ヒャッハー待ちきれないぜぇ！ということで新曲『PIERCE』の復習というか予習というか、現時点での思うことをつらつら書きました。
いつも以上の散文っぷり、解釈どころか妄想と欲望の域に入っててついでにセンシティブ要素ありなので苦手な方はご注意ください。
所謂何でも許せる人向けです。OKの人だけ先に進んでね。
Zeppの時の感想と当時の聞き取り歌詞は以前の記事参照。こちらを前提とした話なので未読の方はチェックプリーズ。最新版の歌詞はこの記事には記載してないからこれに期待した人はすまない。
また、新衣装お披露目で公開された先行公開版MVも当然参照元としています。頭出ししておいたんで是非聞き直してくだされ。
この曲の概要を考える
この曲は「（ちょっと本人と被るところはあるけど、基本は別物の）創作物」という旨の本人言及があるので、考える上でそれを前提とします。社長が役柄を演じてるだけと言ってもいい。
曲全体の主題としては「滅茶苦茶愛した人を失った結果、心と身体に穴が穿たれたよ」というもの。故にPIERCE。ド重ラブソングです。
ただこの主人公がどういう人物かについては一考の余地ありなんですね。なんせヒントが概ね最初の4行分しかない。
ただ特徴的なのは「消えやしない銃創のせいにして」部分。何故わざわざ「銃創」なのかという点。ピアッサーでもナイフでも鞭でもなく銃という点は興味深い。
そもそも正解など無い（どうとでも取れる）パターンだとは思うけど候補を挙げるならばこんな感じか。
１．殺し屋やヤクザ説
「銃創」はガチの銃による傷のパターン。分かりやすいね。
これをやったら救済しますよと言われてヒットマンやら鉄砲玉やらになったけれどそれを反故にされ、逆に心身に怪我を負い罪人となった（＝純真を穢された）。これ以上深手を負わないように心を凍らせたけど「あなた」に絆されてしまった、というお話。
もしこれだった場合、歌詞書いた後の社長が桐生ちゃんや真島の兄さんを好きになるのも分かる。オタクは大体こういう話が好きだ（主語デカ）。戦う男って良いよね。実に良い。
２．売春説 ※BL要素あり？
「銃創」は比喩のパターン。同人誌の読み過ぎって言われるだろうが折角なので提唱したい。
騙されてか仕方無くか無理矢理にか、欲望と嬌声の渦巻く中で身を置いていた主人公。女性相手の男娼でもいいんですけど「銃」ってやっぱり男性的なイメージあるんですよね。俺のマグナムが火を噴くぜ的な。
本来ならば社長がそんなもの公に持って来る訳が無いんで邪推も邪推と思いたいんですけども、それにしては全体的に歌詞がセンシティブ過ぎる。Zeppの時から大分攻めたなーと思ってました。いやベーコンレタス的な意味ではなくアグレッシブ的な方で。
でもまぁ京まふで歌詞の一環なら格好良い台詞言えることも分かってますし？ 男歌リレーではじめてのチュウもしちゃったし？（語弊） ついこの前は金色グラフティでFワードも歌っちゃってるし？ 今更だよねうん。
３．過剰教育説
「銃創」は比喩パターン。何だかんだ言って社長の過去とちょっと掛かってるんじゃないか？ 未来の社長として子供時代に厳しく躾けられてたのでは？ という推測のやつ……だったんですがボツ案です。
前回の記事ではこれを提唱したんだけども、MV見たらセンシティブ分がより多いと判明した結果多分違う。仮に教育路線だったらそれはそれで恐ろしいことになってしまうのでこれ以上の言及は避けます。そういうのも好きだけど。
あと教育路線でいくなら銃ではなく鞭だと思うからその観点からも恐らくハズレな予感。とは言え新衣装で「小さいハエ叩き」の言が出て私はそれはそれで盛り上がりました、叩く方でも叩かれる方でもいいので今度はそっち方面もお願いします（貪欲）。
４．堕ちた天使説 ※超訳
「銃創」は本物かもしれないし比喩かもしれないパターン。MV版で天使衣装が出てた、という一点からのこじつけ。
何らかの理由で「あなた」の元へ赴いた天使、「あなた」に撃たれたんじゃね？ 物理的な銃、若しくはハートを奪われた的な意味で撃ち抜かれて、そのまま何やかやで身体を重ねる間柄になってしまった。天使と人間が結ばれたらそりゃあ罪よ。
この場合「取り残して行かないでよ」がちょっと疑問になるのですが、仮に天使が「あなた」に死を告げて魂を天に運ぶのが役目で、その後「あなた」は転生する（＝天使と離れ離れになる）と仮定するなら納得。天使は別れたくなかった、でも「あなた」が死ぬのは決定事項で、魂の運搬を別の誰かがやるぐらいなら自分で、みたいな葛藤がラストの方に出てるのかなとか思ったり何だり。
とすると自らを燃やすというのは神の使いである天使にとって本来NGな行動なので「焚べる」は天への叛逆か。誰にも奪われないように「あなた」を焼き、灰を空に撒くことで「あなた」に対する「贖い」とし（「あなた」を殺すという罪滅ぼしの為に無理矢理輪廻から解脱させたとか？）、神の住処たる天と神のものたるその身に穴を空けて最早貴様らのものではない的なことを示した。そんなレジスタンスな話でもいいじゃないと。
まぁ最早解釈というより妄想の域だし「作者の人そんなこと考えてないと思うよ」な気がするしMVの後半によっては全っ然違うことになるし何なら歌詞合ってるかすら定かでないんだけれども、こんな風に楽しめるのはまだ明かされていない今だけということでここはひとつ。
ちなみにイメージビジュアルでは人間の姿してますがこれは世を偲ぶ仮の姿という奴です。くっそイケメンで好き。
以上４パターン。はてさてフル版ではどうなる。
雑感
MVで歌詞がはっきり分かったデスボパートの訳は「何も知らなかったらいいのに」「痛みだけで十分だった」「それは小さな自殺」でキービジュアルのキャッチは「不可逆な破壊」。上記どの説でも活きるやつ。
ここだけで「痛み」を前提としていて、恐らく愛やら「あなた」を知らなければよかったと言っていて、緩やかな破滅に向かっていることが示唆されてるの凄い良い。当方メリバ厨です対よろ。
後ね、ここで「あなた」が恐らく（あと主人公も擬似的に）死んでいるという点は社長の活動的……もとい一部のファン的には重要な気がする。
どこまでを創作とするかによるけれど、仮にこれだけ愛されて身体を重ねている対象が加賀美ハヤトに居る（居た）とすると夢厨やらCP厨と呼ばれる人の中の一部はモヤるかもしれない。でも相手が死んでたら文句も言えない訳で。そこから死んだ人には敵わない（めぞん一刻理論）と思ってもいいし、今はもう居ない＝これからワンチャン、と思ってもいい。解釈次第で皆にっこり。なお私は社員になりたい派なのでどちらでもといったところ。社長が幸せならOKです。
それと社長は表向きは清楚であれど、実際はこれだけ深く重い愛を歌えるのだという人生経験の豊富さだの「何がとは言わないけどこの人上手そう、何がとは言わないけど」だのが垣間見えるの、堪んないよな。ふざけなければデートに於ける最適解を選びまくれるのをこっちは知ってるんだからな（パワプロサクセスと空気読み参照）。
というかあのルックスと声と性格と地位なら当然引く手数多に決まってるし、ピアスバチバチでデスボ出るロックバンドのボーカルがやんちゃ（意味深）してない訳無いだろうというのが個人的解釈。でもそれを普段は見せない所も好き。TPOは大事！ コンプラは命より重い！ 正解は沈黙！
勿論全くそうではないと解釈してもいい。恋愛経験豊富そうに見えてただ人間付き合いが上手いだけでいざとなったら実は奥手というのもそれはそれでいい。ボイスでもああ言ってることだし。真実は社長の中に、そして各々の心の中にあるべきものだと思っている。
もうひとつ余談としては社長のオリジナル曲って「バージョンによって歌詞や歌い方やMVが変わること」も面白いよねと思うところ。
WITHINショートのMV演出2パターン（初配信版と動画版）。WITHINフルのラストシャウト部分。トレモロムーンの「one, two」。既に公開済みだからと油断してると毎度驚かされるのはエンターテイナーだなぁと思います。
PIERCEも既に「そこってその表記だったんかい（日々→罅）」があるけど後半どうなるか。ピッグスクイールがそのまま採用されるのかどうかとそのシーンでの演出が特に気になってます。ライブ初見時はもうあわわわわ……ってなるだけだったから……色気半端無かったからさ……
兎にも角にも、色々なものを経るにつれて完成後に変わってもいいじゃない、自分の作品だもの、というのが後々の加筆修正よくやるマンとしての気持ち。どんだけ捻って絞っても何のアイデアも出て来ない時もあれば、良いものがある日突然脳内に降って来たりもするのだから。これ良くね？！ってノリで変えてもいいと思う。
だから月末に全く違う動画が来ることもちょっと覚悟している。いや流石にね？ NEXTって言ってる以上はもうそんなことはしないとは思ってるけどね？ 多分。……きっと…………恐らく、は……？（めし組バイオのカウントダウンの様子見てやや不安になる顔）
何はともあれ、社長の掌の上で転がされる準備運動を続けつつあと10日程を楽しみにしてます。それまでは既存曲鬼リピしとこ。いつものことだけど。