょう。ですが善意を向けられた時にそれを拒絶する難しさ、そしてうっかりその善意が反転した時の恐ろしさは、配信者でない身でも容易に想像が出来ますし、既に数年キャリアのある2人ならばより一層痛感していることでしょう。
わざわざ今回歌詞を変えてきたのは、それぐらいこの部分が重要だったのかなと思う次第です。
また、これは大分与太話というか妄想色強いので話半分で聞いて頂きたい部分なんですが。
クロウはNJU歌謡祭まではあくまで「葛葉さんの曲」であり、それまでこの部分の表記は変更されていませんでした。作詞中も明らかに主題は葛葉さんであり、社長がサポートという形を取っています。
ですが今回で明確に「葛葉さんと社長の曲」になり「誠実さ」が追加されました。元々どちら側にも取れる歌詞も多分に含まれていたのですが、ラップパート以外で追加されているのはここしかありません。
つまりもしかしたら、この部分が「この曲が社長の歌でもあると示す要素」かもしれない、という仮説を提唱したいのです。
というのも、私の過去記事を読んでいる方はピンと来るかもしれませんが、この「誠実」及び「真心」、英語にすると「truth」でもありまして。社長の作詞でtruthと言えば……お分かりですね、WITHIN終盤の歌詞「YOUR TRUTH AND MY LIE.」です。
ここは直訳すると「貴方の真実と私の嘘」なんですが「貴方の真心と私の在り方」とも訳せるのではないかと思っていまして、「ALL it is WITHIN=全てをその中に」と繋がります。
真面目な善意の方が恐ろしいと言っていた張本人でありながら、善意も悪意も地獄も全部己の中に飲み込んで、過言の先に進もうという気概は実に社長らしいなと思うのです。
ただ葛葉さんもそういう気質はあると思うので、単なる私のこじ付けの可能性は十二分にあると思います。隠れミ⚪︎キーを見付けた気分(但しそれは偶然3つの丸が重なっただけかもしれない)、というのが一番近い感覚です。
ラップパートの歌詞を読み解く
そして新たに追加されたのが間奏のラップ部分。
Google先生の翻訳+検索結果+私の勘で訳すとこんな感じですかね。
他人を傷つける言い訳にお前の弱みを使用すんなよ。
『助けないの?』
とぼけるんじゃねぇ。
お前がやってんのは殺しの手助けだ。
『俺を見届けろ』
まるで人間みたいだ。
内容としては恐らくリスナーへのメッセージ、訳すと結構ダイレクトアタックだなぁという印象ですね。
凶暴なファンというのはどうしても発生するものでして、ファン数の母数が多ければ多い程ヤバい人も多くなります。これはもう割合とか統計の問題でどうしようもありませんし、ライバーが悪いとも言えません。ついでに人気が出る程「ファンになりすまして厄介なことをするアンチ」も存在する可能性もある訳です。
ただ個人的には、ここで言われてるのは悪意があって攻撃するアンチではなく、純粋な気持ちで迷惑なことをするファンに向けての言葉かなと思います。曲冒頭と一緒ですね。
1つ目の注目箇所は「“Won’t rescue?”」。
この部分、見て分かる通り「誰が」「誰を」助けるのかが省略されています。
「貴方は私を助けてくれないの?」「貴方はあの人を助けないの?」「私があなたを助けなくていいの?」「貴方は誰かに助けられるのを望まないの?」等々、色々なパターンが考えられる訳ですね。
さてこれらの文章、ピンと来た方もいるかもしれません。
所謂「鳩(伝書鳩)」「指示厨」と呼ばれる他者への行動を促すリスナーだったり。配信者に依存する信者だったり。何故か恩着せがましいことを言う外野だったり。
一言で言うと「余計なお世話」な想像が色々と出来るんですよね。そして1つ前の行を見るに、悪意あっての行動ではなく、善意……もとい善意の傘を被って(或いは無意識に)第三者への攻撃をしている人への注意・勧告だろうなぁと思う次第です。
そこに続く「Don’t bullshit me.」は「とぼけるな」とか「はぐらかすな」とか、お前の行動を棚に上げてんじゃねぇよ、自分を見返せよという非難のこもったワードです。
そしてそれは殺人の手助けだと。色々言い訳して他人を傷付けんじゃねぇと言っていますが、その殺人や攻撃の対象は話者(葛葉さんと社長)その人かもしれませんし、別のライバー、或いは別のリスナーと候補は色々考えられます。
ファンが暴れることによりそのライバーの評価が下がるなんてことも起き得る訳ですからね。注意しないとね(自戒)。
で、「Witness Me.」。
Witnessは「証人・目撃者・立ち会う」という意味で、配信者とか一種のスターにはよく合う言葉。
なおググったら『マッドマックス 怒りのデスロード』にて決め台詞としてこれがあるらしいです。この映画、自分は見てないのですがざっと調べただけで社長の好きな物てんこ盛り、実際話題にも出しているのでそこからの引用かもしれません。
死地に赴き勇敢に戦った戦士が、その散り際に放つのがこの「Witness Me.」。
我が生を見届けろ、この生き様を脳裏に刻み付け永遠に記憶しろ、オレの魂の証人となり語り継げ、みたいなニュアンスはこの曲のテーマにもガッツリ合致します。社長のロングシャウトとも非っっっ常に良く合う。あの人実際マッドマックスに登場する人みたいな蛮族じみたこともやるしね。
誰かを傷付けたりせず、助けろだなんだと言わず、黙って俺だけを見ていろ、そして憶えていろ。
全体の流れを汲むとワイルドで良い味わいだなぁと個人的に思います。
最後の「IT’s LIKE A HUMAN BEING.」、こいつをどう訳すかはちょっと考えもの。
直訳すると前述の通りに「人間みたい」になるんですが、あんまり前と繋がってない気もするんですよね。その割に大文字なので強調されている。
ヒントがあるとすれば、「HUMAN BEING」は種族としての人間。神でも悪魔でも動物でもなく人間、という意味合い。このパートを吸血鬼である葛葉さんは歌わず、人間である社長だけが歌ってるのも気になる、かも? 吸血鬼が「まるで人間みたいだ」って言ってるなら対比として美しいですし納得出来るんですが、人間がそれを言うと恐らく皮肉の要素が強まる訳で……うーん意味深。
幾つか説を考えるならば。
「見届けてくれなんて願うなんざ、まるで短命な人間みたいじゃねぇか/実に人間らしくないですか?」(葛葉さんと社長両方の台詞と捉えた場合)
「短命ながらに誰かの生き証人として語り継いで行くのが人間ってものでしょう?(そうやって文化を繋げて来たんだろう?)」(人間という種を俯瞰して見た場合)
「(Witness meはカッコ付きなので無視して)これが人間ってやつだよ」(ド皮肉の場合/但し更に次が「忘れないでいてくれよ」「こんなバカが居たこと。」なので、自虐的な意味……本来なら飛べもしない人間風情が愚かにも高みを目指しちゃってまぁ、みたいに繋がるかも)
とかですかね。分からんけども。
案の定社長が語尾をフリーダムに歌ってるんで、実は隠された意味があったりして?と思ったりもしつつ(※PIERCEで前科あり)、分からんこともまた楽しいということで一旦ここで終わります。
「主人公」とは誰か
この曲がどんな歌かは前述の通り、基本的には「葛葉さん(と社長)が配信者として前に突き進んで行くぜ、だから応援してくれよな」という所信表明のような歌。
但し最後の2行「主人公は譲らせない」「Next is your turn.」については、はっきりとそれを見守る人、即ちリスナーが対象というのが私の見解です。
もっとさっくり言うと、「主人公は譲らせない」と言っているこの「主人公」とは、「葛葉さんと社長(だけ)ではない」のかもなと思う次第です。
もしも自分達(葛葉さんと社長)が主人公であり、その座を誰にも渡さないと言いたいのであれば、「主人公は譲らない」になる筈です。
ですが「譲らせない」ということは、主人公を譲ろうとしている誰かに対して「そんなことはさせない」と言っているのではないか。
次の「Next is your turn.」はゲームにおける「手番を渡す(2人共カードゲーマーなので非常に“らしい”言い回し)」という意味と、「次はお前が主人公として輝く番だぞ」という意味のダブルミーニングなのではないかと思うのです。
葛葉さんはこの曲の企画が始まって約2ヶ月後のマリオカート大会 にて優勝しました。その際に「主人公という言葉の呪縛が解けた」「もう俺のことを主人公と呼ぶのをやめろ」と言っています。
そして社長の方は私が記憶する限りでは自分を主人公と言ったことは無く、大きく話題になった自身の3Dお披露目も「ルーレットが当たっただけ」と評していますし、リスナーに対して「貴方の人生は貴方のもの」という意味合いの発言を何度もしています(その人生を少し彩ったり、何かの時に少し背中を押すお手伝いが出来たら、というスタンスです)。
この2人が改めて己が主人公だと言う可能性は恐らく低い。
たとえステージに立つ自分の姿を見てくれとアピールはしても、(人生における)主人公とはちょっと違う。かと言って自分自身を疎かにしている訳でもない。
可能性があるとすれば「俺もお前も、誰しもが主人公である」という方向性だと私は思います。
だから他人に主人公を譲るんじゃない、ましてやこちら(葛葉さんや社長)が主人公だと押し付けるんじゃない、次に羽ばたいて歌って叫ぶのはお前だ。お前の番なんだ。
そういう風に締め括っている歌なのではないかなというのが私の解釈です。
ちなみに、「譲らない」にするつもりだったけどそれだと音が足りないので深く考えずに「譲らせない」にした、とかも一応考えられます。「作者の人そこまで考えてないと思うよ」というやつですね。
ただこの長い話は私がこうだったらいいな、もしもそこまで深く考えられていたなら凄いよねという感情を共有したいだけです。
ここまでの内容が真実であるかは重要ではありませんし、真実が明かされることを期待してもいません。少なくとも社長は全般的に「歌詞の解釈は人それぞれ」というスタンスのようなのでそれにありがたく便乗しているだけに過ぎません。
もし貴方が「成程な!」と思ったり、逆に「ちっげーよ!」「ここはこうだろ!」と思ったなら是非私宛てにマシュマロを送って下さい。色々な人の解釈を見て「そういうのもあるのか」と噛み締めたいと思っています。
総論
最後になりましたが、映像もハチャメチャに良い今回のMV。
廃墟からスタートしてそれぞれが天に手を伸ばし、最終的にステージに至るという流れがしっかり映像にも反映されていてスタッフさんありがとうの気持ちでいっぱいです。ちゃっかりしっかり加賀美インダストリアル(ビル)が登場しているのも実に良い。
2人の衣装も大変カッコ良く、治安悪いの良いな……露出度の違い良いな……としみじみ喜びました。社長の露出度が高過ぎると潜在株主は死ぬからね、臍とか出されてなくて良かった。(火畜さんはお亡くなりになっているかもしれないけども……またいつか同じ墓穴で会おう……)
そして勿論楽器隊も気合入ってて良かったです。音源リリースも楽しみですね。そっちも出たら是非買いたいところ。毎回音楽分野への造詣が浅くてここの感想が少なくて申し訳無いけど皆好き〜〜!!という気持ちはあります(語彙力)。
リリースに至るまで、2人と関係者の皆様の悲喜交々があったと思います。
それでもこうして公開に至れたこと、あの歌詞作り配信をリアタイして以降ずっと社長を追い続けてきた身として、とても嬉しく思います。
あの時と今では本人達も周辺も恐らくとんでもなく状況が異なっていて、でも変わらない部分・変わらせない部分があるからこそ、このような形でこの曲が出たのだと思っています。
2人が昔から持つ芯の強さと、蓄積された時間の流れに想いを馳せる時間もまた楽しかったです。
過言のその先へ、貴方達なら行ける。
そう信じてこれからも応援したいと思ってます。向かった先の景色がどんなものか、今から楽しみでなりません。
名曲をありがとう。こんな乱文で申し訳無いけれど、これでこちらのターンを終えます。
2022/04/05 夕星