【シールドトリガーとホーリースパーク】
社長にトラウマを植え付けた「ホリスパ」。
何それ?という未プレイの方や始めたばかりの方向けに、ザガーン様耐久配信第1夜を例に説明します。
※こちらは社長や有識者リスナーが何を言っているかを理解することを目的としています。
実戦で強くなる為の解説ではないことをご了承ください。
今回はシールドトリガー、ホーリースパーク、耐久配信時の立ち回り(詰め部分のみ)に着目して説明します。
デュエマやデュエプレの基本ルールは社長のデュエプレ初回配信で紹介されているので詳しく知りたい方はそちらをご参照ください。
以下が今回題材となる配信です。
(Youtubeの公式機能を使って埋め込んでいるので再生数は本家に寄与されます。じゃんじゃん再生してください)
5:00から対戦開始なので未見の方は最初にざっと流し見をお願いします。以降、当然のようにネタバレを含みます。
また、セクション毎に畳んでいますのでそこはもう知ってる!という方は読み飛ばして頂いても構いません。
1.大前提:デュエマの勝利条件
まずどうやったら勝ちなのかということをおさらいすると、
「クリーチャーで対戦相手にアタックし、シールドを全部ブレイクした後、更に対戦相手にアタックしたら勝ち」
です。
クリーチャーというのはザガーン様を始めとする場に出るモンスターのことです。
シールドというのはバトル開始時にプレイヤーの前に伏せられたカード(初期は5枚)のことです。
「盾」という名の通り、プレイヤーにアタック時、シールドがある場合はまずこちらがブレイク(破壊)されます。
通常は1アタックにつき1枚のシールドがブレイク出来ますが、ザガーン様などが持つ「W(ダブル)ブレイカー」という能力は文字通り2枚ブレイク出来ます。更に進化先のバロムは「T(トリプル)ブレイカー」という能力持ちでこちらは3枚一気に割れます。
但し例えば相手の残りシールドが1枚の時にWやTブレイカーでアタックしてもトドメにはなりません(この場合シールドが1枚だけ割れます)。
ちなみにシールドを回復する(新たなカードをシールドとして伏せる)効果も存在しますが、登場頻度は少なめなので今は気にしなくて構いません。
ポイント
・基本的に6回(シールド5枚+トドメ1回)相手にアタックすればいい
・WやTブレイカー持ちがいると一気にシールドが割れる(必要アタック回数が減る)
2.基礎:シールドブレイクとシールドトリガー
ブレイクされたシールドのカードはそのプレイヤーの手札に入ります。
つまり相手にアタックするというのは勝利に近付く一方、対戦相手の手札を増やすということになります。
動画9:00で社長が「とにかく(クリーチャーを)並べて一撃で決める」と言っていますが、このターンでは攻撃していませんね。
一見相手の場がガラ空きで攻撃のチャンスに見えますが、散発的に攻撃すると相手の手札が増え、行動の選択肢が増えてしまいます。
なので「アタック出来るがしない」という行動はよく見られます。
また、シールドトリガーという能力を持つカードがあります。
テキスト欄に「Sトリガー」と記載されているこの能力を持つカードは、シールドブレイクされた時、そのままノーコストで発動出来ます。
つまりクリーチャーなら場に出し、呪文なら撃てます。
(発動しないことも選べます。その場合はSトリガー無しのカード同様手札に入ります)
これが非常に重要かつ強力で、時に戦況を全てひっくり返します。(フラグ)
なので「何のSトリガーが発動しそうか」を考慮したアタックが必要です。
社長がよく相手のマナゾーンや墓地のカードを見ていますが、これは「相手のデッキに入っているカード」と「今手札やシールドに入っている可能性があるカード」を確認する為です。
(デッキには同名カードは4枚までしか入らないので、例えばマナに2枚、墓地に2枚同じカードがあったら、手札にもシールドにも無いと確定出来ます)
ポイント
・ブレイクされたシールドは手札に入る
・手札が増える=可能性が増える、ということなので無闇にアタックしてはいけない
・アタック時は何のSトリガーが発動する可能性があるか、発動したらどうするか考える
3.実戦読み解き:詰め部分
動画9:00、相手がクリーチャーを多く出すデッキではないと判断して、社長はアタックせずにクリーチャーを並べていきます。
次の相手ターン、サーファーを出して社長のクリーチャーを減らし、更にヴァシュナでアタック。これで社長のシールドは0になったのでヴァシュナは置き物と化しました。
※アクア・サーファー:場に出た時、相手のクリーチャー1体を手札に戻す。
※剣舞の修羅ヴァシュナ:相手のシールドが1枚以上無いとアタック出来ない。
次の社長のターン、デーモンハンド(デモハン)を引いた為除去が可能です。更にこちらの手元にもサーファーがある為バウンス(手札に戻す)も出来ます。
※デーモン・ハンド:相手のクリーチャー1体を破壊する。
10:38、アタック時の負け筋考察をしています。
相手のシールドは5枚、こちらのクリーチャーは6体なので1体でも攻撃出来なくなるとトドメが刺せません。
サーファーは前述の通りバウンス、コロンは出現時1体をタップさせるクリーチャーカードです。次の相手ターンには召喚酔いが解ける為、これらが出てしまったらその時点でトドメが刺せない上に敗北決定です。
※召喚酔い:召喚された(場に出た)クリーチャーはそのターンは攻撃出来ないというルール。Sトリガーで召喚された場合、相手ターンで召喚されるので次の自分のターンでは酔いが解けて攻撃可能。
そこで社長はヴァシュナを自分のサーファーでバウンス、相手のサーファーをデモハンで倒します。
ヴァシュナを放置すると返しのターンでバロムに進化され自陣が全滅する可能性がある為です。
ヴァシュナにデモハン、サーファーバウンスではないのは再度サーファーを使われてバウンス返しをされるのを嫌った為かと思います。
※悪魔神バロム:場に出た時黒以外のクリーチャーを全て破壊する。デーモン・コマンドから進化。
そしてアタックに入ります。もう1ターン待って7体で攻撃しないのは返しのターンで何かしらクリーチャーを減らされることを危惧してのことかと思います。例えばもし再度サーファーでも出されたら結局同じ展開になってしまいます。
「後は流れで」はつまり「運次第」ということですね。
11:30、奇跡的に何のSトリガーを踏まずに3枚割ることが出来ました。ここで社長は続けて攻撃せずにターンエンドを選びます。
相手のシールドは残り2枚なので、必要クリーチャーは最低3体。
次の自分のターンで攻撃した場合、残る2枚が両方サーファーかコロンでも必要クリーチャーは5体。デッキの構成上、相手にターンを渡しても3体以上の除去されることも無いという判断ですね。
事実、次の相手のターンでは何の除去もされませんでした。つまり相手側もシールドお祈り状況です。
……今思えば、ここで相手が降参せずお祈りしていたというのもある意味フラグだったのかもしれません。
ただ確率論から言えば社長の判断は非常に的確です。(搭載され得る枚数を考えると、サーファー+コロンの方がシールドに含まれている可能性が高い)
12:30、信じてアタック。実際これ以上の対処は取れないので社長もお祈りする他ありません。
Sトリガークリーチャーももう怖くありませんし、きちんとパワー1000のクリーチャーからアタックしてバーストショット(パワー2000以下全部破壊)もケアしています。
負け筋はホーリースパークだけでした。
……本当にホーリースパークだけだったんです。
※ホーリースパーク:相手のクリーチャーを全てタップする。
アンタップ(起きている)状態でないとアタック出来ないのに、これを踏むと皆寝る。そりゃトラウマになるわ。
ポイント
・最後まで諦めない
・時には割り切りも必要
・配信時の社長には音声認識機能が付いている可能性がある
次回! ホーリースパークの真の恐ろしさを知る?! 乞うご期待!