大きな話題を呼んだ『加賀美ハヤト3Dお披露目配信』。
ただの3Dライブとしても非常にクオリティが高く、初見さんも楽しめたと思いますが、社長のこれまでの集大成とも呼べるもの。
アーカイブを見たり情報を知るともっと熱狂出来るよ! ついでに沼に嵌ってよ!という布教目的の感想文兼まとめ記事です。
まずは本配信をご覧ください。話はそれからだ。
以降の文章は長いので、好きな所だけ読んでも結構です。是非リンク先の配信もご覧ください。
フルバンド生配信の経緯
そもそも何故社長はフルバンドライブをやったのか、そして何故潜在株主(というか私)がここまで熱狂しているのか。
まずは社長のバンド関係情報の経緯だけざっくり示します。
初配信:趣味の範疇で歌を歌ったり曲を作っていることが明かされる(その流れでWITHINショート版公開)。
↓
第1回にじロック:加賀美インダストリアル代表取締役兼ロックンローラー加賀美ハヤトと名乗る。
(※にじロックとは:7名のライバーによる邦ロックの歌リレー。第1回を「夏」、第2回を「冬」と呼称する場合もある)
↓
のんだくれ介抱ボイス:「友人」の存在が明かされる。(2020/10現在再販終了)
(新衣装(ラフスタイル)公開配信でも同じ形式で示唆)
↓
第2回にじロック:フルバンド生演奏歌枠を実施。バンド隊が友人であることが明かされる。(詳細は振り返り配信も参照)
↓
アーカイブス2020(書籍):プロフィールの「休日の過ごし方」でほんのちょっと逆説的な匂わせ。
↓
Shout in the Rainbow(SitR福岡/Zepp福岡):初3D化。足癖の悪さが露呈する。
↓
3Dお披露目:バンドメンバーも黒子として3D化。(詳細は振り返り配信も参照)
つまり「社長は元々オフでバンド活動をやっていて、それを配信に連れて来て、3Dのステージに乗せた」という流れなわけです。
もうね、この辺の情報の出し方が滅茶苦茶上手い。
WITHINの時点で「デスボイス?!」「その見た目でロック系かよ!」となるのですが、「そういやバチバチにピアス開いてるわ……」「歌枠の曲選がバリバリにロックだわ……」「友人ってまさかバンドメンバー……?」「まさかだったー!」「連れて来てるー!」「成程こりゃ相当前からやってるわ、上手いのも分かるわ」となっていく。
意外性による驚きと、伏線による納得。それが生む解釈一致。
一見相反する要素が徐々に明かされ、矛盾することなく加賀美ハヤトがどんな人物であるかを浮かび上がらせる心地良さ。
3Dお披露目はこれの集大成でもありました。たまらん。素晴らしい。最高。
なのでまだ社長をよく知らない方でも「そんな背景があったのか……!」と思って頂ければと思いこれを書いた次第です。
KiLLiNG ME:加賀美ハヤトのシャウトの象徴
これを1曲目、しかも前説ほぼ無しで持って来る辺り、社長は本当に"分かってる"。
というのもこの曲、初期から今まで節目節目で何度も歌ってきた社長のシャウトの象徴とも言える曲なのです。
初出は第1回にじロックの前のリハーサル配信。
「テストがてらに……」と始まり「ガバガバすぎるw」と中断するんですがリスナーとしては「どこが????」と問いたい。
私はリアタイしていないんですが当時のリスナーの動揺っぷりがチャット欄で分かります。初配信で歌を出してから次の実質歌枠がこの配信なのですが、えらい新人が来てしまった感が半端無い。なおにじロ本編でも大勢が同じ感想を抱くのですがそれは後述。
その次が潜在株主に(良い意味で)深いトラウマを残した「久しぶりに歌います!」こと新衣装サプライズ公開配信。
タイトル通り久々の歌枠だヤッター配信中に10万人突破おめでとーと喜ぶリスナーにぶつけられるKiLLiNG ME。全然ミスってませんよ。この回のアウトロのハイトーン好き。
曲終了後の大盛り上がりの中で配信終了……と思いきや続く畳(小屋の壁)。遠くから聞こえる電話の声、衣擦れの音、そして出て来る新衣装の社長。
この頃からリアタイしていた私、もうゴロンゴロンしてました。おまっ、お前ー! 何てことを! してくれたんだー!!
再登場した時の社長の嬉しそうな笑顔がまぁ素敵で今でも見ると涙出そう。クッソイケメンでクッソ可愛い。何故か悔しいぐらい良い。
ちなみに前述の通り、ここで電話してた相手は恐らくバンド仲間さんという伏線付き。マジでエンターテイナー。拍手。
そしてやって来る第2回にじロックでもこの曲をぶっ込んで来てます。
当日喉カラカラ状態でやってるんですが生バンドの迫力がすごいのなんの。
この当時も「にじロックという場にこの曲持って来るとか流石だなー」ってなってました。この曲はもうそういう文脈にあるという認識。
で、3Dお披露目での開幕シャウト。
事前にお披露目で何をするのか潜在株主が想像する時に誰もが「まず生バンドは連れて来るとして〜」と前提条件になってたのでまぁそこはいい。社長もそれを把握してたのは笑ったけども。(※後に歌リレーでも同じような思考になっているが普通ではない)
でもまさか全員3D化してリアルタイムモーションキャプチャーすると誰が思うまいよ……! おまけに何か人数多いし……!
正直開幕はグリーンバックで背景抜いた現実のお友達と合成しているのかなと思ったんですが、黒子Dさんのギターがぶっ飛んでるのを見た瞬間に「えっこれフル3D?」と気付き、ついでにちゃんとオケに社長のコーラスが入っていることにも気付き、終始「マジで?」と「ヤバイ」がごっちゃごちゃ状態でした。
今までを踏襲しながら、今までを遥かに超えるものを見せられている。
開始5分で感じる戦慄。これはヤバイ。本当に本気の道楽だ。加賀美ハヤトの集大成だ。
でもまだ始まったばかりなんですよこれ。ヤバイ(既に語彙力喪失)。
ちなみにBRAHMANの『BASIS』についてはこれまでの情報無し。
ですがイントロでボーカルの動き真似するぐらい好きってのはよく分かる。良い曲。好き。
天体観測:名曲はいつまでも名曲
社長よりも欲張りないちからによるリアルタイムリクエスト曲募集。もう訳が分からないよ。
ここで拾うのがバンプの『天体観測』で社長が「この曲なら出来ると思ってますね?」って言ってるのリスナーもスタッフもバンドメンバーも分かり合ってる感あるの好き。そりゃコピーバンドの曲としてド定番だものな。
20万人記念歌枠でもピアノ生演奏と共に歌ってるんですが、社長の文脈としては更に前。
初出は全員酔ってたセッション。タイトルの通り、社長・ピアノ・ベース・カホンの全員が酒気帯びで好きな曲を生演奏しながら歌うというとんでもなくクレイジーで贅沢なゲリラ枠です。
告知されたのが深夜2時近く、終了時刻は4時近く。アーカイブは残されず、見れなかった人も多くいたのですが2ヶ月半の時間を置いて編集後に再公開となりました。
多くの曲がカットされているのですがバンプは健在。こちら見て頂けると分かるのですが歌ってる社長が終始めっっっちゃくっちゃ楽しそうです。とてもラフで歌詞やら何やらふわふわだけど音楽楽しい〜この曲好き〜ってのがマジで伝わって来る幸福の塊。○年前の曲というのは言わないお約束。
ちなみに2.0になって初の歌枠でして、斜めを向ける恩恵を多いに受けている配信でもあります。
一方お披露目では黛灰さんが「こんなにギター分厚い天体観測初めて聞いた」とツイートする通り音がヤバイ。
原曲よりギター2本分多いので実際その通りなんですが、数秒の打ち合わせからすぐ弾けるのすごいです。
次の『完全感覚Dreamer』は初出しなんですが、ONE OK ROCKの曲は夏にじロック反省会枠で『アンサイズニア』を歌ってます。
今回ワンコーラスにした為に「どうやって終わるのか決めてなかった〜!」と言ってはいましたが、しっかりバッチリ合わせるバンド隊の実力半端無い。演奏しながら動けたりとこっちも滅茶苦茶ハイレベルなのどうかしてると思います。よくこれを無料でやったなマジで。
Punishment:道楽の果て、そしてそこに続く系譜
バンド隊大はしゃぎの曲。リスナーはよくリクエストしたしスタッフはよく拾ったグッジョブ。
こちらは社長も話してる通り第1回にじロックでもやった曲でして、個人的には歴代1位2位を争うレベルの名シャウト曲だと思ってます。
デビューして1ヶ月、歌うまの先輩方が揃うリレーのオープニングアクトでこれをぶつけて来るインパクトはそりゃえらいものですよ。当時は「ただの社長がこんなリレーに呼んで頂けて〜」的なことを言ってましたが、ただの社長の時点で普通ではないんだよな。
で、なんでバンド隊大はしゃぎなのかというと、この曲は「ライブで毎年早くなる曲」として有名。
実際にじロック版と比べても分かるぐらいテンポが早いです。よく弾けるなマジで。
中盤のギターソロ前での社長の煽りがめっちゃテンション上がる。確かにこれは7桁円を掛けて道楽を追求しなければ見れなかった光景だった。演奏技法とか全然分からんのですが素人目にも分かる細かなフレーズを刻んでる手の動きをキャプチャ出来ているの、滅茶苦茶すごいことだと思います。これは技術のお披露目をしたいいちからさんもニッコリですよ。
ちなみにここで他の人の話を交えるのですが、この指先トラッキングについては社築さんの3Dお披露目も確認頂きたいところ。
これまで彼が度々プレイしていた音ゲー『beatmania Ⅱ DX』(弐寺)を3Dでやる、その指先をモーションキャプチャーするという前代未聞(多分)な配信です。
指にマーカー付いてるのでやりにくい筈なのに喋りながら高難易度の楽曲をクリアする社さん、頼んでないのに凝った筐体モデル作ったスタッフさん、許可を出したKONAMIさんとこちらも情熱と信頼の集大成。
「筐体の内側から俯瞰でプレイヤーの動きを見る」というのはまさにバーチャルでしか出来ないことであり、大きな話題となりました。
社長自身もこの配信に感銘を受けたとアラサーランク帯オフ飲み会で語っています。
社さんは社長の初の2人コラボの相手であり、「ダブルスリーブ」というユニットを組みMtG警察だったりネットミームだけで延々語り合ったりと色々縁深い間柄。
「好きを発信し続けることで人気を得る、その結果好きなものに関われる」という点はずっと理想の存在にして目標だったのだろうなと端から見ていると思います。
「3Dお披露目はテンプレートと呼ばれる決まったシナリオになりがちだけど、やりたいことを言えばやってくれる」という社さんの話を聞いて社長(とチャイカさん)が本当に自分のやりたいことに振り切ったお披露目をしたこと、本当に素晴らしいですね。
なおこの飲み会、Zepp難波のチャイカさんを社長が絶賛していたり、Zepp福岡の社長を見てチャイカさんが頑張ろうと思った結果だったりと発言していたり、仲良しかつ良い物を作り上げていく間柄って良いなぁとひしひしと思わせてくれます。
続く曲『Discommunication』も実に良い。9mmもかなり社長に合うバンドだと思ってます。
荒み歌枠では『どうにもとまらない』(カバー)と『Black Market Blues』を歌ってたりしますのでこちらも是非聞いて頂きたいところ。歌詞やらテンポやらふわふわなんですが若干掠れた声が堪らん。
罠:ガンダムとの繋がり
前曲からのシームレスな転換とダウナーなタイトルコールがいつもと違う格好良さを見せる曲。
イヤモニ外れた的な話を振り返り配信でしていますが、今回は曲ではなくガンダム00のエンディングテーマという繋がりでガンダムの話をピックアップ。
まず挙げたいのは「プラモ組み立て配信」。
新型コロナの影響で外出自粛期間中、家でガンプラを組み立てようということで普段の玩具レビューの発展として行われました。
極力抑えたBGMの中で3〜5時間掛けて社長が雑談したり鼻歌を交えながらプラモを組み立てるだけの配信なのですがリスナーからは落ち着く、作業用BGMになる、趣味に特化した会話が楽しいと好評に。
社長の配信でもマニアック度は高めですが、例えばガンダムアストレイノワール回では普段は聞けない社長の想いや過去の話がチラ見せされたりと、プラモに興味が無い人でも楽しめるものとなっています。
なお「社長が楽しそうだからプラモ始めました」という声も多く、ガンダムではないのですがカマキリや恐竜や軍艦島のプラモを作っているフジミ模型さんから感謝の言葉と追加のプラモを貰ったこともありました。経済回してんねぇ!
そしてもうひとつ注目したいのがガンダムカフェ体験レポ。
こちらはタイトル通り新作のガンダムカフェのプレオープンに参加、なかなかフリーダムに楽しんだ様子が語られています。社長が現場に視察に来るやつだこれ。
事の発端は公式メン限番組『もっとミラクル!にじさんじ』。詳細は伏せますが社長にとって楽しいことが進行中の様子。
本当にガンダム案件が出来てしまうのか……?!とドキドキワクワクしつつ、こうやってセトリの中にささやかながらも織り込んで来る辺り流石だなぁと思います。
デュエルパート〜決闘:自分の好きを詰め込むということ
前々から告知されていた「超大型ゲスト」さん。
「大型?」「大物ではないのか」「言葉の綾?」「葛葉が直前にツイートしてるが超大型か?」「これはザガーン様」などなど噂が噂を呼んでいた方。
結論から先に言うとご存知デュエル・マスターズ(タカラトミー)よりお越し頂いたボルメテウス・ホワイト・ドラゴン(ボルホワ)先輩だった訳ですが、それ以外にもここのパートは社長のこれまでが詰まってます。具体的にはデュエマと遊戯王とゾイドネタ。
まずカードゲーム全般の話として振り返って頂きたいのがバイノーラルASMRテスト配信。
なんでTCGでASMR?と思うかもしれませんがどうか見て欲しい。納得出来るから。
今見返すとデュエマにMTGに遊戯王についでにベイブレードにプラモと、今思うと本当に好きだよなこれと思うもの詰め込んでるの面白いですね。
こういうカードや玩具を配信中にすぐ出て来るぐらい手近な所に置いているの、流石玩具会社代表取締役。
次にデュエプレの話。
元々デュエマを紙でプレイしていたのは前述の通りなのですが、アプリリリース時から配信でやりたいと言ってまして、実際に許可が出てからすぐやってます。(ちなみにサムネで使われてるカードは全部社長の私物)
その第1回で使われたのが何を隠そうボルホワ先輩を使ったコントロールデッキ。それで圧勝しすぎた結果生まれたのがザガーン様デッキなので、単純にデュエマの顔・誰もが納得する強さというだけではなかった縁を感じます。それはそれとしてゲストはザガーン様説が割と近い線行ってて笑いました。
現在アプリではにじさんじコラボをやってますが、コラボ出場者を決定するトーナメントとコラボ記念杯は特に必見。にじさんじの中で誰よりもデュエプレを配信した男の戦いと振る舞いをどうかご覧頂きたい。
ちなみに茶b……寸劇の対戦相手が葛葉さんなのは恐らく上記の流れと、新弾が出ると2人で長時間遊ぶ仲であることからかと思います。やられ役も上手いなこの吸血鬼。そしてボルホワ先輩に食われるとか役得だな。
社さんとチャイカさんはこれまでの縁とデュエマプレイヤーという点ですね。上記のコラボ記念杯ではその実力を遺憾無く発揮してくれました。お披露目では要素が入りませんでしたがMtGでも仲良くカニバトルする間柄なのでこちらも是非ご確認を。
続いて遊戯王の話。
お披露目のどこで出た?という方の為に説明すると、「窮地に立たされた社長が地面から切り札をドローし召喚する」という部分が映画版遊戯王をオマージュした演出です。ニンテンドーラボロボットを組み立てる配信では映画をまだ見てない社さんが社長とチャイカさんにめっちゃ弄られてるのが印象的でした。
遊戯王のゲームとしては『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ レガシー・オブ・ザ・デュエリスト:リンク・エボリューション』を配信でプレイしてます。クソゲーと評する人もいますが社長は割と気に入っている模様。
その他、海馬瀬人と社長繋がりネタをしたりスパチャで殴られ高額カードを買ったり遊戯王のテーマ曲を歌いたい(=公式に抜擢されたい)と言ったりKONMAI語で弁護士バトルしようとしたりと雑談枠等での言及も多いのが特徴。でも社長の声質的には海馬社長より闇遊戯の方が似てます。
ようやく曲に入りますが『決闘』はゾイドワイルドのオープニングテーマ。
ボルホワ先輩を背景に歌う姿は本当にめちゃくちゃカッコイイんですが、歌詞がまた良い。重要な勝負でどうしても勝ち切れないことが多い社長と被っていてよくぞこれを選んだという感じです。ちょっとミスって精神ダメージ受けてたり後から原曲の方に声かけられて「わぁぁあああ!!」ってなってるのもまた良いもの。
ゾイドそのものについては玩具レビューを行ってまして、造形物(完成形)としての出来は勿論、組み立てる過程の楽しさも絶賛してます。
少年らしい純粋な目線、大人らしい広い視野、オタクらしい拘りを見抜く目を備えつつ初見の人にも分かりやすく語る社長のレビューは実に良いものなので是非ご覧頂きたい。
さて、これらを踏まえてこの台詞を見てみましょう。
「皆さん、あるんですよ! こう言う瞬間も! 人生には!!」
そう、あるんですよ。決して簡単ではない、表には見えない努力や苦労を積み重ねて、それでも好きを貫き通した人生には、こんな瞬間が。
無いなんて言わせない。だってこの人がそれを実現してみせたから。今我々の眼前にあるから。
社長は玩具会社の社長であり配信者です。夢を運ぶ人で自身が娯楽だというのは、葛葉さんとの作詞配信やその続編でも語っています。
他にも「好き」という言葉にまつわる話はこれまで幾らでもあって語り尽くせないのですが、それらが走馬灯のように流れる中、ひとつの結実を見せたのだと思うとそれはもう感無量な訳です。
最高だ。最高にカッコ良くて強い。それでいて信頼出来る人だ。有言実行であり無言実行でもある。
なお曲の後でデュエプレの宣伝をしてますが、別に案件ではないです。社長が勝手にやってるだけです。
ちなみに後日、デュエプレ公式大会の実況を担当しました。更に前述のバトルはデュエプレ運営といちから運営(オフコラボなので)の協力を得つつ社長のチャンネルで配信してます。
個人のコンテンツに掛ける愛と、企業としての付き合いや信頼感が実にマッチしてて本当に嬉しく思います。
社長の企業所属Vtuberとして色々と気を遣った振る舞いをしているのも見てきたので、その成果が出てて感無量です。
良かったね社長。ありがとうタカラトミーさん。ありがとういちから。
そしていつもの待機BGMで映されるボルホワ先輩カワヨ。
WITHIN:始まりとこれまでとこれから
「始まりの曲、出会いの曲」と言われた時点でもう涙腺崩壊しそうだったんですが、実際聞いてもうダメでした。
この1曲にどんだけのものを詰めて来るんだと思わせられました。
フルMV版までの流れと歌詞の意味等は以前書いた記事をご覧ください。
この記事で「これからも加賀美ハヤトは解釈一致とその超越を続けることでしょう」って書いてて、過去の私よく分かってんな、というか予想通りにしてくれた社長凄いなと結構本気で驚いてます。
この曲、確かに曲としてはフルMV版で完成してます。お披露目時のコンディション的に普通に歌っても十分な完成度を持ちます。
が、社長はお披露目で更に超えてくれました。
「皆様ー! また会えましたねー!!」
……いやね、これはちょっとやるかもなって想像してたんです。
Zepp福岡の感想文を見てもらうと分かる通り、あのWITHINはというかあのステージは完璧でした。ロックンローラーとしての加賀美ハヤトと代表取締役としての加賀美ハヤトがしっかり同居してました。
今回もそれをきっちり踏まえていました。あれから半年、配信では何度も何度も会ってましたが、また再び3Dの彼に会えました。
今の時勢はクソだと社長自らが言った時もあります。にじさんじのライブが中止になったり、3Dスタジオが使えなかったり、社長の本業に影響が出ただろうし、オフの楽しみであるバンド活動が出来なかっただろうしと様々な影響があったし我々の知らぬところでの苦労もあったことでしょう。
それでもこうしてまた社長に会えたことが嬉しくて咽び泣いてたら、ですよ。
「何度でも言わせてください。また会いましょう」
も〜〜〜〜この男は〜〜〜〜!!!!
ちなみにこの時点で確かもう3D配信(レバガチャダイパンとニンテンドーラボ)の予告がされていて、お披露目後すぐ後に京まふSMC組ライブの告知が出たので、本当にすぐにまた会えました。供給が……多い……!!
なおラスサビ前でジャンプしてますが、これもZepp由来です。あちらは正面からしっかりはっきり見えます。え、もう見返せないって?
そんなことありません! なんと今度! Zeppの円盤発売されるんですよヤッター!!
うっかり流行ってしまった「VtLを歌う加賀美ハヤト」の正解も見れますし、未だベールに包まれたままの新曲『PIERCE』も入ってるので発売されたら是非買ってください。(これを執筆している2020/10/03現在は情報待ち中)
で。感極まってYoutubeにコメント残しちゃったぐらい良かったのがアウトロです。要はラストの「All it is WITHIN」部分のシャウト。
そこまででも社長も感情滅茶苦茶こもってることが分かる歌い方しててこっちの感情もボロボロなのですが、このシャウトね、伸ばしてるんですよ。
フルMV版、そしてZeppの円盤がお手元に届いたらそっちもご確認頂きたいのですが、本来ここは伸ばしません。クリーンボイスで力強く言い切る形です。オケもそのような音になってます。
が、お披露目版では最後のWITHINをデスボで伸ばしてます。これ、第2回にじロック版と同じなんですね。
WITHINフル版の初出にして、「これが正解」とその時は言われた歌。しかし後に失敗と称された歌。
Zeppの時に変更されていたのを見て、ああここはこう直したのかと思いました。フルMV版であれはライブ版の特殊仕様ではなく、これがこの曲の真の完成形だったのかと思いました。にじロック版はプロトタイプだったのだろうと思っていました。
でもそうじゃなかった。
社長はこの3Dお披露目という一世一代の場に、これまでの集大成と呼べる本気の道楽の場に、もう一度このバージョンを持って来た。
普段から音や言葉を大事にする社長だから、ここに何の意図も無いということは無いと思ってます。真実は語られていないので想像するしかありませんが、あの日のリベンジかもしれないし、こちらも正解だぞと言いたかったのかもしれない。
何にせよ"あの時"は抹消されていなかった。「私の失敗は私の財産」と語る人がそんなことをする筈が無かった。
それをとても嬉しく感じました。
WITHINは始まりの曲。
活動の中で後半の歌詞が綴られ、にじロックやZeppを経て完成に至った、これまでを踏まえた曲。
そして「加賀美ハヤトの名刺」と称されている以上、これからも歌い続け、聞き続けられるであろう曲。
たった1曲の中に始まりと過去と未来がありました。
そしてその曲も終わり、あっと言う間に経った1時間の最後の挨拶。
これを聞いて、本当に心からこの人と出会えて、追っていて良かったと思いました。
「これからもにじさんじを、加賀美ハヤトを、やっぱりにじさんじを、宜しくお願いしまーす!!」
自分よりも箱を優先するような貴方が好き。
好きを思い切り振りまいてくれた社長が好き。
最高。そうとしか言えませんでした。
でも彼の言葉を信じるならば、最新の自分が最高だそうで。
ならば今後、このお披露目をも超える光景を見せてくれる日もいつか来るのでしょう。
その為に箱に貢献し、周囲をその気にさせて、自分を磨き続けるのでしょう。
強くて眩しいですがもう眼を逸らそうとは思いません。ついて行きます、造花が枯れるまで。
終わりに
今回載せきれなかったり、どこで言ってたか分からなくなったものも含めるとまだまだ「そういえばこんなこと言っていたな」という情報があります。
最新の京まふライブでも「そりゃそれが出来るならああいうことも出来ますよね!」みたいなこともやってます(ネタバレ防止につきふわっと表現)。
驚きと、納得と、解釈一致の繰り返し。それによる信頼と喜び。
推しだからこそ、追っているからこそ分かるこの激動の感情とその根拠の一端が稚拙な文章ながらも他の方にも伝わったなら幸いです。
そして宜しければ、まだであるならば一緒に社長を追いませんか。
今回はお披露目関係に絞りましたが他にも(頻度は低めですが)歌枠をやっていますし、様々なゲームや雑談枠もやっています。
きっと彼は後悔させません。また予想もしない新しい最高の景色を見せてくれることと思います。
まずは社長のYoutubeチャンネル登録、Twitterフォローをどうぞ。
「アーカイブが沢山あるけどどれを見たらいいの?」という方には、オススメBot(非公式・筆者の自作)のご利用もご検討ください。
勿論にじさんじには他にも大勢の素敵なライバーさんがいますし、そもそもにじさんじとは?という方は公式サイトをご覧ください。
各ライバーの詳細情報は非公式Wikiが詳しいです。
何かありましたら筆者のマシュマロやTwitterまでご連絡ください。
ここまで長々とお付き合いありがとうございました。良い潜在株主ライフがありますことを!
……さ、今日は社長は配信するかな! どうかな!
(2020/10/03初稿)