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カードゲーム以外でも使用しがちな言葉
■丸い
「無難な」とか「選べる範囲内での最善手」とか「良さそう」という意味。
普通に使ってる人もいるが実はTCG(MTG)発祥説がある。
対義語は「尖る」だが社長はあまり使っていない。
■択(たく)
「(相手の選択を読んで)選択しなければならない」のような意味。大抵はそれを間違えると致命傷になったり大チャンスを逃す時に使われる。
つまり「ここは択ですね」と言っていたら「相手が何をするか予想して、次の行動を選択しなければならない(外したらピンチ)」ということ。
こういう時の社長は大体五分五分だからハラハラしながら見守ろう。
■諸説ある/諸説
「他にもっと良い手段があるだろう(が、自分はこれを選ぶ)」のような意味。
「択」が「今迷っています」で「諸説ある」は「迷いながらも答えを出した」状態と思っていい。
大体「加賀美を信じてください!」とセットで使われる。
実際有識者の間でも判断が分かれることはよくあるので、最善と言い切れない場合でも自信を持ってこう言っておこう。
■メタ
1)「メタゲーム」の略。ざっくり言うと「盤外戦」、つまり環境や相手の性格などから有利な状況を生み出すこと。
動詞としては「メタを読む」「メタる」のように使う。
例「エクスはヒヒダルマが好きだから先頭で出して来るだろう。だから初手アーマーガアでメタる」
2)1から転じて、ある特定の相手に強力な効果を及ぼすもののこと。その中でも最上位を「トップメタ」と言う。
メタが的中する(実際に効果を発揮する)ことを「メタが決まる・刺さる・当たる」などと言う。
例「赤スパチャは加賀美にとってトップメタ」
■ぶっ刺さる
メタが決まった・弱点を突いた状態のこと。
例「寝坊の指摘は今の加賀美にぶっ刺さるんでやめてください」
例「さてはこれザガーン様ぶっ刺さってるな?」(=相手はザガーン様に対応出来なくて困ってるな?)
■環境
そのゲームにおける流行、何が使われているか、どんなプレイヤーが多いかなどを指す言葉。
TCGに限らずオンライン要素のあるゲームなら大体どこでも使われる。
最もよく使われている(つまり勝ちやすい)構成を「環境トップ」、使用率が高い構成を「環境上位」などと呼ぶ。
環境上位がメタられる→そのメタデッキを使う人が増える→さらにそのデッキをメタるデッキが増える……と徐々に変化していくのが良い環境と言われている。
■事故
運絡みの効果で悪い結果が出ること。
例えば手札に序盤で使えないカードが沢山来るとか、配信中に1ターンキルデッキを使う相手に遭遇するとか、ポケモンレート戦で3タテ食らうとか、先輩に突然雑絡みされて対処に失敗するとかはみんな事故。
どんなに対処しても何かしら事故は起きるものなので、原因を分析して改善方法を考えたら後は引き摺らずに次へ行こう。
■ランク/ランク帯
そのゲームのプレイヤーを実力に応じて区切ったもの。FPSやポケモン等、対人戦要素のあるゲームで広く使われる。「レート」と呼ばれる場合もある。
このランクが変動する戦いを「ランク戦/ランクマッチ」などと呼ぶ。
ランクのある一定範囲(特定ランクの一部の層だったり、複数のランクだったり)が「〇〇ランク帯」と呼称される。
「27歳ランク帯」「アラサーランク帯」は各々の年齢をこのランクに当てはめたもの。
■好きなことをやった方が勝つ
TCG界の格言のひとつ。
どんなゲームにおいても対人戦において『自分のやりたいことをやる』と『相手の嫌がることをする』は基本戦術となる。
TCGの場合このやりたいこと・嫌がることが強力で実現しやすく、万一実現出来なくてもフォロー可能なデッキは強い。
例えばデュエプレで強いとされるバジュラ(連ドラ)デッキは
・龍の呼び声等によりマナが稼ぎやすい(=実現しやすい)
・進化元のドラゴンが豊富でそれ単体でもかなり優秀(=バジュラが引けなくてもフォロー可能)
・出現すれば確実に相手のマナを2減らす(=相手が嫌がることが出来る)
・トリプルブレイク(=最大3回殴れば相手は負ける=勝利までの手順を半減出来る)
と、この条件に強力に当てはまっていることが分かる。
そして人生においても好きなことをやった方が楽しい。「好きならやってみましょうよ」って社長も言ってた。
■ティア(Tier)/ティアー
「段位、段階、序列」の意味。ゲームにおいて、対象がどの程度の強さなのかを示す言葉。ランク帯が主にプレイヤー自身の強さを示すのに対し、ティアはカードや武器等ゲームで使うアイテムそのものに対して使われることが多い。この「強さ」は環境次第の相対的なものであり、同ティアに複数のアイテムが含まれる場合もある。
ティアの度合いは後ろに続く数字で示され、「ティアワン(Tier 1)」は一番上の段位、要は「最強」ということ(数字が小さい程ティアが高い=強い)。また「ハイティア(High Tier=高ティア=強い)」「ローティア(Low Tier=低ティア=弱い)」という表現をされる時もあり、APEXのエリア説明などで用いられている。
例「ぶつ森の住民をティアー分けするのはやめろ!」
例「にじさんじチョコの中で社長のシールはティア1」
■ワンキル/OTK
「One Turn Kill」つまり「1ターンで殺す(倒す)」こと。
遊戯王の「初手エクゾディアワンキル」が有名。これはひたすらドローやサーチするカードをデッキに入れ、特定のカード5枚を手札に揃えると勝利する『封印されしエクゾディア』を集め、最初のターンで勝つという戦法。
TCG以外でもとりあえず1ターンで殺したらワンキルとされる(例:社長のポケモン剣盾DLC2での大マックスアドベンチャー・ジカルデ戦)。但しFPS等の場合「ワンキル=1 Kill=1体倒した」の意になるので文脈で判断しよう。
なお「ワンパン(=1パンチ)」は「一撃で殺す(倒す)」のことなのでこちらも使い分け注意。
■カードゲーマーの悪い所を煮詰めたような男
「社築」のこと。初出はデュエプレの「にじさんじコラボ杯」。
社長の初タイマンコラボ相手であり、ユニット「ダブルスリーブ」を組む間柄であり、MTG警察の恐い方であり、社長ととても仲の良いライバーの1人である。
普段は明朗で頭の回転が早く体力があり声がでかいオタク君であり音ゲーレトロゲーを始めとしたゲーム全般に強いのだが、その中でもTCGに関しては自他共に認める冷徹なマシーンである。
・無課金で強くなろうとするプレイヤーに厳しい
・デッキに不必要なカードは「要らん」とバッサリ切り捨てる
・同じMTG警察でも加賀美は情に訴える余地があるが社には無い
・デッキをコピーする時は完璧にコピーしろと息子(葛葉)に指導する
・加賀美とチャイカは時折ふざけたりしながら楽しくデュエルしているのに、社は低い声で淡々とステップや行動宣言をするだけ
・本当にゲームが楽しいと黙る(TCGに限らない)
・対戦中、長考している社に声を掛けても生返事しか返って来ない
・MTG中の社に声を掛けるのは食事中の熊にちょっかいをかけるのと同じ
・絡め手好きに見えて実は速攻が好き
・相手の嫌がることを徹底的に行う
・「カードゲーマーの悪い所を煮詰めたような男」は自称である
などなど、戦慄のエピソードには枚挙に暇がない。
■「加賀美ハヤトを信じろ」
社長の公式プレイマットを利用した遊戯王非公認大会優勝者からのありがたい一言。
ちなみにこの時使用された「罠型コード・トーカー」とは「相手を妨害しつつ理想的なモンスター展開をしてワンキルする」という、使うのは難しいが強力な環境デッキ。
社長を信じれば大会優勝も出来るし大抵のことは乗り越えられるのである。(※効果には個人差があります)
■ヘヴィ・デス・メタル/チェンジゲッター/ボチヤミサンタイ/MoMa/桃園の誓い
社長の手術レポの途中、ニコニコ動画だったら書かれていたであろうコメント達(+説明文)。
一見するとカードと無関係な物もあるように見えるが、いずれもTCG絡みかつ「3」から連想される言葉である。
・ヘヴィ・デス・メタル:デュエマのデッキ。「龍神ヘヴィ」「龍神メタル」「破壊神デス」という3種類のカードを切札としている。
このクリーチャーはリンク能力を持ち、指定の位置(例えば「龍神ヘヴィの右横」など)だと追加効果を持つ。この3枚がリンクして並んだ状態のこともこの名で呼ばれる。
なお音楽分野で言うと「デスメタル」は「ヘヴィメタル」の一種らしい。この辺のジャンル分けは非常に難解なので各自確認を求む。
・チェンジゲッター:アニメ『ゲッターロボ』シリーズにおける分離合体機構時の掛け声。
物凄くざっくり言うとゲッターロボは3機のメカ(ゲットマシン)が合体して出来上がる。素早い分離・別形態への変形をしながら敵を倒すのがこのロボットの見所のひとつである。
運営終了済みではあるが『クルセイド』というカードゲームシリーズに参戦しているのでTCG用語。ということにする。
・ボチヤミサンタイ:遊戯王またはデュエマの呪文(口上)の略称。
遊戯王→「墓地に闇が3体のみ存在する場合、手札のダーク・アームド・ドラゴンを特殊召喚!」。概ね文字通りの内容であるが、困難なように見えて案外簡単な召喚条件だった為に制限カードになった時もある(後に釈放)。
デュエマ→「墓地進化GV(墓地から闇クリーチャー3体を選び、その上に重ねて場に出す)」という効果を持つ「大邪眼B・ロマノフ」の召喚口上。「メテオバーン(自分の下にあるカードを墓地に置く)」により最大3枚の相手の手札を山札の下に置く効果とT・ブレイカー持ち。強い。
・MoMa:MTG史上最強にして最凶のコンボデッキ。1人でひたすら手札をぶん回しマナを増やして止めを刺す。まさに「詰みコンボ」のひとつである。
「並のデッキでは対策不可能」「MoMaに勝つにはMoMAを使うしかない」という「MoMaの冬」と呼ばれる環境を生み出した。
1ターンキル率5%超えという恐ろしさは「コイントス、マリガンチェック、先手第一ターンの3ステップでゲームが終わる」と揶揄される程だった。
・桃園の誓い:赤字コメではないが記載しておく。
三国志演義において蜀の劉備・関羽・張飛の3人が宴会にて結んだ義兄弟の誓い。「生まれた時は違えども、助け合い、死ぬ時は同じ時に死のう」という契りである。
なおMTGには「桃園の契り/Peach Garden Oath」というカードが存在する(MTGには三国志演義モチーフのカードセットがある)。こちらは「あなたがコントロールするクリーチャー1体につき、あなたは2点のライフを得る」という回復呪文。(あんまり契り感が無い)
■福袋
概ね年始に売られる、店舗が複数の商品を1袋にまとめて内容を明かさない状態で売る販売形式。形状により「福箱」などとも言われる。
一般的にイメージされる服やゲームの福袋はハズレも含まれていて交換前提などの風潮もあるが、TCG界隈、特に高額な福袋の場合はやや事情が異なる。
というのも3桁万円クラスの高額福袋は主要顧客層は配信者であり店舗の宣伝を兼ねていることが多く、ほぼ確実に価値で言えばプラスとなる商品が入っている。またTCGの場合、高額シングルカードは売れれば大きな利益になるが買う人がなかなか現れないというある意味不良在庫になっていることが多く、そういうカードを福袋に入れることで買った人は得した気分になり店は在庫処分が出来るというWin-Winの関係になっている。
また、夜見さんとの遊戯王福袋開封配信、社さんとのMTG福袋開封配信の両方で見て取れるように、「ブラックマジシャン&ガールセット」「過去のブースターパック全種」「少数精鋭+にじさんじ繋がり(パワー9、パワー10、PSA10タミヨウ等)」など、1袋毎に何らかのコンセプトを持たせた面白みのある構成になっていることもある。
■1:1交換(いちいちこうかん)
自分のカード1枚で相手のカード1枚に対処すること。「プラスマイナスゼロ」とほぼ同じニュアンス。
それぞれの数字が自分と相手に対応しており、例えば自分のカード1枚で相手のカード3枚に対処すると「1:3交換(いちさんこうかん)」となる。
カードゲームは使用出来る手札が常時限られており、出来るだけ少ない枚数のカードで相手の多くのカード(クリーチャー等)を対処出来た方が強い。逆に、自分のカードを複数枚使って相手のカード1枚に対応するのは不利な状況と言える。
1:1交換は基本の行動なので「問題無い」というフォローの意味として使われることもある。(実際は頭数は同じ1でも能力差があって完全に損得無しと言える状態は少ないが、それらに目を瞑る為の用法でもある)
例)(APEX中、交戦により自分が死んでも)「あっちの1人を倒せたから1:1交換、大丈夫大丈夫」
■アド(アド損/爆アド/イラストアド)
「アドバンテージ」の略。ざっくり言えば「優位性(を持っている/が高い)」のこと。自分の有利に繋がる状況・行動・効果のことを指す。
詳細に分けると「カード・アドバンテージ」「テンポ・アドバンテージ」など様々。単にアドと言った場合カード・アドバンテージを指すことが多く、例えば1:2交換が出来るカードや複数枚のカードをドロー出来るカードはアドである(アドが高いとも言う)。テンポ・アドについては「マナカーブ/テンポ」の項参照。
「アド損(ぞん)」は優位性を損ねること。「爆(ばく)アド」は優位性が非常に高いこと。
「イラストアド」は(カードの効果はさておいて)イラストが綺麗だったり自分好みだったりで優位性を持っていること。
例「1枚で最大3ドローは爆アド」
例「イラストアドを考慮したらナーセットは日本語版を使いたい」
■役割/仕事
「そのカードでやるべきこと・デッキに入れた意味・目的」。一般的な日本語と同じく「役割を持っている/仕事がある」「役割を果たした/仕事をした」「役割を持たない/仕事できない」などと使われる。
TCGではデッキに入った全てのカードには(理論上)役割が存在する。ダメージソース、相手からの攻撃を防ぐ、ドローの進行など様々だが、状況によって取捨選択を迫られる。その際に考慮されるのが「役割」、役割を果たせるかどうかが「仕事」である。
例えば「ブロッカーを破壊する」という効果を持ったカードは、対戦相手がブロッカーを多く積んだデッキの場合では大きな役割を持つが、そうでないデッキの場合は役割を持たない。この為、後者の対戦ではマナ送りにする・ハンデス対象に選択するなど効果を使用しない(=本来期待した役割ではない)方向で扱われる。
ちなみにTCGではないがポケモンの対戦においては「役割論理」という戦法があり、ネットミームの一環として一部で有名。
ポケモンの特徴を把握して頻繁に交換を行い有利な対面を作り続ける「サイクル戦」、可能な限りダメージを与えて自分より早く相手の役割を崩壊させる「ダメージレース」を重視しているのだが、「最高火力の技を積む」「すばやさ(S)に努力値を振らない」「補助技を使用しない」「特殊な語法を使う」などの強烈な教義がある。(補助技=ダメージを与えず能力だけを上下させる「つるぎのまい」や状態異常を引き起こす「ねむりごな」等)
社長も内容把握はしているらしく脳筋として好相性な部分もあるのだが、それ以上のロマン構築を求める為に配信上では実践されていない。
例「相手のデッキを見る限りこのカードは仕事しなさそうなのでマナに置いちゃいましょう」
例「そいつは私に役割を持っている」(=とても自分好みのキャラの意)
■ダメージレース
「相手へダメージを与える速度(の上下)」のこと。
例えばMTGでは20点のライフを0以下にすれば勝ちだが、自分は5ターン後に20点を削る手段を持っていても、相手が毎ターン5点のダメージを与える盤面だった場合、対処しないと相手の方が早くこちらのライフを削り切るので負けてしまう。これが「ダメージレースで負ける」状態。
実際には盤面のクリーチャーだけでなく呪文による直接攻撃も考えられるが、デッキタイプ等でどれぐらいのダメージが出るかは概ね想定可能であり、それにより有利・不利を判断しての行動が求められる。
例)「ダメージレースで負けるのでT・ブレイカーは何としてでも処理しないといけない」
■壊れてる/ぶっ壊れ
「環境(ゲームバランス)を壊す程のカードパワー(能力等)を持っている」という意味。
単純な強さだけでなく、後に禁止カードになるのでは?という危機感混じりのニュアンスで使用されることもある。
例)「MTGのパワー9はぶっ壊れカードの象徴」
例)「新弾で出たこれ壊れすぎでしょ」
■「伝説って?」「ああ!」
アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』第106話で主人公の十代と後に親友となるヨハンとの会話の一節。
十代「カーバンクル?」
ヨハン「伝説上の生き物さ」
十代「ふーん、伝説って?」
ヨハン「ああ! それってハネクリボー? それじゃ君が遊城十代?」
という会話のドッジボールが深い印象を残しネットミームとなった。(「それってハネクリボー?」の方もよく使用される)
社長とやしチャイ及びそのリスナー間では最早定番のやり取りであり、「ぬるぽ」「ガッ」と同様に即時反応を求められる合言葉のようなものとなっている。何ならライバーが「伝説」という単語を言っただけでリスナーがこの問答を始める場合もある。
なお社長は「伝説」の部分を改変し「〇〇って?」と振って来ることもあるので上手く空気とタイミングを読んで反応しよう。(ちなみに本当に疑問を示す場合は「〇〇?」「〇〇って何ですかね/何でしょうね」などと言う場合が多い)
■「ずるいぞ〇〇兄ちゃん!」
→『Library of Alexandria』の項を参照。
■社長
大体の場合、遊戯王の海馬瀬人社長のことを指す。TCG枠に限らず雑談枠でも基本そう。
一応選択肢として田角社長(いちからCEO)、Taka社長(NIJISANJI IDのライバー)も入るのだがこちらは区別の為に概ね名前付きで呼ばれるので「社長」とだけ言ったら99%海馬社長のことである。(当然自分のことをそう呼ぶこともない)
またツダケンボイスは大体社長と認識する。詳細や「ブルーアイズ!!」のシャウトでお馴染みのカードについては『青眼の白龍』の項参照。
■長考
文字通り、長い時間考えること。主にリアルでの対戦中に使用される言葉。
対戦中、各種戦略戦術を練る為に時間を要する場合があるが、長い間黙ったままだと対戦相手に不審(心配)に思われる為、「長考入ります」などと一言伝えることが望ましい。
逆に言えばこう言った時はその人にとって検討が必要なピンチな状況である。苦悶する様子をニマニマしながら見守ろう。
なおオンライン対戦(アプリでの対戦)では基本的に制限時間が設けられており、時間が来ると強制的にゲームが進行する。
一方でそれだけの時間は常に確保されている為、「そのターンでやることは瞬時に決まっているが、それ以降のターンでどうするかを検討する為に敢えて制限時間近くまでプレイをせず思考する」という行動がよく見られる。オンラインでは対戦相手のリアルな表情が見えない分、このような些細な行動での読み合いやブラフが多く発生する。
■ブラフ/三味線(しゃみせん)
ブラフ(Bluff)とはハッタリ、虚勢、脅し文句のこと。
三味線とは「口三味線をひく」の略であり、意味合いはブラフと同等である。
例えば本当は打ち消し魔法を持っていないのに持っていると思わせるような間を空ける、わざと長考してあたかも選択肢があるように見せかけるなど、実際のカードプレイとは別に言動により相手を惑わせ有利な状況を作る行為がこれに当たる。
TCGにおいてはルールとゲーム進行を阻害しない範疇でのブラフは問題が無いが、あまりにダイレクトな物言いは嫌う人もいる為、友人戦でもない限りは匂わせる程度にした方が望ましい。
一方、配信においてはブラフは面白さを生む要素のひとつであり、即座に嘘とバレるようなものも含めて飛び交っている。
■イキりプレイ
対戦前や対戦中にさも勝ったかのような傲慢な言動をすること。もしくは勝利後に傲慢な態度を取ること。所謂「煽りプレイ」である。
社長の場合「勝ったな」「口程にも無い」「なかなか見所はありましたよ、私には到底及びませんでしたが」など悪役感溢れるボイスで告げられることが多いが、大抵は直後に敗北して「クソォ!!」と悔しがるまでがお約束となっている。所謂「即堕ち2コマ」。
CPU戦のみ、または対人戦では気心の知れた相手に対してのみ行うことが望ましい。
ちなみに優勢な状況を見て「勝ったな〇〇してくる(「風呂入ってくる」「飯食ってくる」これらが混ざって「風呂食ってくる」など)」というチャットが流れることもあるが、これはイキりというよりも「負けフラグ」である。
また、対戦中に「これはいけるのでは?!」などと(傲慢さは無く)純粋に展開を楽しんでいる場合もあるが、これもイキりプレイではない。
■友達は別売り
TCGやアナログゲームをプレイし始める障壁のひとつ。カードは買えるが一緒に遊ぶ相手は買えない(便宜上別売りと言っているが当然金で買うものではない)という悲しみを示した言葉。
しかしショップでの対戦会、Discode等を利用したオンライン対戦会、各種アプリ(所謂デジタルカードゲーム)によるプレイなどがある為、最悪友達がいなくても始められる。気になった人は気軽に始めてみよう。
なお、高額カードまでもを利用したガチ勝負ができる友達はまさにプライスレス、どんなレアなカードよりも価値がある。大人になってからそれを得た(しかも複数人!)社長達は本当に幸運の持ち主である。
デッキ構築で使われる用語
■デッキ/紙束
元は「(トランプのカードの)ひと組」。ゲームで使うカードの集まりのこと。対戦中は「山札」と同義。
MTGだと最小40または60枚(フォーマットにより異なる)、最大上限無し。デュエマだと40枚。WIXOSSだと40枚のメインデッキと10〜12枚のルリグデッキの2つを同時に使用するなど、タイトルにより枚数や構築が異なる。
MTGではデッキのことを「ライブラリー」と呼ぶ。これはMTGにおいてカードは呪文書であり、デッキは呪文書が集まっている書庫や図書館(そしてプレイヤーは呪文書を操る魔術師)という設定に基づいている。この為、他タイトルにおいても山札切れを「ライブラリー・アウト(LO)」と呼ぶことがある。
どのようなデッキを組むかがTCGにおける最大の醍醐味だが、様々な要因であまり強くないデッキが出来上がることもある。
これを揶揄した表現が「紙束」であり、文字通り「何の役目も果たさない紙の集まり」の意。
例「これただの高い紙束だな」
■◯積み/◯投(◯は数字)
デッキの中にそのカードが何枚入っているかを示す言葉。例えば「3積み」なら「3枚入っている」ことを指す。「投(とう)」は恐らく「投入」の略で同じ意味。
MTG、デュエマ、WIXOSSでは基本的に同名カードは最大4枚まで入る(MTGの基本土地は枚数制限無し)。この為「4積み」は「上限まで入れる強気の姿勢」というニュアンスを含む場合もある。一方、1枚のみ入れる場合は「ピン差し」と呼ばれることが多い。
例「ザガーン様は当然4積み」
例「デモハンは脳死4投」
■デッキレシピ
デッキの構成(カードの種類や枚数の内訳)を記録したもの。
大会等への提出用は「デッキリスト」、プレイヤー同士の共有用は「デッキレシピ」と感覚的に使い分けられている。
■コピーデッキ/コピーデッカー
他者の作ったデッキをそのまま利用したデッキ。また、それを利用する人(Deck + erでデッカー)。
にじさんじでは葛葉が自称している他、社築は「コピーするなら完全にコピーしろ」と教えを与えている(その時の様子)。
実際に強いデッキは強いのだが、時折回し方にコツを要する為にデッキをコピーしただけでは勝てないデッキというのも存在する。また社の言う通り下手に一部のカードを変えてしまうとバランスが崩壊し本来の動作をしなくなる場合もある為注意が必要(但し前述の葛葉は変更を敢行、メタに刺さる構築となった)。
勝利の為に強いデッキを使うというのは間違いではなく、デッキコピーは悪いことではない。「他人の褌で勝った」などと揶揄する人もいるが、大抵のプレイヤーは誰かのデッキレシピを参考にしているものであり、いちからデッキを組める人はそう多くはない。だがだからこそ「オリジナルデッキで勝ちたい」という願望を持つプレイヤーが出るのも必然であり、そのような人々によって日夜デッキ研究が進められている。
■4c
4色(4color)のこと。
MTGのカードは「白/青/黒/赤/緑」の5色のいずれか(または複数)を持っている。
デュエマのカードも「光/水/闇/火/自然」の5文明のいずれかに属しており、こちらも通例としてMTGと同じ色で呼ばれる。
普通は1〜2色、多くても3色なのだが、4cはこの中の4色のカードを入れちゃう欲張りデッキ。「色んな種類のカードが入ってて色んなことをしてくる状況」と思おう。「4cスパチャ」もつまりそういう状況。
(でも実際に多色デッキを使うと事故りやすいのでハイリスクハイリターン)
但しデュエプレではルール上、マナの色制限が緩いので4色、何なら5色デッキも結構見る。
ちなみに色の組み合わせ毎に名前が付いてるけど最初は分からんと思うので、よく使うものだけ覚えるか画面見て察するか調べるか有識者に訊こう。
話題に出やすいやつ↓
・白青黒「エスパー」
・白青赤「ジェスカイ」
・青黒緑「スゥルタイ」「アナカラー」
・青黒赤「グリクシス」「クローシス」
・青赤緑「ティムール」「シータ」
・黒赤緑「ジャンド」
■マナカーブ/テンポ
各コストのカードが何枚デッキに入っているかを示したものがマナカーブ。棒グラフで示された時カーブを描いて見えることからこう呼ばれる。
MTGやデュエプレのように基本的に毎ターン1ずつマナが増えるゲームにおいては、3マナか4マナを頂点に緩い山を描くのが美しいマナカーブとされている。
だが実際はアグロデッキなら2マナが突出した崖状だったり、マナブーストやコスト軽減があるデッキではデコボコだったりと、カーブと呼べない形状になっていることもある。要はちゃんとデッキが回ればよいので綺麗なカーブに固執する必要は無い。
対戦中においては「毎ターン1マナ増やす→そのターンのマナを使い切る」という動きが「マナカーブに沿った動き」として推奨され、これを「テンポ(を取る/通りに進む)」という。そのターン何もすることが無かったり(=スキップ)、マナを余らせたりするのを「テンポロス」と呼び大抵は不利な状況と言える。
しかしデュエプレのように相手にダメージを与えるデメリットが大きい(相手の手札が増える or シールドトリガーで逆転される可能性がある)場合や、前半でテンポロスしても巻き返せるカードを持っている場合などは無理にテンポを取らない戦法もよく利用される。
■レアリティ
「カードの珍しさ、入手しにくさ、希少度」または「カードの加工仕様」を示したもの。タイトル毎に段階や名称が異なる。
MTGは「神話レア・レア・アンコモン・コモン」の4段階(特定のセットでは「スペシャル」も存在)。
デュエプレは「スーパーレア(SR)・ベリーレア(VR)・レア(R)・アンコモン(UC)・コモン:(C)・プロモ:(PR)」の6段階。紙の方はもっと多い。
基本的に「パックから出る確率の目安」に則っており、例えば紙のデュエマなら1BOX(30パック)あたり、SR以上5枚、VR7枚、レア以上1枚以上保証となっている。
実際のカードの希少性は発売枚数や入手難度により上下する為、このレアリティがそのまま当て嵌まる訳ではない。
また、遊戯王では加工仕様のことを指している場合が多く、ただでさえ公式データベースの種別が20種を超える上に、公式データベース上ではただの「シークレットレア」で登録されているが実際はカード名が青色の「シークレットレア SPECIAL BLUE Ver.」(ブルーシークレット/ブルシク/青シク等と呼ばれる)などの細分もあり非常にややこしい。
基本的にはレアリティが高い方がカード性能は高い(強い)が例外も存在する。
低レアカードで固めつつも勝てる安価なデッキを初心者向けとして勧める場合も多い。
■パラレル/ホロ/フォイル(ホイル/Foil)
表面に光沢加工がしてあるカードのこと。
多くの場合はノーマル等低レアリティカードの光沢加工版(低確率でランダム封入されている場合が多い)を指す。タイトルによっては加工だけでなくイラスト自体が違うもの(キャラクターがアップになっている、カードテキスト等の枠の上にイラストが被さる等)もある。
シークレット等高レアリティカードにも光沢加工が施されている場合も多いが、こちらをパラレル等と呼ぶかは界隈による。両方を含む場合は「光っているカード」「キラキラしたカード」などと呼ばれることも。
前述の通り低レアの中でも珍しめなカードであり、多少値段が上がる(そもそもパラレルでなければ値段が付かないぐらい安いものもあるが……)。
全てのカードが光っているデッキを「フルホロデッキ」などと呼び、愛と財力の象徴として自慢の種になることも。一方で対戦中心のプレイヤーにとってはわざわざ光らせる必要は無く、摩耗や反射の関係上パラレルの使用を好まない人も居るとか。
どのような光沢加工が施されているかはタイトルや発売時期によって異なる為、見比べるのも一興。WIXOSSのシークレット版などは擬似エンボス、ラメ、金の箔押し等の印刷加工技術が駆使されており見応えがあるので一度見てもらいたい。
■オシャピン(オシャレピン差し)
「ピン差し」とは「デッキ内にあるカードを1枚だけ入れる」ことを指す。
MTG、デュエマ、WIXOSSなどではデッキに入れられる同名カードは4枚までというルールがあり、有用なカードは4枚か3枚、性能次第で2枚というのが基本であり、1枚投入はあまりされない。これは、特にデュエマやWIXOSSではシールド/ライフクロスに入ってしまう、予期せぬチャージ/ハンデスにより使用の機会が無くなる可能性が高い為。
しかしそこで敢えての1枚入れ、しかも「効果的に働く機会は少ないだろうが必要な時には大活躍する」ということを期待して、わざと余分を足すオシャレ感覚を持って行われるのが「オシャレピン差し」である。
なお確定サーチや大量ドロー等でそのカードを引きやすいデッキの場合はオシャレではないピン差しがされることもある。
■フォーマット
カードゲームにおける遊び方やルールを示した「形式」。基本ルールとは異なり、大会やイベント単位で任意に用いられる。
「どの時期に発売されたカードが使えるか」「何人で戦うか」というルールを示していることが多い。
例えばMTGの場合、「スタンダード:最新の数弾分のカードのみ使用可能」、「ヴィンテージ:歴代の全カードが使用可能」、「双頭巨人戦:2人1組のチーム同士で戦う」などのフォーマットがある。
使用可能なカードやルールが異なる為、フォーマットが違えば当然戦略・戦術も変わる。しっかり把握して好きなフォーマットで遊ぼう。
■ローテーション/スタンダード落ち/スタン落ち
「発売後、一定時間経った為にメインの環境で使用不可能になること」を指す言葉。
カードゲームによっては環境を変化させる為、古いカードは使用出来ないというルール(フォーマット)を設ける場合があり、これを「ローテーション」という。MTGにおいてこのルールが適用される最も標準的で人気のあるフォーマットが「スタンダード」であり、ここで使えるカードから外れる(=落ちる)ことを俗に「スタンダード落ち」略して「スタン落ち」と呼ばれる。
「スタンダード」というフォーマット名が無い、または別名のタイトルでも便宜上「スタン落ち」と呼ばれることが多い(シャドバでは「ローテ落ち」などとも言う)。また、タイトルによってはそもそもローテーションの概念が無いものもある。
メイン環境から外れるということは使用者が減るということであり、そのカードの価値が低くなる傾向がある。また、環境を牽引していた強カードが外れるとメタゲームも変化する為、プレイヤーの復帰・引退のタイミングになる場合もある。
このようにローテーションにはメリット・デメリット両方がある為、導入するか、導入する場合どのように運用するか(スタン落ちまでの期間設定など)は運営の腕の見せ所である。
なお強すぎる等の理由でフォーマットのサイクルとは無関係に特定カードが単独で禁止・制限されるのはスタン落ちではない。
なおデュエプレでは2020年12月にフォーマット分割が行われ、初のローテーションが実施された。
第1弾の主要カードだったデーモン・ハンド、ホーリー・スパーク等は再録によりスタン落ちから除外され未だ健在。また、アクア・ハルカスや我らがザガーン様などBASICのカードはずっと使用可能で安心出来る。
■禁止カード
強すぎる等の理由で主に公式試合で特定のカードが使用禁止、またはデッキへの投入可能枚数制限が行われる場合がある。また、その禁止ルール自体に名称が付いている場合が多い。
以下はその一例。(ちなみに「レギュレーション」とは「規則、規制、制限や禁止事項」等の意)
・遊戯王「リミットレギュレーション」…禁止・制限・準制限
・デュエマ「殿堂レギュレーション」…プレミアム殿堂入り(俗称「温泉行き」)・殿堂入り(俗称「足湯行き」)など
・MTG(レギュレーション名無し)…禁止・制限
・WIXOSS「繭の部屋」…使用禁止・同時使用制限
どんなタイトルでも特定のカードが運営の想定外の使用方法をされたり(他カードの組み合わせにより強力すぎるコンボや無限ループが生まれる等)、カードパワーがそもそも強すぎる等の理由から環境が単一化してしまうことがある。その状況を打破する為に実施される。
しかしながら禁止カードを出してしまうのは運営にとって「バランス調整不足」というレッテルを貼られてもおかしくない状況である為、あまり歓迎されるものではない(プレイヤーにとっては歓喜される場合もあるが)。
なおレギュレーションが適用されるのは公式大会や公認ショップ大会であり、友人同士などのバトルでプレイヤー同士の同意が取れていれば適用しなくてもよい。
デジタルTCGの場合は禁止ではなく「カードのデータを変える(効果やコスト調整)」が行われることが多い。
しかし『無双竜機ボルバルザーク』はTCG史上に残る凶悪カードと呼ばれるだけあって「紙のデュエマでプレミアム殿堂入り(禁止カード指定)→デュエプレで能力調整を受けて復活→デュエプレでもDP殿堂入り(デッキに1枚のみ投入可)」という期待を裏切らない貫禄を見せた。
■再録禁止カード
MTGにおいて、文字通り再録(過去に出たカードが新しいパックに封入されること。つまり再販)が禁止されているカード。開発・発売元のウィザーズ社がこれを保証している。つまり生産終了済みパックに含まれている再録禁止カードは「もうこれ以上(破損等で)減ることはあっても増えることはない」ことが確約されている。(但し購入後開封されていないパックも存在する為、誰かが新規に当てることで市場上の枚数が増える可能性はある)
再録禁止にする理由は再販による中古市場価格の暴落を防ぐ為。強力なカードだからではない。
ただこの再録禁止+強力なカードという組み合わせが発生すると、「新規供給停止+高需要」となる為非常に価格が高くなる。パワー9やデュアルランド等がこれに該当する。
ちなみに再録とは新しく印刷することが禁止なだけで、(ルールによって禁止カード指定されていない限り)対戦に使用したりMTGAに新規実装したりは可能。また、一部の効果や数値を変えた別カードを新パックに封入することも問題は無い。
■カードプール
そのフォーマットで使用出来る(広義にはそのゲームで使用出来る)カード群のこと。
一般的に、カードプールが狭い/小さい程、ゲーム中に思考すべき可能性が狭まる為にプレイしやすい。「この場面で使われる可能性があるカードは5種類」という状況と「この場面で使われる可能性があるカードは30種類」という状況を比べた場合、前者の方が対応を決めやすいというのがわかるだろう。
■リソース
「資源。資産」。TCGにおいては「対戦中、現在使用出来る戦力」的な意味合いで使われることが多い。
ゲームにもよるが「カードを使用するのに必要な要素(手札、マナ、デッキ構築によっては墓地や山札)」を指す。
例えば手札やマナが豊富で好き勝手出来る状態を「リソースが多い/豊富」と言い、反対にゼロに近い状態を「リソースが少ない/枯渇」と言う。
「自分のリソースを如何に増やし、相手のリソースを如何に枯渇させるか」というのが対戦の基本概念のひとつとなる(リソースが枯渇した相手は為す術が無く負けるしかない為)。
増やす効果はドロー(キャントリップ)やマナブースト、減らす効果はハンデスやランデス等が挙げられる。MTGやデュエマではバトルで相手のクリーチャーを倒す行為も相手の手札を消費させているのでリソース削りになる。
一方例えばWIXOSSではバトルで負けたシグニ(クリーチャー)はエナ(マナ)となる為、リソース削り度合いが低い。また、WIXOSSやデュエマでは相手プレイヤーに攻撃を与えた際にライフクロス/シールドが割れ、最終的にエナまたは手札となる。つまり「相手にダメージを与えると相手のリソースが増える」為にそれを考慮した戦術が必要になる。
このようにゲームタイトルによってリソースの変動タイミングや変動量が異なるのが各タイトル毎の面白さとなっている。
■プロキシ
本来のカードが何らかの理由で用いることが出来ない場合に使用する「代用カード」のこと。Proxyはそのまま「代理」の意。
プロキシを使用する理由には様々ある。公式戦でも一部の場合のみ認められているが、多くは互いの同意によるフリー対戦で使用される。
1.大会中、偶然カードが破損や摩耗した。
2.入手困難なカードを所持していると想定する(練習試合や身内戦等での使用)。
3.カードの開発中、テストプレイに使用する。
プロキシの形式は、別のカードを用いる(AはBのカードであると事前に取り決める)、別のカードにペン等で直接情報を書き入れる、付箋やメモと別のカードと一緒にスリーブに入れる、本物のカードの画像を印刷して別のカードと一緒にスリーブに入れる等様々。当然「裏向きの状態で他のカードと区別が付かないようにする」等の基本ルールは守る必要がある。
社長と社さんとチャイカさんによるレガシー戦では高価なカードはプロキシの使用が認められていたとのこと。1枚数万とかしたりするので賢明な判断である。
デッキタイプや戦法に関する用語
■アグロ
いわゆる速攻のこと。
序盤からどんどんカードを使ってどんどん攻撃しまくる戦法。
スパチャ芸で言う「配信が始まってもいない段階〜開始直後に次から次へ投げる」やつ。
■ビートダウン/ビート
クリーチャー(配下のモンスター)で相手を殴り倒す戦法。
呪文(インスタンス、スペル)や難しいギミックを使わずにただ殴る。
そう、つまり暴力である。タイプ無視して人事部長やじゃくほバンギでぶん殴り続けるようなもの。
ちなみに遊戯王配信でやられた「エクゾディアビートダウン」は「相手デッキが特定のカード5枚を手札に集めると勝利出来る『封印されしエクゾディア』を主軸とした構築にも関わらず、普通にモンスターを出されて殴られて負ける」という(恐らくお互いに)不運な対戦だった。
■ターボ
カードの効果で一気に「手札やマナを増やす」戦法。
例えば「ターボザガーン」はその名の通り、じゃんじゃんドローしてじゃんじゃんマナを貯めて最速でザガーン様を出すデッキ。
手札とマナが増えるというのは「出来ることが増える」ということなので、「自分のやりたいことを相手に押し付ける」というTCGの勝利の鉄則においてターボ構築は普通に強い。
但し「ターボ要因しか手札来ない(=フィニッシャーが引けない or マナに送られてしまう)」という状況が発生するので、そこはデッキ構築力とプレイングと運の見せ所。
■連ドラ
デュエマ(デュエプレ)の「連続ドラゴンデッキ」のこと。
デュエプレではブースター第2弾で登場した「紅神龍バルガゲイザー」の能力「攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードがドラゴンであればバトルゾーンに出し、ドラゴンでなければ自分の墓地に置く」を利用したり、各種マナブーストやマナ軽減カードを利用して連続でドラゴンを召喚して打ち勝つデッキ。
雑に強い・運試し要素がある・ドラゴンがかっこいいという点から、配信向きの派手さ(と社長好みの小学生男子感)を持つ。
■パーミッション
MTGのデッキタイプの1つ。カウンター呪文をメインとしたコントロールデッキのことを指す。
カウンター呪文とは「打ち消す」効果を持つ呪文のこと。文字通り相手のカードの効果を発動する前に打ち消してしまうので非常に強力。更に全体除去、バウンスも織り交ぜて場を支配して勝利する。
パーミッション(Permission)とは「許可」のことであり、カード使用時に「これを解決していいですか?」と何度も確認を要する(そのような魔法カードが沢山入っている)ことからこの呼び方が生まれた。
社長は『龍が如く極』のメスキング(つまりジャンケン)での一戦をパーミッションに例えた。三竦みかつ「ジャンケンで勝つと相手は技を出せない」という仕様はカウンター呪文っぽいかもしれない(但し見た目はアレである)。
バトルの形式や種類に関する用語
■リミテッド
MTGのフォーマット(遊び方の形式)のひとつ。「限定戦」とも言う。
規定のカードプール内から自由にカードを選んでデッキを構築する通常のプレイを「構築戦」というが、リミテッドはその場でカードパックを開封し、出てきたカード(と基本土地カード)のみを使ってデッキを組む。
更に細分すると開封したパックのカードを使う「シールド」と、パックを順番に回して1枚ずつ選び取っていく「ドラフト」の2種類がある(別の形式もあるが割愛)。
デッキ投入できるカードの選択肢が極端に乏しい為、カードや環境の知識が重要になる。また、狙ったカードが入手出来るとは限らないという特性上、構築戦では評価の低いカードがリミテッドでは強カードとされている場合もある。また、
MTG以外でも同様のフォーマットが存在する場合、通例としてリミテッドと呼ばれることもある。シャドウバースの「2ピック」、デュエプレの「クイックピック」(いずれもランダムに選択された2枚1組のカードから1種を選んでいきデッキを作る)などが代表例。
■ドラフト戦(ピック戦)
その場で参加者が一斉にカードパックを開け、出て来たカードを使って即興でデッキを作って戦うというカードゲームの遊び方の1つ。
MTGの場合、ざっくり言うと以下のように行う。
1.参加者が1つずつパックを持つ
2.パックの中から1枚好きなカードを選んで自分の物にする(これを「ピック」という)
3.パックの残りを隣の人に渡す(反対隣から同様にパックが回って来る)
4.2と3をパックが空になるまで繰り返す
5.新しいパックを開け、1〜4を任意の回数繰り返す
6.自分の物にしたカードを使ってデッキを作り対戦を行う
ピックしたカードはそのまま本当に貰える場合と、後で分配し直す場合がある。
アラサーランク帯飲み会後にやっていたのは後者。対戦に勝った人から順番に1枚ずつカードを選んで貰っていくスタイルなので社さんが「スリーブ付けろよ!」(=傷付けるなよ)と言っている。
(なおちらっと言っている「レアピック」とは「戦法上必要無いのに、そのカードの価値(例えば高価で売却出来る等)目当てでピックする」こと。今回は対戦で使うカードと実際に欲しいカードを別々に選ぶことでガチ勝負になるようにしていると思われる。ちなみに勝敗の結果は翌日のArk配信にて言及)
何色のカードを集めるか、その弾では何が強いのか、他の人は何を集めているかなどを考慮する必要があり、通常の構築戦とはまた違った戦略や戦術が必要となる。詳しいやり方や考え方は(対人戦とはやや異なるものの)社さんのMTGAドラフト戦配信が参考になるのでそちらを参照。
それでもやっぱりカードゲームはよく分からんという人はMTGプロプレイヤーによる「寿司ドラフト」を参照すると雰囲気を掴めるかと思う。(アラサーランク帯とかSMC組にやってもらいたい競技のひとつ)
■ドラフト点数表
そのカードがドラフト戦においてどれぐらい有用かを示すもの。1〜10点が付けられる。「ティア(Tier)」に近いがもっと細かい点数付けがなされること、通常の構築戦時の評価とは異なる点が特徴(ドラフトでは強いが構築戦ではそうでもない、またはその逆というカードも往々にしてある)。
要は格付けチェックであり、数字が高い程強力。目安としては、10〜9点は見かけたら絶対に使うべきカード、8〜6点はデッキに入る・主軸になるカード、2〜1点は絶対にデッキに入らないカードとなっている。
但し当然人により評価はブレるものであり、環境による変化やデッキ研究が進むことにより点数が上下する場合も往々にしてある。あくまで参考程度としよう。
■BO1(びーおーわん)/BO3(びーおーすりー)
「Best of ○」の意。対戦(特にトーナメント)における勝利条件のことを指し、BO1は「1本勝負」、BO3は「3戦中2本先取で勝利」。他にBO5(5本中3本先取で勝利)というのもある。
カードゲームなど運が大きく絡むゲームの場合、1戦だけでは真の実力が計り辛い。その為、大きな大会ではBO3かそれ以上が用いられることが多い。
MTGの場合BO3以上ではサイドボードを用いて、対戦と対戦の合間にデッキの構築を一部変更出来る。他ゲームや大会によってそれ以外のルール(「3つのデッキを用意し、先に2つのデッキで勝利した方の勝ち」など)が存在する場合もある。
vs闇堕ち社で社長と社さんが試合前に「BO3用のデッキ持って来ちゃいました」「私もです」などと言い合っているのはこれ。一発勝負のBO1用デッキとメタ戦略を前提としたBO3用デッキでは構築が異なる為このような会話をしている。
■サイドボード
対戦に使用するデッキとは別に用意し、対戦の合間にデッキ調整に利用出来るカード群。傍に置いておくからサイドボード(Sideboard)。サイドボードの利用方法やサイドボードを活用することを「サイドボーディング」と呼ぶこともある。主にMTGで使われる。
サイドボードの内容によってはデッキの特徴がガラッと変わる為、構築の腕の見せ所。配信内ではあまり使われていないがデッキ構築時等に「サイドボードには入るかも」などとたまに言及している。
■ミラー戦/ミラーマッチ
同型のデッキタイプ同士が対戦すること。
環境トップクラスの人気デッキでは当然発生しやすく、ミラー戦に強くなるような調整が施されたデッキレシピも存在する。
なおデュエプレの公式大会第1回は準々決勝出場デッキがほぼ天門という盛大なミラー戦環境だった。
ゲームの流れに関する用語
■ターン/フェーズ/ステップ
所謂「自分の番・相手の番」が「ターン」。このターンを更に区切ったものが「フェーズ」。このフェーズを更に区切ったものが「ステップ」。(ゲームによって異なる場合もある)
各フェーズやステップの流れや、各タイミングで出来ることはルールで決まっている。
MTGの場合「開始フェイズ→戦闘前メイン・フェイズ→戦闘フェイズ→戦闘後メイン・フェイズ→最終フェイズ」であり、デュエプレの場合は特にフェイズの区切りは無いがクリーチャーのアタック後は何も出来ない。
難波ライブ前の配信では、デュエプレにも戦闘後メインフェイズがあると思い込んで行動していた為に悲鳴を上げる一幕もあった。完全にポンだが複数のカードゲームをやっていると稀によくある。
また社さんがアラサー帯飲み会後のドラフト戦で淡々と唱えていたという1ターン目の呪文(「アンタップ、アップキープ、ドロー、ランドセット、ゴー」的なやつ)は開始フェイズのステップと行動宣言。実際にリアルで対人戦をする時は今どのフェーズ・ステップなのかをはっきり言うことが推奨されている。(この為、vs闇堕ち社では「闇堕ちしているのに(逐一宣言するなんて)マナーが良い」と言われている)
■回す(デッキを回す/回し方/一人回し)
TCGのゲームを行うこと、特に「そのデッキを(試しに)使用すること」を指すことが多い。
何故「回す」のかははっきりしない。「カードを順番に使っていく」「何回か試運転を行う(ローテーション的意味合い)」からのイメージだろうか? ちなみに「回る」だと「デッキが順調に機能する」の意味になる。
「回し方」と言った時はそのデッキの「使い方」と同義。基本的にはこういう動きをする、こういう相手にはこうする等を指す。
「一人回し」とは文字通り、対戦相手を用意せず自分1人だけでデッキを使ってみること。「これが楽しければきっとTCGを楽しめる」と社長は語っている。
例「まず1回回してみて(=対戦してみて)調整していきますか」
例「このデッキはどう回せばいいんだ……?」
■ぶん回る/ドブン(ムーブ)
対戦中、自分のデッキが理想通りの動きをして相手を圧倒すること。後者は「ドぶん回りムーブ」のこと。
トップ解決等の即時的に幸運な状況ではなく、マナカーブ通りに使用出来る初期手札、コンボが絶えない、相手の事故など複数のカードが強力に噛み合って好きなことを出来る状態を指すことが多い。
社さんがエクスへのアドバイスで言っていたのはこれ。
■ソリティア
広義では「一人遊び用ゲーム」、TCGでは「一人回し」または「対戦相手そっちのけで自分だけが行動するプレイングやそうなるようなデッキ」を指す。この項では後者を説明する。
カードゲームにおいて、特定のカードの効果を延々と続ける(これを「ループ」という)ことにより自分だけが行動を続けるデッキが存在する。特定カードを集めて特殊勝利を目指す遊戯王のエクゾディアOTKデッキ、コンボで膨大なマナを生み出すMTGのMoMaデッキ等が有名。
本来ならば互いのカードを駆使するのが対戦の醍醐味であるにも関わらず1人だけ行動を続け、あまつさえそのまま勝利するケースがある為嫌われやすい。なので「ソリティア」と言われる際、大抵は揶揄するニュアンスが含まれる。
イブラヒムがにじFes2021で使っていた遊戯王デッキは「ババ抜きとソリティアの複合競技」と呼ばれていたが、つまりそういうことである。
■マリガン
ゲーム開始時に初期手札を入れ替えるルールのこと。デュエマには無い。
MTGの場合、ざっくり言うと初期手札7枚が気に食わない場合、全てを山札に戻してシャッフルし再度7枚引き、1枚を山札の一番下に戻す(つまり手札6枚で開始になる)。何回でも繰り返してよいが、その回数分戻す枚数が増える。
(ちなみにゲームにより内容に差がある。例えばWIXOSSでは初期手札5枚中、好きな枚数のカードを戻してデッキをシャッフルして同じ枚数引く、実行出来るのは一度だけ)
るじゅえ麻雀で
夢追「マリガンしたい……」
加賀美「1枚足りなくなっちゃうからダメです」
と言っていたのはそういうこと。
■ドローゴー
自分のターン開始時にカードを引き、(マナゾーンにカードを置き、)そのままターンを終了すること。
狭義には「ドロー=手札を引く、ゴー=相手にターンを渡す」だがマナチャージが挟まっていてもドローゴーと言う場合が多い。
そのターンに特にやることが無いという意思表明になるが、相手がドローゴーしてたら事故なのか作戦なのか頑張って推測しよう。自分の場合は頑張ろう。
■処理/解決
(1)ある能力の使用を宣言し、その能力が発揮され、効果が終了するまでの一連の流れ。「解決」は処理の完了を示す場合が多い。
MTGや遊戯王の場合はスタックやチェーンと呼ばれる割り込みが発生する為、処理の順番や優先度を考える必要がある。デュエプレの場合割り込みは無いので、「解決」と言っていたらそれは「効果が発動する(し終わった)」と同義。
(2)処理→「場に居るクリーチャーを何らかの方法で消す」ことを指す言葉。こちらの場合「解決」の方は使われない。
日常生活で言う「ゴミを処理する」と同じ使われ方。カードゲームにおいてはバトルや効果で破壊する、手札に戻す、マナゾーンに置くなどの方法が考えられる。「処る(しょる)」と略す場合もある。
■キャスト
とてもざっくり言えば、カードを使用すること。
MTGにおいて、全てのカードは呪文である(プレイヤーは魔術師であり、カードは呪文書の1ページという設定)。なのでどんなカードでも(それがクリーチャーでも)使用の際は「(呪文を)唱える/Cast」と言う。
例えば「ミスト・リエスをキャスト」と言っていたら「ミスト・リエスのカードを使用し召喚(場に出す)する」ということ。
(なおデュエマの場合、呪文は「唱える」なのでキャストとも言うが、クリーチャーは「召喚」なのでキャストとは言わない……と思うのだが諸説ある?)
■2・4・6進行(によんろくしんこう)
デュエプレのブースト(マナ増加)デッキで使われる言葉。
2、3、4ターン目にそれぞれマナチャージとマナ増加カード使用を行うことで一気に6マナまで伸ばす理想の展開のこと。
2マナではフェアリーリーフ、4マナでは各種チャージャー呪文または2マナカード2枚等が使われることが多い。
なお3マナにも白銀の鎧や各種呪文が存在する為、3・5・7進行もたまに見られる。
■ライフ(ライフポイント)
MTGや遊戯王等におけるプレイヤーのHP。これが0以下になると敗北する。「LP」と略されることも。
MTGの場合基本的には初期値は20、遊戯王では8000。MTGの場合はクリーチャーがプレイヤーを攻撃した時に減少、遊戯王の場合はモンスター同士の戦闘で減少、どちらもカード効果で別途減少する。
遊戯王の場合モンスターの攻撃力・守備力も絡む為に計算が煩雑なので、メモ用紙に書いたり遊戯王に関する計算に特化した電卓アプリ(ライフカウンター)を利用することが多い。
アニメ版遊戯王にてライフが減少する時のSE「テテテテティウン」は非常に記憶に残るものであり、遊戯王好きライバーがよく言っている。
■ダイレクトアタック
特に遊戯王において、モンスターがプレイヤーを直接攻撃すること。デュエマ等別ゲームでも発生するのだがその場合は「顔(フェイス)を殴る」などと言われることもある。
モンスターの攻撃力分のライフが削られる=大抵は大ダメージである=受ける側は防御するモンスターがいない絶体絶命、という場面なので成功するにしろ失敗する(罠や魔法カードで防がれる)にしろ、大抵の場合は盛り上がりポイント。そのままトドメの一撃となることも多く、アニメ版遊戯王の影響(特に闇遊戯や海馬社長)もあって高音圧で宣言されがち。
■リーサル
原義は「死の、致命的な」。TCGでは「(主にライフを失っての)敗北」、またはそれに至る「トドメ」のことを指す。
例えば「エグゼが来ればリーサルあるぞ!」と言っていたら「エグゼドライブを引ければ勝てる」ということ。
デュエプレはシールドの枚数が少ない為分かりやすいのだが、初期ライフが20点かつ複雑な効果や割り込みが入るMTGでは非常に困難なリーサル計算が求められる場合もある。
リーサル見逃しは重罪であり、MTG警察の取締対象。もし社に知られたら死を覚悟せねばならない。(実際にその所為で逆転負けを喫する場合もあるので要注意)
■ライブラリーアウト/LO
ゲーム中、山札が無くなって敗北すること。「山札切れ」「デッキ切れ」「デッキアウト」などとも言う。
厳密には、デュエマでは「最後のカードを引いて山札が0になったら負け」、MTGでは「山札から新たなカードを引けなかったら負け(=0枚なだけでは負けない)」と微妙に条件が異なる。
ゲームタイトルによってはLOが敗北ではないものもある(例えばWIXOSSは「山札が0枚になった時、トラッシュの全てのカードをシャッフルして山札にし、その後ライフクロスを1枚トラッシュに置く」。デュエプレにおけるシールドが1枚減る形だが、それにより敗北することはない)。
デュエプレの第2弾までの環境では明示的に相手のLOを勝利手段とするデッキ構築は少なく、大抵は長期戦になった結果ドローソースやマナブーストを多く積んだデッキが自滅するパターンとなる。プレイヤーは当然それを避けようとする為実際に発生することは少ない。
それなのにデュエプレ初回配信でシールドトリガーより先にLOの説明をすることになりそうだった辺り、社長の運の巡りはやはりおかしい。
なおその後デュエプレとにじさんじのコラボで登場した強敵・葛葉への有効策がLOだったり、コラボ杯で委員長(が描かれたカード)が運命のワンドローをしてくれたりと様々なドラマも生まれている。
カードや効果を指す用語
■クリーチャー
配下のモンスター。場に出て来る連中。ポケモンで言うところのバトルに出て来るポケモン。
MTG・デュエマだと「クリーチャー」、遊戯王だと「モンスター」、WIXOSSだと「シグニ」、ハースストーンだと「ミニオン」、シャドバだと「フォロワー」と呼ぶ。
■呪文/スペル
能動的に使用出来る魔法や魔術。主に手札から発動し、処理が終わった後は墓地(トラッシュ)へ置かれる。
MTGでは「呪文」と称され、「ソーサリー」と「インスタント」に大別され、更に「エンチャント」等細分化する。
デュエマでは「呪文」、遊戯王だと「魔法」(類型に「罠」等が存在)、WIXOSSだと「スペル」と呼ぶ。
■フィニッシャー
駅に繋がる線路の最後の1つを置く人……ではなく、相手にトドメを刺す要因のこと。
大抵はグッドスタッフであるカードが担う。例えば「ボルコンザガーン」デッキはデッキ40枚中9枚がフィニッシャーという攻めっ気満々のデッキ。
一方で小粒なクリーチャーを沢山出して沢山攻撃して勝つ「ウィニー」という戦法もあり、この場合フィニッシャーと言えるカードが無いか極端に少ない構築もある。
■グッドスタッフ
ざっくり言えば「単体で強いカード」。
TCGの場合どんなに強力でもそのカードを引けなければ使用出来ない場合が多く、難しいコンボを決めるよりも強いカードをひたすら並べた方が強い状況がままある。
特別な効果を持つカードだけでなく、そのマナ域のカードとしてバランスの良い能力を持っていればバニラやそれに近いカードでもグッドスタッフとなる場合もある。
つまり社長の言う「強いカードで殴れば強いかなって」は「グッドスタッフを詰め込んだビートダウンって良いですよね」と言い換えられる。
また、こうしたカードを入れたデッキそのものをグッドスタッフと呼ぶ場合もある。
■ファッティ
大型クリーチャーのこと。必要マナもパワーもでかいカードのことを言う。語源はそのまま「太っちょ」。大抵はフィニッシャーも担う。
大きい物大好きな社長は当然ファッティも好き。パワーは正義である。
なお反対に小型クリーチャーのことは「小粒」「軽い」などと呼ばれる。
■ボム
主にリミテッド(ドラフトやシールド)戦において、勝敗を決める切り札となりうる強力なカード。「エンドカード」とも言う。
「フィニッシャー」とほぼ同義だが、フィニッシャーは単にトドメを刺すカード(方法)というニュアンスがあるのに対し、ボムは「1枚で勝負を決め得るカード」のようなニュアンスがある。
「極端に限られたカードの中から選んでデッキを作る」というリミテッドの特性上、通常ならばパワー不足気味のカードもリミテッドなら強力=ボムとなる場合もある。
■バニラ
何の能力も持たないカード。アイスクリームのバニラ味のように何も入ってなくてシンプルなことから。
ゲームタイトルによっては能力を持たない代わりに素のパワーが高かったり、バニラカードを参照する効果があったりと、バニラだからと言ってあなどれないケースがある。
なお「バニラ赤スパチャ(コメント無し高額スパチャ)」は社長メタだがご利用は計画的に。
■ケア
〜を警戒する・〜されても問題無いようにしておくこと。
例えば「ハンデスケアでこれは使わずにおきます」は「相手に手札を捨てられるかもしれないので、(他の重要なカードを捨てられる確率を減らす為に)このカードは使用せずに持っておきます」という意味。
■キーワード能力
カードが持つ能力の内、よく使われる効果を短い言葉で示したもの。単に「キーワード」とも言う。
MTGにおける代表的なキーワード能力は以下。
「接死」…このカードがクリーチャーにダメージを与えたらそのクリーチャーを破壊する。
「絆魂」…このカードが与えたダメージの分だけプレイヤーのライフを回復する。
「飛行」…飛行も到達も持たないクリーチャーにブロックされない。
「到達」…飛行を持つクリーチャーをブロックできる。
「警戒」…攻撃に参加してもタップしない。
「速攻」…出したターンに攻撃等ができる(所謂召喚酔いをしない)。
別のタイトルでも同様の形式が用いられており、デュエプレでは「W・ブレイカー」「スピードアタッカー」、WIXOSSでは「ダブルクラッシュ」「エナチャージ」などがキーワード能力に当たる。
長文で書くよりもシンプルで見やすい一方、効果を正しく記憶していないとプレミが発生しやすいので要注意。例えば接死を持つクリーチャーでアタックした時、何らかの方法でダメージが0以下になると接死は発動しない。それに《飛びかかるジャガー》は速攻を持たない。
ちなみに社長は『龍が如く極2』で桐生さんが営業するキャバクラの女の子達のスキルをキーワード能力と称した。以前も「対象を取る」と言っていた辺り、この支配人(もしくは店長)、生粋のカードゲーマーである。
■バウンス
クリーチャーを手札に戻す効果のこと。
その後ハンデス等しなければ再利用されてしまう為、除去(マナゾーンや墓地等に送る効果)よりは弱いものの、召喚酔い(基本的に場に出されたクリーチャーはそのターン攻撃出来ない)などを考えると十分勝負を決め得る効果。
代表カードは場に出現時に1体バウンスする「アクア・サーファー」。劣勢の時はシールドにサーファーが居ることをお祈りする状況が多々ある。
■ハンデス
ハンド・デストラクション(Destruction=破壊)、つまり手札を捨てさせる効果。
少なくともデュエプレにおいてはハンデスを阻止する効果が現状存在せず、序盤でやられると非常に辛い。どんな強力なカードでも手札にある内に捨てさせられたらどうしようもないのである。
なお配信上でハンデスされる時はザガーン様を捨てられたくない(捨ててほしい)社長の葛藤がよく見られる。
■キャントリップ
「何かの効果に加えて付いているカードを1枚引く能力」のこと。またはその能力を持つカードのこと。
例えばアクア・ハルカスやペコタンは「クリーチャーとして場に出る」能力と、「場に出た時1ドロー」能力の2つを持っている為にキャントリップ持ちのカードと言える。
一方でエナジー・ライト(カードを2枚引く呪文)のようにドローするだけのカードはキャントリップとは言わない。
「カードを使用しても手札枚数が減らない」のがキャントリップの特徴であり利点。
■タップ
カードを横にした状態。「寝ている」とも言う。縦の状態は「アンタップ」。
デュエマでは「そのクリーチャーがアンタップ状態」の時だけ攻撃可能。また、相手クリーチャーに攻撃する場合は「相手クリーチャーがタップ状態」でなければならない。(特別な効果を持つカードを除く)
つまり攻撃する前に何らかの効果でタップすると、そのクリーチャーでは攻撃出来なくなってしまう。更に相手の攻撃を庇って防げる「ブロッカー」もタップ状態だと使用出来ない。つまり自分の全クリーチャーがタップ状態でシールドも無いと攻撃を防御する術が皆無になる。
これを踏まえてホーリースパークの項を読んでほしい。
■ランデス
「エナ破壊」のこと。MTG、デュエマ、WIXOSS等で使われる。
MTGの「土地破壊(Land Destruction)」が語源。MTGにおいてエナは場に置かれた土地カードから発生する為、何らかの効果でその土地カードを破壊されるとエナが出なくなり、エナが足りなければほとんどのカードは使用出来ない。つまり相手の行動を大きく阻害することが出来る。
デュエマでは「マナゾーンに置かれているカードを墓地に置く」という効果を指す。例えばデュエプレ第2弾の「超竜バジュラ」は「攻撃した時に2枚ランダムランデス」という非常に強力な効果を持っており、場に出たら放置厳禁のクリーチャー。
WIXOSSでは赤または緑のカードがこの効果を持ち内容はデュエマと同様。WIXOSSの場合他ゲームよりもマナの価値は若干軽い(例えばシグニは無償で出せる)のだが、多くの効果の発動用に使用される。充分勝負を決めうる要素である為、度々禁止カード指定等の調整が入っている。
■サーチ
1)山札から特定のカードを探してドローする効果の俗称。名前指定であったり色指定であったり条件は様々だが、(既に山札に無い場合を覗き)確定ドローとなる為基本的には非常に強い。
また、山札の中身を確認することで逆説的に他の非公開領域(シールド/ライフクロス等)にあるカードを推測することも出来る。
デュエプレの場合は「探索」という効果がこう呼ばれることもあるが厳密には異なる為、きちんとした使い分け推奨(「探索」は山札から指定されたカードが3種類までランダムに提示され、その中からn枚を選び、手札に加える効果)。
2)TCGパック(リアルカード)を購入前に何らかの方法(重量等)で調べ、高レアリティの入っているパックを不正に選び取ること。当然禁止行為なので良い子は真似しないように。
■マッドネス
ざっくり言えば「手札から捨てられた時に発動する能力、またはその能力を持っているカード」のこと。
デュエプレ第3弾までの環境では「手札から捨てられた時に場に出る」という能力が多い。
社長のデッキにおいては、ロックマンコラボにて「相手のシールドブレイク時、呪文だったら(シールドトリガーの有無に関わらず)発動して墓地に置く」という能力のボスが出現。この能力で自分のデッキに入れていた「ロスト・ソウル(相手の手札を全て捨てる)」を使われた結果敗北した。
これを逆手に取ってマッドネスクリーチャーを大量投入したデッキを作成、おまけに「血風戦攻リドロ(ブロッカー・破壊された時、自分の手札をすべて捨て、同じ枚数のカードを引く)」も入れて謎の安定感を持ったデッキが完成した。
■リアニメイト
ざっくり言えば「墓地(墓場・トラッシュ)から復活または回収する効果」のこと。厳密には墓地からクリーチャーが直接場に出る効果。概ね黒(闇文明)が得意としている。
直接戦場に出すことを俗に「釣る」、リアニメイト効果を発動したカードを「釣り竿」などともいう。カード回収タイプもひっくるめてこれを活用するデッキを「墓地利用デッキ」等と呼ばれる場合もある。
その特性上、まず墓地に目的のカードを落とさないといけない為、「釣られるカード」「釣り竿カード」に加えて「墓地肥やしカード」もデッキに投入する場合が多い。
デュエプレの「〇〇ゲートサファイア(〇〇には色名が入る)」はリアニメイトデッキの代表例。ロスト・チャージャーでボルメテウス・サファイア・ドラゴンを墓地に落とし、インフェルノ・ゲートでそれを復活させてシールド焼却能力で反撃不能なまま倒す強力なデッキである。
■対象を取る
MTGや遊戯王で使用される用語。
MTGではカードの効果テキストに「[何か]を対象とする」とあればそれは「対象を取る」であり、遊戯王では「効果を与える目標を選択して発動する効果」が「対象を取る」である。
効果テキストにおいて「対象を取る」と「選ぶ」は違う点に要注意。但し現在のカード群ではこの点が比較的分かりやすくなっている(「〜を対象とする」と明記されている等)。
ご存知の通り一般的な日本語ではこのような言い回しをしないので、これを使っている人がいたらそれはプレインズウォーカーかデュエリストである。なお社長は『龍が如く0』のクラブ経営について語る際にこの用語を使った。
カードゲーム用品に関する用語
■スリーブ
カードを入れる合成樹脂類フィルム製の袋。カードの保護目的として使われ、薄くペラペラな「ソフト」と固くてしっかりした「ハード」に大別される。ソフトは「インナースリーブ」、ハードは「オーバースリーブ」として扱うこともあり、文字通り2枚重ねにして使用するプレイヤーも多い。
ハードスリーブの裏面は透明や無地の他、キャラクター等のイラストが描かれた物もある。基本的に「カードの識別が出来ないこと」「公序良俗を守ったものであること」が求められるが、この他タイトルによっては厚さ等のレギュレーション(制限ルール)がある場合もある。
スリーブに入れないでプレイすると当然カードが傷付く為、それが許されるのは精々小学生までである。
ちなみにTCG関連グッズとしてにじさんじライバーのスリーブ販売の要望が多く上がっているが、再販困難な為に実現しづらいとされている。(スリーブの印刷の仕組み上、生産後期間が経つと色が変化する。商品の再生産をしようにも旧版と新版で色が変わってしまう為、用途上求められる「識別が出来ないこと」が達成出来ない。つまり販売する度に絵柄を変える必要があるので採算が取り辛く商品化しづらい)
なお社長と社さんのユニット名「ダブルスリーブ」はこの2枚重ね状態のスリーブをもじったもの。カードゲーム好きかつカードを大事にするように手堅い活動をする2人にぴったり合っている(なお最初の予定は「コンプライアンズ」だったが既存のバンド名と被る為変更)。ちなみにスリーブとは言え「袖」には全く関係無い。
■プレイマット(プレマ)/ラバーマット(ラバマ)
カードゲームをプレイする時、テーブルの上に敷くマット。知らない人は「めちゃくちゃ柔らかくて丸めることも出来るランチマットサイズのマウスパッド」を想像してもらうと分かりやすい。
直接テーブルの上でプレイするよりもカードが滑りにくい、傷が付きにくい、捲りやすい等の利点がある為、多くのプレイヤーが大会等でも持参している。
様々な絵柄の物があり、特定のタイトルに関連した物はプレイ時にカードを置く位置(枠線)が描かれている物もある。大きさも様々なのでケースを合わせて購入する場合は入るかどうか注意しよう。
にじさんじでは2020年10月に社長を含む6名のライバーの公式プレイマットが発売。冬臣お母様による非常に凛々しい社長の姿に惹かれて筆者はTCGショップに買いに行きました(唐突な報告)。
ちなみにTCGプレイヤーは基本的にほぼ男性であり、プレイマットになるのは女性キャラクターの方が圧倒的に多い。そんな中で社長が抜擢されたのは諸々の実績が認められた為でもあるだろう。当然本人も大変喜んだ。
■デッキケース/ストレージ
文字通り「デッキやカードを入れておくケース(箱)」。デッキケースと言った場合1〜2デッキ(約60〜120枚)が入るサイズ、ストレージと言った場合もっと大きなもの(約300枚〜)を指す場合が多い。デッキケースごと入るストレージも多い。
材質はデッキケースの場合プラスチック、ストレージは紙製が多いがこの限りではない。
キャラクター商品として販売されることも多く、スリーブやプレイマット共々プレイヤーの好みや個性を発揮する部分。にじさんじグッズとして出たら嬉しい。
ちなみに京まふ2020のSMC組キービジュアルで社長が腰に着けているのがデッキケースではないかと私の中で話題になった(サイズと形状が合致する)。
また、社長のデュエプレ配信ブライゼナーガ救済回のタイトル「君をストレージから救いに来たんだ」はつまり「通常はデッキに入らないブライゼナーガをストレージから引っ張り出して来て活用する」の意。京まふでも歌ったOxTの楽曲『UNION』の歌詞「君を退屈から救いに来たんだ!」のもじりでもある。(案の定ライブを見つつブライゼナーガを思い出したことも記しておく)
■輪ゴム
物を束ねる目的で輪状に加工されたゴム製の文房具(Wikipediaより)。
TCGにおいてはカード(デッキ)、またはマーカーや鉛筆等の関連用品を纏めるのに使われる。
が、輪ゴムをデッキに用いてよいのは小学生までであり、特にスリーブ無しで使おうものならカードが曲がったり長期間保存時にカードにゴムが付着する事態を招く。デッキケースやせめて布製のゴムバンドを使おう。
なお社長も散々ネタにした割にはニコニコ桃鉄(2021/03/27)の現場に輪ゴム留めした遊戯王デッキを持参、イブラヒムと対戦したとのこと。「適度なサイズのケースが無かった」「スリーブが硬いから大丈夫だと思った」などと後に供述している。
■マーカー/トークン
実際にゲームで使用するカードとは別に目印として置かれる物。もしくはそれにより示されているクリーチャー等を指す。前者はマーカー、後者はトークンと呼ばれる。なおトークンはマーカーの一種である。
例えばMTGでは「クリーチャー・トークンを生成する」と表記される効果があり、その際は指定のトークンを場に置くことでクリーチャーの存在を示す。また、WIXOSSでは付与された能力や状態(「凍結」「ダブルクラッシュ」など)の目印としてカード上に置く小さな紙製のチップがブースターのボックスに封入されている他、「コインカード」「効果により生成されるアーツを示すカード」「先攻後攻決め用じゃんけんカード」など、実際のデッキには入らないがマーカーとして使用されるカードが入った弾も存在する。
■ダメージカウンター(ダメカン)
ポケモンカードゲーム等で用いられる、文字通り与えられたダメージの値を示すマーカー。
ポケカでは「100」「50」「10」など数字が書かれたおはじき状の専用ダメカンが発売されており、ポケモンがダメージを受けた際、そのポケモンのカードの上に乗せることでダメージ数を示す。
「彼氏にダメカン乗せてくださーい」とはつまりそういうことである。
■オリジナルパック(オリパ)
店舗や個人が1〜数枚のカードを1パックにまとめて内容を明かさない状態で売る販売形式。TCG公式から発売されるブースターパックとの対比としてオリジナルパックと呼ばれる。
価格も千差万別であり、社長が買った品のように1パック1万円などの高額商品もある。当てれば大きいハイリスクハイリターン型、損得の差が小さいローリスクローリターン型など販売場所や商品によって内容に差がある。中身はランダムだが目玉商品を提示している場合もある。
内容を販売者が自由に決められる為、やろうと思えば全部がクズカードの詐欺パックの販売も可能。店舗の販売品の場合は評判が落ちるのであまりに酷い物は無いと言われているものの、全部クズではないにしろ購入額を下回るがっかりパックも存在する為、購入の際は入念な事前調査を行い覚悟を持って臨もう。
■新弾発売
新しいブースターパックが発売されること(スターターデッキ発売も含む場合があるが、大体はブースターの方が規模が大きい為こちらが注目される)。
新弾にどんなカードが含まれているかでプレイヤーは一喜一憂する為、タイトルの注目度が一気に上がるタイミング。多くのプレイヤーが振るい落とされるルール変更を伴うこともあれば、環境激変カードの登場や大規模コラボ(例:WIXOSSとにじさんじ)により多くの新規勢・復帰勢を獲得することもある、カードゲームにおける大イベントのひとつ。
実際に発売された後は多くの試作デッキが出回り、新しい環境デッキが生まれるまで混沌とした状況が続く。
■剥く(むく)
TCGのブースターパックを開封すること。構築済みデッキの開封にはあまり使用されない印象。
「開ける」でいい筈なのにカードゲーマーは何故か「剥く」と言う。
カードが欲しいのではなくパックを剥くことそのものが欲望になっている人もいる。ソシャゲでとにかくガチャが引きたい人と同じと考えると分かりやすいか。
なお人をパック剥きに駆り立てる要因はレアカードが出るかもしれないという射幸心の他、開封直後のMTGのカードにはプレインズウォーカーを魅了する独特の香りがあるからという噂も実しやかに存在している。
例)「カードが剥きたくて剥きたくて堪らなくなって会社の昼休みに買いに行ったこともある」「それは重症ですね」
■PSA
トレーディングカードのグレーディングを行う業界最大手の会社「Professional Sports Authenticator」の略称。また、同社による鑑定結果を示す言葉。
カードの真贋鑑定と破損度合い等のチェックを行い10段階のグレードを選定、不正開封防止ホルダーに入れ世界で1つの登録番号が割り振られることでそのカードの価値を保証する。
その中での最高グレード「10」は開封直後でも認定されることが少ない超逸品。初期傷・印刷ミスをも許さない完璧なカードの証である。
鑑定は勿論有料、1ヶ月の内に1人が依頼出来る鑑定数に限りがあるなどの理由で、PSAが付くこと自体が価値アップに繋がるケースもある。
MTG福袋開封配信でPSA10「タミヨウ」が出た他、PSA10の「Black Lotus」がオークションサイトに出品され、最終的に約51万ドル(約5,340万円)で落札された(一時は1億円を越える値が付いたがフェイク入札だった様子。どっちにしろやばい)。
俗語・通称
■着地
クリーチャーが場に出ることを指す俗語。
召喚とか出現とかゲームによって色々用語が付いてるが何故かこう呼ぶ場合が多い。
無事に出せたところで動く前にやられる場合もあるので「ザガーン様が着地すれば勝ったも同然」と社長が言ってる時は大体フラグだと思おう。
■神引き/ディスティニードロー/右手が光る/トップ解決
「ここで特定のカードを引かないと負ける」という場面で、そのカードを引いてくること。社長の得意技。麻雀におけるリーチ一発ツモ。
「右手が光る」はTCGアニメ等で主人公がこのドローをする時の演出としてドローする手が光ることから。
「トップ解決」は「デッキのトップ(一番上)にあったカードを引き、そのまま使用し、状況を打破する(解決する)」の意(ドローだけでなく対処までを指すニュアンス)。
真に強いカードゲーマーはデッキ構築もプレイングも上手いのは当たり前、更に運も兼ね備えている。今後もじゃんじゃん右手を光らしてほしい。
■〇〇算(-ざん)
カードの効果を踏まえた上でマナやライフなどの計算する必要がある場合、そのカードの名を冠した計算方法がこう呼ばれる。
デュエプレだと「青銅の鎧算」「二角(二角の超人)算」「チャージャー算」などがある。
一見簡単な算数のように見えるが勝敗が掛かった状況で時間制限に追われながらだとうっかり間違える場合があるので要注意。
例:青銅の鎧算
・現在6マナ、マナチャージ済みの状態。手札には3マナの青銅の鎧と4マナのカードがある。
・ここで4マナカードを先に使うと、残り2マナとなるので青銅の鎧が置けない。
・一方青銅の鎧を先に使うと、残り3マナ+青銅の鎧の効果で1マナ追加=4マナになり、4マナカードも使える。
■シャカパチ
手札を素早くシャッフルさせつつカードを鳴らす行為。シャカシャカパチパチと音が鳴るのでシャカパチと呼ばれる。
待機中や思考中の癖になっているTCGプレイヤーも多いが、不快な音を立てる他にスリーブやカードを痛めるのでバッドマナーである。(ちなみにこれを揶揄するようにデュエマには「相手がシャカパチしたら、そのターンこのクリーチャーはバトルゾーンを離れない」という効果持ちのカードが存在する)
社長は「出来ない」と発言し、試しにやってみたがド下手。しかしその配信を見ていた冬臣お母様からやってほしいとコメントされ「練習しま〜す」と掌を返した。相変わらず母思いの息子である。
■顔/フェイス
対戦中のプレイヤーを、特に攻撃対象として見た際の俗称。「フェイス」は英語読み(Face)。
「プレイヤーにダイレクトアタック」のことを「顔を殴る」などと呼ぶ。「オールフェイス」と言った場合「全クリーチャーがプレイヤーにアタックする」の意。決してDVやスパチャ殴りしたい訳ではない。
クリーチャーとプレイヤー、どちらに攻撃するか選択可能なゲームで使われやすい(というかそうでないゲームはわざわざ区別する必要が無い為にこの用語は使われにくい)。
デジタルカードゲームでは攻撃される部分に本当にプレイヤーの顔画像があることが多い為イメージしやすいだろう。
例「顔にいくか迷うところ」
例「オールフェイスでリーサルかこれ?」
■ライフで受ける/ボディで受ける
クリーチャーで防御するかプレイヤーにダメージを受けるか選択出来るゲームで使われる言葉。
例えばMTGではプレイヤーのライフが0になると敗北するが、状況によってはダメージを受けた方が有利になる場合がある(攻撃可能なクリーチャーを維持する、ダメージを受けることで発動する効果がある等)。その場合、プレイヤーにダメージを通すことをこう呼ぶ。
初心者はなるべくダメージを減らそうとして逆に窮地に陥りがちなので、ライフで受ける判断が出来るのは1つの成長の証。実際にエクス・アルビオが「ボディで」と言ったシーンを見ていた社築は感激した。
なお社さんは「MTGはライフが1でも残っていれば勝てる」という格言もエクスに教えている。流石。
■先ドロー警察
「他の行動よりも先にドローを行うよう指導する人」のこと。ドローとは言うが「山札からカードを引く」以外にも「ある領域からランダムでカードを引く」こと全般を指す。
カードゲームにおいて手札というのは非常に重要なリソース(戦力資源)であり、その内容により行える行動が決まる。ドローとはその選択肢を増やす重要な効果である。その為「ドローと他の行動のどちらが先でも問題無い場合、ドローを優先すべき」というのが「先ドロー」の考え方である。
例えば先ドローを怠った場合「クリーチャーAを場に出す→ドローする→Aより有効なクリーチャーBを引いたがマナ不足で出せない」という事態が発生し得る。なので(たとえその時は結果が変わらなかったとしても)先ドローは癖とするべきであり、うっかり後回しにすると有識者の一部が警察を名乗って取り締まりをしてくるのである。
ちなみにデュエマにおけるチャージャー持ちや効果の関係上ドローより優先して発動すべきカードというのも勿論ある為、無闇に先にドローすればいいという訳ではない。取り締まりの際はご注意を。
■インクの染み
「カードに一応書かれてはいるが、滅多に使用されない/発動しないので無いに等しい能力や効果」のこと。
稀に発動して大活躍するシーンが社築のMTG配信で見られる(社長はあまりそういう運は無い)。
例「すげぇ! ぶっ刺さってる! インクの染みじゃなかった!」
■効果テキストが短いカードは強い
TCG界に伝わる格言。基本的には読んだ通りの意味。
長い効果テキストには効果を発揮する為の条件が含まれている場合が多く、その分発動しにくかったり間違えた処理をしやすい。テキストがシンプルであればある程雑に使うことが出来るので便利なことが多いことからこう言われる。代表例はMTGの『神の怒り/Wrath of God』「すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。」など。
長い・短いは主観的なものであり、テキストが長くとも複数のシンプルな効果が連なっていて強いというケース、テキストが短くともマナコスト等の関係上まず使われないケースもある為、あくまで「傾向」を言い表した格言である。
対義的な言葉→『インクの染み』。
デュエマのカードや関連用語
■ブラックボックス
デュエマの問題作。2020年1月に4年ぶりに発売。Vtuber(ピーナッツくん)、いらすとや、ゾイド、Black Lotusなど予想外すぎるコラボカードが目白押しの拡張パック。もう少し早く社長とデュエマの縁が深くなっていたら入れていたと度々嘆かれている。
■〜・ブレイカー
デュエマにおける効果のひとつ。1回の攻撃で複数のシールドを破壊出来ることを示す。
また、何らかの条件により破壊出来る枚数が変動する効果もある。
W・ブレイカー→2枚(ダブル)
T・ブレイカー→3枚(トリプル)
Q・ブレイカー→4枚(クアトロ)
ワールド・ブレイカー→全て(5枚ではない)
パワード・ブレイカー→そのクリーチャーのパワー6000ごとに+1枚(例えばパワー6000なら2枚)
など
■チャージャー
デュエプレ第2弾で登場した新しいカードの能力名。
そのカードを使用後、マナゾーンに置く。つまり効果を発動しつつマナ加速出来る。
本来の効果が意味を持たない(所謂「空撃ち」)でもマナゾーンに置く効果は発動する為、非常に有用。
■ブロンズ・アーム・トライブ(他、自然文明カードの読みについて)
自然文明3マナビーストフォーク「青銅の鎧」のこと。場に出るだけでマナを増やす優秀なブースト要員。
自然文明のカードはこれ以外にも特殊な読み(日本語表記でカタカナ読み)するカードが多い。以下代表例。
「ふたつ牙」→デュアルファング
「二角の超人」→タイタンジャイアント
「不落の超人」→イモータルジャイアント
デュエプレのゲーム中に表示されるカードは日本語表記のみにも関わらず社長はカタカナ読みをする為、初心者は分かり辛いが上記は登場回数が比較的多い&印象的なので覚えよう。
(アプリでもカード詳細画面の「情報」タブで確認可能)
■ザガーン様
「つまらん。やつを戦場に出したら、一方的に勝つに決まっている。」――覇王ブラックモナーク
というフレーバーテキストでおなじみの暗黒の騎士。
ブラックモナークはざっくり言うと闇文明の親玉みたいなもので、その覇王様から絶大な信頼を受けている……
のだが、自然文明の巨人達に敗北し、その結果闇文明が後退するという悲しみを背負っている。
カードの性能の方も、6マナパワー7000Wブレイカーのみという残念なもの。
とは言えカードの種類がまだ少ないデュエプレ第1弾環境では、本当に一方的に相手を殴り倒したりバロム様に進化したりと活躍してるのは社長の配信を見ていれば分かる通り。(まだの人は社長のデュエプレ配信第1回をまず見てみよう! どうしてザガーン様がフューチャーされるようになったのかも分かるぞ!)
しかもザガーン様3積みの「ザガーンビートダウン」が公認大会優勝した実績があるらしい。マジか。
なお「つまらん」が褒め言葉なのはデュエプレ配信だけなので他の配信では使わないようにするか、「〜を戦場に出したら一方的に勝つに決まっている」まで丸コピ推奨。
■ホーリースパーク
光文明(白)の呪文カード。通称「ホリスパ」。
効果は「相手のクリーチャーをすべてタップする。」、シールドトリガー持ち。
つまり自分の攻撃時にシールドトリガーでこの効果が発動してしまうと、他のクリーチャーは全て攻撃不可となり実質ターンが終了する。
社長はとある配信で(別カードのケアをした結果)このカードを踏んでしまい敗北、配信が終了したことからホリスパがトラウマになった。(そこを突いて黄色スパチャが飛び交うあたり潜在株主は厳しい)
そして悪夢は何度でも起きる……?
どうでもいいがつべのコメントで「社長がタップ状態ということは社長にアタック出来る」って書いた人は天才だと思う。私もスパチャでダイレクトアタックしたい。
■アクア・ハルカス
水文明(青)のクリーチャーカード。通称「ハルカス」。大阪のビルではないし何かの悪口でもない。
3マナパワー2000リキッド・ピープル、場に出た時1ドローと非常に優秀。他の青カードと一緒にターボ(ドロー)要因として多数のデッキに組み込まれる。
るじゅえ麻雀では「北抜き(3人プレイ時の特殊ルール。北を引いたら場に晒してもよい。そうした場合新しい牌を引く)」の様子がこのカードの効果と被ることからそのままハルカスと呼んでいた。(ゆめおやみどりさんもデュエプレやっていいのよ……)
ちなみに同じく場に出た時1枚ドロー効果を持つサイバー・ロードの「ペコタン」というカードと、場に出た時サイバー・ロードが場にあれば3枚ドローという効果を持つ「ミラージュ・マーメイド」の組み合わせ(「ペコタン・マーメイド」または「ペコタン・パッケージ」と呼ばれる)は社長もオススメのドロー要因。
3ターン目ハルカス→4ターン目ペコタン→5ターン目マーメイドと決まると「宇宙」。
最後に最も重要な点を記すと、社長の「ぺこたん」という言い方が非常に可愛い。
なので騙されたと思ってデュエプレ分からん勢も配信を見て欲しい。
■襲撃者エグゼドライブ
火文明(赤)のクリーチャーカード。通称「エグゼ」。
3マナパワー2000ドラゴノイド、「スピードアタッカー」「バトル中、パワーを+1000する」「自分のターン終了時、バトルゾーンから手札に戻す」という能力を持つ。
つまり場に出たターンにすぐ攻撃した後、場に残らない。通常のクリーチャーはタップ状態で場に残り、次の相手のターンで攻撃されて破壊される可能性があるが、エグゼの場合はそれが防げる。
但し次の自分のターンでも使いたい場合は再度マナを支払う必要があるし、当然ハンデスされたら終わりと弱点もある。
なお2番目の効果はパワーアタッカー(攻撃中パワーアップ)ではないので、シールドにアタックした際は発動しない。シールドトリガーで破壊されると当然手札に返って来られないので殴る順番に注意。
ちなみによく引き合いに出される「ピコット・ミサイル」とは火文明(赤)3マナ呪文(デュエプレでは未実装)。
「パワー3000以下の相手のクリーチャーを1体破壊する」という効果が、敵のパワー3000のクリーチャー相手に攻撃するエグゼと同じなのでこう言われる。
(呪文の方がアンタップ状態のクリーチャーを破壊出来る、ブロッカーに左右されないなどの利点はあるが、上位互換の呪文が多いのでネタ枠でもある。呪文におけるザガーン様的ポジションと言えば分かりやすいか)
■ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン
7マナ・火文明・パワー7000・Wブレイク・シールド焼却能力持ちのデュエマを代表するカードの1つ。デュエプレ第1弾の目玉カードでもある。
シールド焼却とは「シールドを破壊した時、シールドトリガーを使わせず墓地に送る」というもの。こいつを除去出来ず反撃の機会も無く敗北したデュエリストも多いだろう。
通称「ボルホワ」「BWD」「ボルメテ」。本家デュエマの方ではボルメテウスと名の付くカードは複数ある為に混同注意。更に「さん」「先輩」などの敬称を付けるべきである。
というのも社長の3Dお披露目配信に超大型ゲストとして登場した。タカラトミーからお越し頂いた本家本元、アニメ出演歴15年以上の大先輩である。社長の地面ドロー(※遊戯王ネタ)で召喚され、社長の歌(※ゾイドの曲)と共に13万人が見守る中で葛葉を食い(※発案はいちからスタッフ)(※葛葉は感激した)、幕間ではいつものほのぼのBGMと共になめるように体の各所を映された。何を言っているか分からないと思うが見れば分かる。
ちなみに社長と言えばザガーン様であり、こちらの登場を期待していた人もいると思う(私もそう)。しかしデュエプレ初回配信のサムネイルは自前のボルホワさんのリアルカード、低評価芸を受けたのはボルメテウスコントロールデッキ(「だったら次は皆様の指定したカードでデッキ作りますよ!(ヤケクソ涙声)」→対戦相手のマットがザガーン様だったこともありザガーン様指名→以後相棒ポジションへ)と縁も深い。ただその割にお披露目後のお礼デュエプレ配信では、他のクリーチャーを取り上げまくり最終的に流れるようにボルホワさんをマナゾーンに置いた(いつもの光景)。
■葛葉さん(腐敗電脳アクアポインター)
5マナ、水/闇文明、パワー2000、リキッド・ピープル/ゴーストのクリーチャー。
「バトルゾーンに出た時、カードを1枚引き、相手の手札をランダムに1枚捨てさせる」という非常に優秀な効果を持っている。イメージはアクア・ハルカス+ゴースト・タッチ。
デュエプレとにじさんじのコラボ時に招待状争奪戦を勝ち抜いた吸血鬼ライバー「葛葉」がこのカードとして実装、貴族風のイラストと召喚時等の各種ボイスが楽しめる。
色が合えばどのデッキにも入り得る強力なカードだけあって社長のデュエプレ配信中には葛葉(プレイヤースキン)が葛葉(アクアポインター)を召喚する様子が度々見受けられる。また、どういう訳か相手の重要なカードを捨てさせる機会が多くその度に「葛葉さんえらい! 優秀!」と社長に褒められている。
なおイベント中の対戦NPCとしては強めだったこととこのような嫌がらせカードになっていることからリスナーからは(ネタとして)「葛葉嫌い」と言われることもある。
ちなみにライバーの方の葛葉は社長のデュエプレ友達。度々小学生のハヤト君とくずは君と化して「ぼくのさいきょうのデッキ」をぶつけ合っている。
その縁もあってか社長の3Dお披露目では茶番の相手に選ばれた上に「世界で初めてボルメテウス・ホワイト・ドラゴンに食べられたバーチャルライバー」となり、ボルホワ先輩の胃の中から社長を絶賛しまくった。何だそれと思うだろうが全て事実である。
■バロム
闇文明(黒)、デーモン・コマンドの進化クリーチャーカード。『悪魔神バロム』を筆頭に派生カードが複数存在する。
バロムの「場に出た時、闇以外のクリーチャーを全て破壊する」、ドルバロムの「各プレイヤーはマナゾーンにある闇以外のカードを全て墓地に置く」など、いずれも全体除去効果や一発逆転の効果を持つ強力なカード。
社長が本気で勝ちたい時に使う所謂「ガチデッキ」のひとつとしてコラボ招待状争奪戦や配信者王決定戦で使用。また、社長は配信者王決定戦の優勝プレゼントとして『悪魔神バロム・エンペラー』を選択している。
デーモン・コマンドが進化元とあって当然ザガーン様を利用することも出来るのだが、専用サポートカード『邪霊神官バーロウ』やドロー効果のある水文明カード、ブースト効果のある自然文明カード、防御性能を上げる光文明カード、更に除去性能と攻撃力を上げる火文明カードなどと併せて使用されることも多く枠が足りない。デュエプレ第9弾環境では緑抜き4色ドルバロムデッキが人気。
但し、たとえ全除去やランデスしてもシールドトリガーでひっくり返るのがデュエマなので、バロムシリーズの召喚に成功したからと言って安心は出来ない。
更に相手も闇文明主体のデッキだと全く刺さらずただのファッティになる上に除去耐性も無いので、BO3で相手デッキをメタ読みする、カードで対処する等のプレイングが求められる。
MTGのカードや関連用語
■スタンダード/レガシー
MTGのフォーマットのひとつ。
「スタンダード」は直近2年に発売された5~8つの基本セットまたはエキスパンションが使用出来るフォーマット。毎年秋のエキスパンション発売に合わせてローテーションする。カードプールが(比較的)狭く新規参入しやすく、メタが1年で変化するので新鮮味がある。
「レガシー」は過去に発売された全ての基本セットやエキスパンションが使用出来るフォーマット(一部使用禁止カードあり)。カードプールが膨大な為新規参入の敷居は高いのだが社長は手を出してしまった。
■サマーマジック/Summer Magic
MTGにおいて、破棄予定だった構築済みデッキ(リバイズド・エディションのエラー修正版)が誤って出荷された事件、転じてこの事件で出荷されたカードセットのこと。
出荷された数量には諸説あるが2カートン(=216パック?)のみとされ、カードは1種類につきレアで10枚程度、アンコモンでも20〜30枚程度と予想されている。
その希少性から、エラーカード(内枠が青色の「ハリケーン/Hurricane」等)や人気カードはかの「Black Lotus」と同等やそれ以上の値が付く時もあり、不人気カードや基本土地でも数万程度の取引がされるという。
ポケモン剣盾での視聴者交換会でサファリボール入りアチャモを貰った時にピンと来なかった社長だが、「サマーマジック並み」と聞いて即座にその希少性を理解したのはつまりこういうことである。
■Secret Lair
MTGにおいて、通常版とは異なる特別デザインのカードを取り扱うサブブランド。
それぞれのパックの販売期間は24時間〜数日とごく限定的、店舗販売は無く特設サイトからの受注でのみ購入可。実質的には受注生産商品であり購入すれば必ず手に入る(在庫数より注文数が多い場合は再生産して発送される)。
コンセプトの通り、カードのイラストはいずれも絵画のように超美麗。パックによってはフォイル加工もされている。
その中でも「The Godzilla Lands」と「Party Hard, Shred Harder」は特に社長好みの逸品。イラストだけでも一見の価値あり。
■From the Vault
毎年8月に発売されるMTGの極少数の限定生産カードセット。それぞれ「From the Vault: 〇〇」という名称を持つ。
意味は「貴重品保管庫より」。その名の通り厳選された特定のテーマに沿ったカード15枚(または20枚)が専用のフォイル加工仕様で入っている。新規イラストカードや未発売パックのカードが先行収録されていることもある。
社長が2021年5月22日に行った新衣装配信のサムネイルには「From the Vault: Type F」が掲げられており、正しく貴重品保管庫から取り出された「あの衣装」が公開されると大勢の潜在株主が墓地に送られた。
■8マナ7/7飛行絆魂7点ライフで7枚ドロー
「グリセルブランド」のこと。
言葉の意味としては「8マナでキャスト(=場に出す)可能な、パワー7、タフネス7、能力『飛行』と『絆魂』と『ライフを7点支払う:カードを7枚引く』を持つクリーチャー」のことであるが、このように端的にカードの特徴を述べるだけで社築や社長のようなプレイヤーは何のカードを指しているか特定出来る。
ちなみに『飛行』は「飛行や到達を持たないクリーチャーによってはブロックされない」、『絆魂』は「このクリーチャーがダメージを与えると、さらにあなたはその点数分のライフを得る」能力。
つまり社さんから見た社長の第一印象は、「ゲーム終盤に登場する、自分のライフを支払って手札を増やし、防御不可能な攻撃を行って支払った分のライフを回復する超グッドスタッフ」。分析力が凄い。
■6マナ4/4格闘
「優しいインドリク」のこと。
イラストから鑑みるにディプロドクスではなくパラケラテリウムに名付けるべき名前。
■エンチャ割る夫
「打ち壊すブロントドン」のこと。
自分や周囲のブロントドンを生贄にしてアーティファクトかエンチャントを破壊する。健気。社長の「わるおー」という呼び方の声が非常に優しいので、カードゲームと全く無関係なのだがArk配信第4回で確認してほしい。
ちなみにブロントドンという恐竜は実在せず、ブロントサウルスとディプロドクスはまた違う恐竜である。
■Black Lotus/Blacker Lotus
「Black Lotus」とはMTGの黎明期に存在した「パワー9(=強大な9枚のカード)」の内の1つ。
0マナでBlack Lotusを生贄にして好きな色1色のマナを3点生み出すというぶっ壊れアーティファクト。現在は禁止カードである。
超高額カードの代名詞のような存在であり、状態によっては80〜90万円程で取引されている。にじさんじのプレゼントのルールでは高額な品は送れないが果たしてこのカードは事務所チェックを通るのかとたまに話題に上がっていた(2020年8月現在はプレゼントの受付自体休止中)。
「Blacker Lotus」はBlack Lotusのジョークカード。
0マナで好きな色1色のマナを4点生み出すとBlack〜以上の効果なのだが、条件として「Blacker Lotusをバラバラに引きちぎり、その破片を追放する」という要素が付属されている。「破った後のゴミはあなたが掃除する。リサイクルが奨励される。」という公式裁定の通り、綺麗にちぎって使い回そう。ちなみにこちらは概ね1000〜2000円と、Black〜よりは大いにリーズナブルだが引きちぎるには少々抵抗があるお値段をしている。
なおこのカードのプロキシ(ダミーカード)として認められているのは「Black Lotusの表面を黒のマジックペンで完全に塗りつぶしたもの」のみである。
■ハゲのおっさん
プレインズウォーカーの1人「テフュリー/Teferi」のこと。1200年以上もの時を生きる、時間に関する魔術の達人。他者に対しては極めて友好的であり、常にユーモアを忘れない性格とのこと。
ドローや追加ターンを得る等カード性能が凶悪であり、それ故に「ハゲ」と辛辣な呼び方をされる(参考画像)。
■浅瀬(ちゃぷちゃぷ)
「発現する浅瀬」及びその効果がぶん回ること。イラストも効果もちゃぷちゃぷなんて可愛いらしいものではないのだが何故かこう称される。
このクリーチャーはざっくり言えば「自身とエレメンタルが場に出る度、山札から1枚ドロー。それが土地カードならタップ状態で場に出してもよい(土地カードでないなら手札にキープ)」という効果を持つ。つまり自分のエレメンタルが全てキャントリップ持ちになる。場に出た時点で仕事する上に放置出来ないので滅法強い。
にじさんじではでび様が闇堕ち社に思いっきりちゃぷちゃぷされた結果、以後「浅瀬」「ちゃぷちゃぷ」というワードがトラウマになった。
■ラスゴ(神の怒り/Wrath of God)
「すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。」というシンプルかつ強力な4マナソーサリー。
社長の『デストロイオールヒューマンズ!』配信のサムネ「Wrath of C.E.O.」の元ネタ。その前日の『ダークソウル』配信でも話題に上がっていた(気がする)。
第10版以降の英語版カード画像が効果テキストも含めてとてつもなく美しいので是非見てほしい。
MTGにおける全体除去の元祖にして基本と言えるカード。自分のクリーチャーも巻き添えにしてしまうが、序盤〜中盤を凌ぎたいコントロールデッキには欠かせない存在だった。
「Wrath」は日本語で言う「憤怒」に当たり、ラスゴの他に「ラス」とも呼ばれる。類型カードも多いがそれらに「5マナラスゴ」「6マナラス」「置物も割れるラスゴ」などラスゴを前提とした通称が付けられるあたりこのカードの人気が分かるだろう。
天使風の新衣装の社長にラスゴ宣言されるとマジで強者の風格。パワーイズパワー。
■死のコロナビーム、スペースゴジラ
2020年4月17日発売「イコリア:巨獣の棲処」の収録されているクリーチャーカード。「虚空を招くもの」の特別版であり、名前の通りスペースゴジラがビームを吐いているシーンを描いている。
この「コロナ」とは太陽の方のコロナが語源だが、折しも新型コロナウイルス感染症が大流行中。しかしどうしても発売前の改訂が間に合わず、初版のみこの名前のままリリースされた(英語版でも「Spacegodzilla, Death Corona」である)。再販ではこのカードは削除されている。
この為レアリティが上がり高額化するのではという噂があったが、封入率は低くなく社長も5枚ホイルを引いた、社さんに分けようかなどと微笑ましいことを発言している。
■土地
MTGにおけるカードタイプの1つ。マナを生むカード。
「平地、島、沼、山、森」という5つの「基本土地」と、そうでない「基本でない土地」に分かれる。
ゲームの根幹に通じる重要なカードであり、多すぎても少なすぎても困る。手札に土地ばかり来てしまう事故を「地主」「不動産王」などと呼んだりする。
■デュアルランド/ショックランド/フェッチランド
MTGにおける土地カードの種類。所謂「2色土地」。
一般的な土地カードはカード1種につき1色のマナしか出せないが、これらのカードは複数の色の中からいずれか1色のマナが出せる。
(例えば『ツンドラ』は「平地」と「島」という基本土地タイプを持っており、白か青のいずれか1色のマナが出せる)
「デュアルランド」はMTG創世記の基本セットに収録されていた2色土地であり、後発のカードと比べてデメリットが無い。
この為、このカードを使えるフォーマットでは非常に価値があるとされ高額で取引されている。
オリパ開封配信で登場した「ツンドラ」「アンダーグラウンド・シー」「ベイユー/バイユー」などがこれに該当。
効果テキスト部分に多重の四角模様(通称ぐるぐる)が特徴であり、これを見ただけで"理解っている"プレインズウォーカーは色々な意味で悶絶する。
「二重」という意味の英単語「dual」が語源。
「ショックランド」はラヴニカ・ブロックで登場した2色土地。元SeedsでMTGをやっていた頃によく使用されていた。
デュアルランドの効果に加えて「場に出た時、2点のライフを支払わない場合、タップ状態で戦場に出る」という効果が付随されている。
デュアルランドの下位互換ではあるものの、ライフを支払うだけで即座に起動出来る2色土地は高価値という理由からこちらも値段が高い。
任意の相手に2点のダメージを与えるインスタント『ショック/Shock』が語源(自分が2点ダメージを負う為)。
「フェッチランド」は変則的な2色土地。取って来るカードが任意の場合は5色土地に匹敵する。
それ自体はマナを出さないが「このカードを生贄に捧げることで、デッキから指定の基本土地カードを探して場に出す」という効果を主に持つ。(条件と探す対象はカードにより異なる)
「確実に特定の色のマナが出せる」他、「土地カードを1ターンに複数回出す」「デッキを圧縮する」「デッキを切り直す」「墓地を肥やす」などの効果がある。
「取って来る」という意味の英単語「fetch」が語源。
■Bayou/バイユー
「沼」と「森」の基本土地タイプを持つデュアルランド。つまり黒か緑が出せる。再録禁止カードの1つ。
黒緑はゴルガリと呼ばれ、黒のカードでクリーチャーを除去し緑のグッドスタッフが相手を殴るという戦法を得意とする(そして花畑チャイカの色でもある)。更に青を足したコントロールデッキや赤を足したジャンドデッキなどもある。
このカードはそれらのデッキのマナを支える重要なカードである為に値段が高騰した。
なお社築は元々このカードのフランス語版を所持しており、エクス・アルビオに狙われた。現在は盗難されるとガチで笑い事にならないカードを多数所持しているので英雄行為には十分な警戒が必要である。
Bayouとは「ゆっくりと流れる小川」のこと。アメリカ合衆国南部のミシシッピ川の三角州地帯などが有名。
英語の発音だと「バイユー」だが、「バイウー」「ベイユー」など読み方に諸説あり社長も困惑した。
■沼/Swamp
MTGの基本土地カードの1つ。タップすることで黒マナ1つを出す。
イラストは大抵淀んだ水辺に枯れ朽ちた立木や動物の骨が置かれた構図、もしくは廃墟や古代都市がモチーフになっている場合が多く、暗く陰鬱な印象。
この所為かプレインズウォーカーは他ゲーム(例:ARK、バイオハザード)でも暗い沼地や荒地を見ると「沼」を連想してしまい、社長のみならずチャットでも「ここ黒マナ出そう」というコメントがたまに発生する。他に土地カードは4種類あるのに(筆者の体感では)何故か「沼」だけこの感覚が起こりやすい不思議。
なおオタク用語では「そのコンテンツにどっぷりハマること」を「沼(にハマる・落ちる・沈む)」と言う。底無し沼に引き摺り込まれたり沈んでいき抜け出せないイメージか。
その点にじさんじや社長は深い深い沼なので覚悟しよう。ここを読んでいるような人の多くは手遅れな気もするが。
■軽井沢/銀座/ニューヨーク
MTGの土地カードの価値を説明する際に引き合いに出された地名。
坪単価で言うと土地カードの方が圧倒的に高額(カードの面積を考慮すると1坪の中に相当枚入る為)な上に、これらの場所からマナは出ない。
しかし晴れる屋のトロピ大塚さんの言う通り、「デュアルランド=ニューヨークの一等地(に匹敵するぐらい高い)」と言われるとカードゲームを知らない人にも分かりやすいだろう。
そしてリアル土地もタップもとい"転がす"と金になる(ことがある)ので蔑ろにしてはいけない。
■「でも〇〇からマナ出ないじゃん」
〇〇には「高級車」「家」「地名」等高額な物品が入る。
「同じ値段で〇〇が買えるのに、ただの紙切れにお金を使うなんて信じられない」と無知識な相手から言われた際、このフレーズを唱えることで自分の心を支えられる。例えば高級車が何台あろうともマナは出ず、従って呪文も唱えられず、勝負に勝つことも出来ないのだから高級車はカードゲーマーには無価値なのだ。(というジョーク)
なおカードの価値が最近上昇しており、(規模は落ちるものの方針としては)車や家と同様に資産運用に利用することも出来るので案外バカにならない。
■ドスン/Thud
闇堕ち社戦での社長の切り札。「クリーチャー1体を生贄に捧げ、クリーチャーかプレインズウォーカーかプレイヤーに、生贄にしたクリーチャーのパワーに等しいダメージを与える」という背水の陣を思わせる派手な効果の呪文(ソーサリー)。
なおこれを使う直前の台詞「いつか、誰かが私を打ち負かすだろう。だがそれは今日ではないし、お前にでもない」は別のカード(最後の言葉/Last Word)のものである。こちらは呪文を打ち消すカードであることを考えると、トドメの呪文(ドスン)と共にこれを言い放つのは盛大な皮肉でもある。デビュー1ヶ月後の新人にしては豪胆極まりないぞいいぞもっとやれ。
■祝祭の開幕/Commencement of Festivities
■最高の時/Finest Hour
社長のYoutubeチャンネル登録者数20万人達成時、Twitterにて社さんとリプし合ったカード。
「カードだけで語る」という端から見ててもエモい〜〜!!と転がり回る構図なのだが、よくよく見ると更に破壊力が増す。
社さんからの「祝祭の開幕」は「このターン、プレイヤーに与えられるすべての戦闘ダメージを軽減する。」というインスタント(呪文)。
つまり「大勢にタコ殴りにされようがダメージを受けない(負けない)」イメージの効果である。お祝いのイメージで選んだのかもしれないが社長の打たれ強さを踏まえつつ、困った時は手助けする(守ってやる)という意図が入っていたらダブスリのオタクは泣く。
なおフレーバーテキストでは「世界中の人々が発明展覧会に押し寄せている」という光景が語られており、加賀美インダストリアルが玩具会社になった経緯を思うとまた味わい深い(MTG世界ではもっと規模の大きい話ではあるが)。
社長からの「最高の時」はざっくり言うと「あなたのいずれかのクリーチャーが単独で行動する度、+1/+1修整を受け、追加の戦闘フェイズを加える」というエンチャント(呪文)。アンタップの関係上得られる追加戦闘フェイズは1回のみだがそれでも十分強力。
「タイマンでボコしたらパワーアップして再戦(タコ殴りも可)」という、社さんのカードが防御用なのに対してこちらはバリバリの攻撃用、脳筋蛮族らしいカードとなっている。
なおこちらのカードの英語名「Finest Hour」はイギリスのチャーチル首相の名演説「This was their finest hour」を踏まえたものだそう。
こちらもざっくり言うと「(第二次世界大戦中、祖国イギリスにドイツ軍が侵入しそうな危機的状況だが)今こそ我々は自らの義務を果たし、『これこそイギリスのもっとも輝かしい時であった』と将来言えるように振る舞おう、頑張ろう」という内容。
つまり「逆境こそが最高の時」。20万人達成という時期(2020年5月上旬)と社さんへの返事という点を考えれば苦境よりは喜び一色、感謝の気持ちを伝えるものだとは思う……が、その3ヶ月後を考えるとめっっっちゃ心当たりある。困難なことを成し遂げて最高の時を作り上げるという決意表明にもなったと考えるとエモみがでかい。あくまで偶然かもしれないけども、それにしては結構頻繁にそういうことする男だからね。そう思っても仕方無いよね。
■Library of Alexandria
ライブラリー・オブ・アレクサンドリア。アレクサンドリア図書館。日本語版は存在しない。
パワー9に匹敵する力を持つカードであり、パワー9にこのカードを足した「パワー10」という呼称で知られる。
無色マナ(◇)を生み出す土地カードなのだが、「タップすると自分の手札が7枚ならカードを1枚引く」という効果も持つ。つまり手札7枚時は実質ノーコスト(見方によっては1コスト)で1ドロー出来る。条件があるとは言え破格の能力であり、更に土地である為に破壊されにくく、破壊されない限り毎ターン使用可能。「引けば勝てる」という意味を込めて「I Win」というあだ名もある。
なお漫画版『デュエル・マスターズ』第1話で主人公の切札勝舞が最初にプレイしたカードでもあり、その際ギャラリーから発された台詞がかの有名な「それは禁止カードのはず!! ずるいぞ!! 勝舞兄ちゃん!!」である。
カードゲーム漫画の第1話から禁止カードを使う(なお作中では「まだ図書館が1枚制限だった頃に父が作ったデッキなので問題無い」と裁定される)、約10歳の少年がパワー10を所持している、主人公がズル呼ばわりされる、カードゲームにはズルと言いたくなる場面が何かと多いという理由からかミーム化。
社長を始めとしたにじさんじカードゲーマー勢でこの台詞が広く使用されていた。
そして2021年1月、100万円の特注福袋配信にて社さんの福袋からこのカードが出た。(加えてパワー9も2枚出た)
その際社長が発した渾身の「ずるいぞ社兄ちゃん!!」は(本心でもありそうだが)このネタを踏まえてのものである。
■伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Tales
100万円の特注福袋配信にて社さんの福袋から出たカードの1つ。その際のダブスリによる裁定価格は「夢」である。
同名カードが複数あるが社さんが入手したのは日本オリジナルアート版となる『灯争大戦』プレリリースイベントで配布された日付入りプロモカードでPSA10。イラストを担当した藤ちょこ氏は同じくにじさんじライバー、リゼ・ヘルエスタ皇女のママである為に福袋に入れられたものと思われる。
このPSA10こそがこのカードを「夢」たらしめている要因である。まずこのカードは配布枚数が(他の高額レアカードに比べると)遥かに多い為にまず鑑定に出されない。そしてグレード10は前述の通り認定されにくく、2021年1月29日時点で世界に4枚しか存在しない。つまり今後PSA10のこのカードが今後増える可能性は少なく、購入希望者が増えた場合価格が鰻登りになる可能性がある。一方であくまで現時点では需要は少ない為に価格的にはそうでもない。将来的にどう変わるか分からないが希望は詰まっている、故に「夢」である。
■宝石の睡蓮/Jeweled Lotus
かの「ブラックロータス」と同じ、このカードを生贄に捧げることで好きな色のマナ3点を得られる、使用コスト0のアーティファクト。しかしブラックロータスとは異なり、これで生成したマナは統率者を唱える為だけに使用出来る。
統率者とは「統率者戦」というフォーマットで使用出来る概念。デッキ構築時に伝説のクリーチャーカード1枚を統率者として指定する。このカードは対戦中「統率者領域」からマナを支払って戦場に出すことが出来、戦場から離れる場合は(指定された領域を経由して)統率者領域へと戻る。つまりざっくり言えば「対戦中いつでも使えるクリーチャー」。
この統率者用の3点のマナを0コストで生成出来るというのは非常に優秀であり、統率者戦のみという限定的な効果ながらもカード自体は高価。ちなみにそれ以外のフォーマットでもマナを生成すること自体は可能である。
社長と社築と花畑チャイカによるオリパ開封配信の際、チャイカがこのカードを3枚引き当てた。社長は「統率者戦もやろう!」という声かけを行なっており、配信後トレードが成立したとのこと。(ツイート内の「三角州」とは『汚染された三角州/Polluted Delta』のことでフェッチランドの1つ)
遊戯王のカード
■ブラック・マジシャン
■ブラック・マジシャン・ガール
黒魔法使いの師匠と弟子。前者はブラマジ、後者はBMGと略されることもある。遊戯王を象徴するモンスターのひとつ。
師匠はレベル7闇属性魔法使い族通常モンスター、攻撃力2500、守備力2100。
弟子はレベル6闇属性魔法使い族効果モンスター、攻撃力2000、守備力1700。お互いの墓地のブラック・マジシャンとマジシャン・オブ・ブラックカオス1体につき、攻撃力が300(原作では500)アップする効果持ち。
漫画『遊☆戯☆王』では主人公である武藤遊戯のエースカード。サポートカードも数多く存在し、コンボによる見せ場が多い。
弟子の方は女性キャラとしても人気が高く、小学生男子が持っているとちょっと恥ずかしくなるセクシーな衣装と可愛いポーズは大きなお友達をも魅了した。
夜見さんとの福袋開封配信では開けた福袋が弟子がメインテーマだった為「マジシャンガールと一緒にBMGを手に入れやがって」というやっかみの声がリスナーから少々上がった。
なお社長の遊戯王配信でもたまに登場。だが闇遊戯の印象が強く「AIBOOOO!!」等の叫びが顕著。
■青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)
レベル8光属性ドラゴン族通常モンスター、攻撃力3000、守備力2500。「ブルーアイズ」または「青眼(せいがん)」と呼ばれることが多い。遊戯王を象徴するモンスターのひとつ。
漫画『遊☆戯☆王』では主人公のライバルである海馬瀬人のエースカード(またの名を「社長の嫁」)。作中では世界で4枚のみ確認されていたが、1枚は海馬により破り捨てられ、現存する3枚全てを海馬が所持する形となっている。
カードとしても人気が高く夜見さんもこれが欲しくてパックを剥いたと語っている。幾度となく再録され多くのレアリティ違い・絵柄違いが存在しているが、初代が一番好きというプレイヤーやコレクターも多い。
社長(加賀美の方)は社長(海馬の方)も大好きなので当然ブルーアイズも好き。遊戯王配信では「ブルーアイズ!! ホワイトドラゴン!!」「滅びのバーストストリーム!!」と迫真の口上を聞かせてくれる(但し声質的には闇遊戯の方が近い)。
なお声優の津田健次郎(通称ツダケン)さんと言えば海馬社長のイメージだったがSEKIRO配信を経て葦名弦一郎(通称弦ちゃん)も色濃く残ったようでたまに混ざっている。
■聖なるバリア -ミラーフォース-
罠カード。相手モンスターの攻撃宣言時に発動、相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊するというシンプルにして強力な効果を持つ。通称「ミラフォ」。
夜見さんとの福袋開封配信で、まさかの2人の福袋からそれぞれ1枚このカードのブルーシークレットレア(ブルシク)版が出るという豪運を見せた。
このブルシク版ミラフォ、2020年11月に『Yu-Gi-Oh! UNITED DUEL TOURNAMENT』という大会の優勝者+他参加者7名に抽選で配られたものであり、全国で1,250枚しかない計算になる。その内2枚をMC組でおそろっち。とんでもない展開で同期推しは泣いた。
※他にも「これ何?」ネタがありましたらマシュマロにてご連絡ください。
※私はTCGにわかなので間違っている点等ありましたらこちらもご指摘くださると幸いです。