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Category まとめゲーム台本小説感想文
Tag 1stワンマンライブChroNoiRPIERCEROF-MAOSMC組SitR福岡TCGVJCWITHINle jouetにじFes2021にじさんじARK戦争にじさんじ甲子園にじロックゆめおさんちの今日のご飯イブラヒムエクス・アルビオクロウゲーム実況ゼルダの伝説ダブルスリーブチーム321デュエプレトレモロムーンプログラムベストゲーム大賞2024ベストゲーム大賞2025ボイスライブラジオ卯月コウ夜見れな夢追翔大会月刊加賀美ハヤト渋谷ハジメ社築緑仙自作動画花畑チャイカ葉加瀬冬雪葛葉誕生日遊戯王雑キープ音楽???

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 プロフィール・説明Twitterマシュマロ

最終更新:2026/02/03 18:41

 この記事は加賀美ハヤト1stワンマンライブ『ALPHA ONE』に脳を焼かれた人による感想文です。
 ネット配信視聴組。本編・ライバーカメラ・定点カメラの各視点における、有料パートの情報を含みます。
 ネタバレしかないので、万が一まだ見ていないという方は無料パートのアーカイブは残っているのでそちらをご覧下さい。

【注意事項】
「感想文」としてはいますが、その時の感情重視な非っっっ常にフリーダムな文章となっております。
 過去イベントに関連した情報、歌詞考察、支離滅裂な文章、妄言、奇声、ネットミーム、深夜に書いたラブレターみたいなポエムもどき等が多々含まれます。そしてクッソ長いです(4万字以上あります)
 理路整然とした内容をお求めの方は、他の方が書いた素晴らしいレポ記事をご覧ください。
 
 また、(ソース提示したもの以外は)全ては夕星の勝手な思い込みの上に成り立っております。どれが正解ということは恐らくありませんし、関連各社様との関係はございません。その点ご了承頂ければ幸いです。何かありましたらマシュマロかXのDMにてご指摘ください。
 
 あと、ネチケ視聴期間が終わってて見返して確認出来ないのは大変申し訳ない。シンプル間に合いませんでした。円盤が来たらまた会おう兄弟。

開始~無料パート終わり

1.ARE YOU READY? FIGHT!

 これの前のオープニングムービー、多分フルでちゃんと見られるの定点カメラだけなんだけど、超良かったのでどうにかして今後も見られるようにしてほしいところ。
 夜の都会っぽい光→メカニック的な動き→並ぶカード→再度メカニックな動きから機械仕掛けでライブロゴが完成する→お母様のキービジュドーン!がカッコいいことカッコいいこと。あわよくば社長のチャンネルに上がらないかなぁ。
 
 そこからのこの曲。背景はMVだけど入りのタイトルロゴが出るところカッコいいよな~。ちゃんとメタル路線も汲んだデザインになってるの好き。
 この曲自体はコーレスShortsが上がってたので歌うのは分かってたけど、まさかトップバッターとは思わなんだ。最初は『WITHIN』かな〜とか思ってた。
 
 でもこちらもめっちゃ熱い曲だし前述の通り客席も声出す曲だし、「最強である理由を証明するライブ」の初っ端で『最強王図鑑』関連楽曲を持って来るのは大変理に適ってる。あと敗北から勝利を目指すのが『泥の誉れ』と通ずるものがあってそこも良き。
 更に言えば最強王図鑑の映画もやってて、社長も出演してるのよな。見に行こうと思ってまだ行けてないんですけども(土日はこの記事を書くことで潰れました)。無料枠の最初だし、キッズも見てくれるだろうか。カッコいいお兄さんなんやで。
 
 で、本人は喉がスロースターターって言ってて実際そんな感じもすれど、バージョン違いが聞けるのがライブの醍醐味な訳ですよ。あとスローなとこから本調子になるの結構早ない? 充分な速度では?
 間奏前の「行け!行け!」の高音の伸ばしが真骨頂で今後の期待も上がる上がる。合間の語りでの盛り上げも「ライブ始まった〜!」感があって大変良い。

2.泥の誉れ

 熱をそのまま上げてくセトリ、大変良いですねぇ!
 これ生で歌うのクッソむずい曲だよな……と音源版聞いてる時に3D新衣装お披露目ライブ思い出して思ってたんですけど、今回も改めて思う。
 
「退きな、俺が通る」がカッケェのは自明の理な訳ですが、元々は地を這うような「それも今日までだ」を1番では高らかと宣言するの、これもまた強さ。本来泥に塗れようが立ち向かうぜ的な歌だけど、今回は初っ端から強者な感じがしてこれもまた良し。
「均された筋書きを歩く度に想う」から片膝着いてどんどん声をシャウトに近付けていくのとか、始まったばっかりながら目も耳を奪っていくのが凄い。この辺のリズム感気持ち良いんだよなぁ。
 
 そして「なればこそ歌う」の部分やっぱ好き〜! 衣装も相俟って魔王様。加賀美ハヤトはミュージカル曲とか歌ったら天下取れる(構文)と思ってるので誰かこう……そういうの好きなライバーさんとか……何とかしてくれないか!(他力本願)あとその後の低い呪詛のような「道化」と嘲笑うっぽい声も好き。
 
 そういやサビの「I have me」、本来は後ろに名詞が付いて「(私の為に)~を貰うよ」みたいなニュアンスの口語らしく。でもこの曲だと「私は私を持っている=自分自身を譲らない」っぽい雰囲気だよなぁと思っている。
 音で聞いてるとあまり分からないんだけど、歌詞見ると結構古語も多くて時代劇というかネオ羅生門と言うか、そんな今と過去が交錯する空気もあるのが何かカッコいいよな。最後の背中向けて手上げるポーズもカッコ良すぎる。社長って色んな顔があるねん。
 
 曲からして流石は堀江晶太だとなるんですが、この人がはかちぇの『リトルハミング』も書いたってマジかよ。同時視聴で(もっと後だが)言ってたけど、はかちぇの『デストロイアガール』は我々も聞きたいので、社長も『リトルハミング』を歌ってくれないか。それで手を打とう。(強欲な壺)

・MC
 自己紹介から割と甘噛みしてるんだけど、3日間の沈黙(※)からのライブと後から知って「そりゃふわふわにもなるか……」と思った次第。
(※喉を休める為に配信休んで大声も出さないようにしていたと振り返り配信で発言)
「お水おいし〜?!」でキャッキャするの可愛いね……右手にハンマー左手に剣のラスボスカッコいいじゃん……

3.フメツフハイ

 ぶっちゃけYAGZA登場までは予想の範疇。でもドットガッケ総統?! 生きてたんかワレ?!とは確かになったし、あんな舞台のスクラップ&ビルド(文字通り)を見るとは思わなかった。
 
 ただこれ同時視聴で明かされてましたが、ジャンプするかしないかも社長に一任だったんすか?! ということは大人達も「やりたかったらやっていい」「何かあったら会社が責任取る」姿勢ではあったんだろうけども、ここではやらない判断したの、相変わらず社長らしいバランスの良さなんじゃないかと。詳細は言わんでおくけども。
 その際に観客に謝りつつも「得物を振り上げてくれ!」って言うのもYAGZAに向かって「ブッ飛んでもらうからな」って言うのも、エンタメ的フォローが上手ぇ!となったわね。こういうとこ、ま~あ私が社長を好きな理由のひとつですよ。「え?! 俺ら?!」ってあたふたしてるYAGZAの皆さんも可愛い。
 
 歌入った時なんですが「七転び 八転び ひとつ飛ばして 泥だらけ」が「泥=十(とお)」に掛かってるんだとようやく気付きました。おっっっそ。
 あとこれはMV出た時にも呟いたんですけど、最初CDで聞いた時にダンスが入るならこの曲かなって思ってたんですよ。でも気付いたら特撮の色が乗っかって、気付けばヒーローの決めポーズが似合うこと似合うこと。面白いわね音楽って。
 
 それはそれとして、ライバーカメラだと2番のサビ最初の「Oh Yeah!」の掛け声にしっかり耳傾けて聞いてるのがバッチリ見えて何かギュンッてきた。客席からの声、本当に届いてんだな……
 でも普通の人は「ビーム出すのは2回目なんで」ってスンッとはしない。凄いなバーチャルライバーって(今更)。ただベースの二家本さんもYAGZA投げてたからな。やっぱバンドも最強なんだな。
 
 そして「爆殺」って単語が出るライブもなかなか稀有ではなかろうか、ライブのお約束とかよく分からんけど(2回も言った!)。怪人に大事そうな線を引っこ抜かれて演奏が止まるのも、お返しのレーザービームでステージと主役が爆散するのも。
 
 そこからの社長コール、私はお約束の展開だ!となったんだけど、社長側は意外だったってのが意外だった。「加賀美」と「ハヤト」と「社長」コールが混在しつつも段々ひとつになり、ズレも収束していくのやっぱ凄いよな。
 多分幼少期から染み込んでる人も居たろうが、「にじフェスでヒーローショーやったからかも」と後輩に花を持たせてくれる社長、あまりに良い人。でもヒーロー達は戦隊モノで社長は仮面ライダーだよな、凄いよく分かるよ(背景映像見つつ)(コインは分かったけど他は全然詳しくなくてオマージュ元分からんかった……履修範囲が狭い……)。
 
 爆風で髪型変わるの、ここでまた新規が?!って一瞬思ったけどそうか、ろふまお衣装のやつか。こういう組み合わせのバリエーションでより雰囲気に合った見た目になれるの嬉しいものね。
 
 ……でも「仲間が居る!」「ライバーの仲間が!」って言われた時にね。「まさか来るのかチャイちゃん! よしんばチャイカアーマーで?!」と人物まで予想出来てたのに、本当に思ってたんと違う人来ちゃったのはこっちも「?!」ってなったよね。
 チャイCarが総統と一緒に煙に消えた所は涙無しでは見られないとか思ってる内に「どうせ無事か……」で笑わせるのやめてほしい。あと多分あの車はエルフのトラックではなくてMVのミニバンじゃないかと思う。詳しくないから分からんけども。
 
 歌の復帰が「何千回とやられたって」から始まるのも粋だね。やっぱ負けた後立ち上がる強さが全体通じたテーマとしてあるよな。
 瓦礫に足乗せてるんだけど、その爪先でリズム取ってるのがライバーカメラだと見えてフォォー!ってなる。斜めのトラスに斜めに乗っかるの、実はこれまで見たことない気がするので治安の悪さと技術の進歩?に燃えるとこ。
 ラストのマイクソードで肩ポンポン→前に向ける決めポーズかっっっけぇ……何してても絵になる男だけど特に良い。襟で口元隠れてるのも良い。この衣装もマイクも天才かよ。

4.ずうっといっしょ!

 はい問題作。曲の入りからセンスしかねぇ。この映像を作った人に100万ポインツ!
 ただ振り返りも踏まえて考えると、フメツフハイは各種画面内を飛び回るヒーローで、そこから地続きの動画のサムネの映る演出からスタートする辺り、「創作物内の加賀美ハヤト」的イメージもあるのかもしれない。本人がまずチョイスしない楽曲という点も含めて。
 ……それはそれとしてライバーカメラガン見で気付いたんですが、これ冒頭は薄いカーテンが掛かってて、社長がチョイチョイと手招きor布を摘む動き?→カーテン開けつつ立ち上がる→歌い出すって動きしてます? 何だそれ深窓の王子様か?
 
 そして一応原曲も聞き直したんですけど、社長の歌う「あたし」ちゃん……何か強いな……?
 執念は確かにあるんだけど、死んだ後も幽霊になって取り憑き続けてやる感のある原曲に比べ、社長のそれは自分から相手の首を絞めに行ってそう。そんなとこまで最強なんか? でも優しい歌い方もあって、何かこう、凄い(語彙力)。
 サビの「グロい履歴の中で」でがなり入れるくせして「ずうっといっしょ!」の表情でこっちを撃ち抜いて来るんだから狡い男だよ本当に……
 
 2番メロの投げ出した感ある歌い方もまた良き。死にたいのは口だけのようにも、絶対道連れにしたるわっぽくも聞こえる。
 なのに「髪を乾かした夜から」は表情も声も苦しげなの、表現力〜!(こっちの語彙と反比例)
「外れなくなってしまった指輪みたいに」でトラスに触れてるのは縛られて動けない表現なんだろうか。ラスサビは苦しさと泣き要素と縋る感じを存分に入れて来るの、「あたし」ちゃんに余裕無くなってきた表れなんだろうか。「可愛かったなぁ」の吐き出し方すげぇ好き。
 最後トラス登って叫ぶのも何か納得させられてしまう。これは狂わされますわ。
 
・MC
 そっから手ブラブラさせて「なぁ〜んてやってみたり」ってもうね、この辺も、さっきまでのは動画の中だけのことと思えば納得の振る舞い。何にせよ、ふーん君は相変わらず潜在株主をコロコロさせるのが上手い!
 ちなみに『ずうっといっしょ!』は歌ってほしい曲上位だったからという選出だったそうですが、よもややるとは思わなんだ。いやまぁ『ダーリン』が出た時点でいつかあるのか?!とはなってたけども。残る『シャンティ』もお待ちしてます(チャイナ衣装と一緒に出る読みをしています)。

5.デュオバース

 リアタイ時はそこまで気付いて無かったけど、確かにこの辺の流れ、ラブゾーンだな……
 でも全然タイプの違うラブ。ドロドロの恋愛ではなく、清らかな無償の愛(作中の彼と彼女)であり、敢えてこう言っちゃう、菅波さんから社長への愛であり、ファンから社長への愛の歌だと思っている。
 ライブだけあって巧みなディレイが良い味出してるんだけど、1サビ終わりの頭の振りからの歌い方がね……もう既に若干乱れてるの、泣き表現上手彦か、既に感極まってるのか。「傍に居るから」を「1人にしないぞ!」と高らかに宣言するの、ラブだね。
 
 2サビもまぁカッケェんだが「優しい貴方がどうして傷だらけなんだろう」で明確に泣き表現が入って、ポエトリーも切羽詰まってる感があるのと表情がね……良い……
 ラスサビも歌ではなく台詞にしてるの、ライブアレンジええなぁとリアタイ時は思ってたけども……そういう意図的な表現かなって思ってたけども……どこまでか分からんけども、そうかぁ、ガチで感極まってたかぁと嬉しいような切ないような想いを今は噛み締めてる。
 
 これ、別れの曲なので。他とはベクトルちょっと違うけど等しく重いんだよな。個人的には目下の私の葬式で掛けて欲しい曲トップ。だって多分社長はライバーを辞めることはないし、私より長生きするだろうから。お別れする時は私がこの世を離れる時。ああでも、出来るだけ長く見てたいな。そして一度は現地で聞きたいな。
 
 そんな走馬灯が流れるぐらい、本当に本当にめっっっちゃ良い曲だし、良い歌い方してた。これを無料パート内で持って来たの、結構セトリの魔術師だと思ってます。ずっと残ってほしさ、多くの人に聞いてほしさも少なからずあったのではなかろうか。本人は恥ずいかもしれないけど。
 てか、えにから脅威の技術力により汗が流せるようになったんだから、涙も流せるんじゃないか? なるべく2ndライブまでにお願いします。
 
 あと気付く点として、歌ってる間、そんなにその場を移動してない。これまでの社長のライブって暴れる方という印象があったと思うんですが、この曲に限ってはトラスに片足乗せた状態から手を動かす以外のことをほとんどしてません。(他も結構そうだけど)(あくまで当社比)
 それだけ歌に集中してたんだろうなぁ、本気で歌ってんだなぁと思った次第。やっぱカッケェし、生きてゆく理由は全部貴方だったんだ……

無料パート終わり~改修工事

6.トレモロムーン

 デュオバースまで無料パートだったの、ガチ大盤振る舞いだなー。でもどれも、誰もがずっと見返せるって嬉しい曲揃いね。いや本当はこの後のもいつでも見返したいけどさぁ!(円盤お待ちしてます)
 
 暗転してからのピアノソロ、バラードか?!と思わせてからの歌い出し最高か。
 背景が美しい満月なの良いですよね。月に手を伸ばせ、たとえ届かずとも。でも社長ならいつか届いてしまうんじゃないか、そう思わせられることが何度もあったライブだった。
 こんなにも美しい夜なのに、ステージ上は退廃してるってのもまた乙なもの。しかし瓦礫に完全に乗れるのも面白いよな。これまでの社長のライブで何かに足掛けてるのは毎回のように見たけども、思いっきり乗ってるのはあまり無いような。
 
 この曲って社長にしてはライト寄り(デスボイスやロックテイストが少ないの意)で、普遍的な「Vtuberである自分と視聴者」を歌った曲なんで、お通しのように出されるのも多かった訳ですが。今回のセトリだと如何せん「それってそういう意味なん?!」っぽさもあると言いますか、これもラブ……という印象。
 これ程美しい曲でありながら「喉元を掻き切ってやるさ」でちゃんとそのモーションやってくれるのも社長らしいと言いますか、そういうとこ好き。社長っぽい歌詞なんだけど作詞buzz.Gさんなんですよね。匠の技。
 
 全体的に音源版より強さが増してる気がするんだけども、ラスサビの「どこに居たっていいんだぜ」の語りアレンジとか泣けてくるよね。本来はどこでも見られるバーチャルYoutuberを指した言葉だろうけど、現地行けてない身には沁みる。
 でも他の曲と合わせて「貴方がどこに居ようが私は傍に居る」と語られるの、幸福以外の何だと言うのか。どんな人もなるべく取り落さないようにしてくれる振る舞いが好きだ。
 
・MC
「まだ終わりませんからね」って言ってるけど、そりゃ満足して昇天しそうになるってもの。でも後から見るとこれで4分の1ぐらいなんだよなぁ……流石足し算の男……ボリュームがすげぇや……
 そしてバンドメンバー紹介。みんなカッケェしノリが良い、当然音も良い。普通に聞いちゃってるけど冷静に考えると生で23曲、歌ってる方も凄いが弾いてる方も凄いな?! しかも激しい曲沢山なのに。プロですわ。(このライブ中同じことを何度も思ってます)(この文章でもあと何回か出ます、それだけ素晴らしいと思ってます)

7.デストロイアガール

「こういう感じで大汗かけるのが嬉しい」からのこの曲である。アルバム曲なのでまぁやるとは思ってたんですけどね。破壊力が凄かったですよね、えぇ。
 踊るまではいかずとも、音に合った動きカッケェ~とか思ってたらね。……何だその「コッ☆」は!
 いやでも多少は身構えてましたよ? アルバムで聞いてたからね?「愛しているからさ」がお出しされることは分かってたからね? あと「ね?」とかね? 覚悟してたよ?
 
 ……でもそのサビ前でブッ込んでくるなんて思わないじゃん! しかも何だその首傾げは!!!
 振り返りだと「リズム取りやすいから……」などと供述しておりましたが、そんな筈があるか! 分かってやったんだろ! と声を大にして言いたい。ずーーーっと昔から社長は潜在株主を掌で転がしている、古事記にもそう書いてある。
 
 ……とか思ってたら、その「愛しているからさ」は瓦礫に座って指差してはっきり言いやがる。
 これ原曲だと、若干棒読み気味というか、「はいはいしょうがないな、こう言わないと止まらないもんな」みたいなニュアンスのある歌い方だと思ってるんです。愛は一応存在するけど、口先だけ感がある。それが社長の新たな引き出しを開けてくれたんですけども。加賀美ハヤトって200色あるねん。
 でも今回の歌い方だと、もうはっきり言ってる。ややアイドルっぽさもあれど、しっかり指差して言ってる。これはもうね、革命ですよ。革命チェンジ(?)。CD版社長からライブ版社長へチェンジして出た時効果で場の潜在株主を全て破壊します。
 
 その後も本人は何食わぬ顔して歌ってるの、いいですよね。
 2メロラストの「って思うのはいつからだ」の息の抜き方とか、細かい匠の技も存分に発揮してる。
「それすら忘れるくらいにあなたの瞳は素直にゆらめく」の所、歌い方もさることながら、2本指で指差しつつちょっと上目遣い、ちょっと首傾げ、困り眉ってさぁ……そこに至るまでの表情も良いんだけど……なんでこんなことすんの……? もう惚れるしかなくなっちゃったよ……
 2回目の「愛しているからさ」はなんか誠実さ増してるしさぁ……ラストも更に語気強めだし「ね?」が縋るみたいじゃないか……どうしてそこを困り眉で言うんだ……本当に惚れ込んでるみたいじゃないか……「はーやれやれ」系の歌じゃなかったんですか……?!(でもこれもまた良い)
 
 余談ですが曲名の「デストロイアガール」って、「破壊者な少女(destroyer girl)」と「少女を破壊する(orせよ)(destroy a girl)」のダブルミーニングだと思うんです。
 歌詞を素直に読むと前者っぽくて、好き過ぎて色々ぶっ壊しちゃうメンヘラちゃんに振り回されつつも愛しているからさ、と宥める余裕のある色男っぽいんですけど。一方でわざと惚れさせて、相手の心も生活も滅茶苦茶にして、それを楽しんでる悪い男っぽさもある。
 
 今回しっかりその両方が出てて、知ってるんだから! ずっと我々のこと玩具にしてるって!って言いたくなった。マンボウは多分全滅した。
 でも終盤はしっかり切実に愛を歌ってて、これはあれか……? 最初は遊びのつもりだったのに段々本気になっちゃったやつなのか……? とか思ってた。何それ良いじゃん。これがメロか。メロか?(よく分かってない)

8.プロポーズ

 さっきマンボウは全滅したと書いたな。あれは嘘だ。生き残った少数がここで改めて殲滅された。
 しかも改めて見直したらちゃんと曲前で「そんな繋がりで」って言ってるし。裁判官! この男、やっぱり分かってやってます! 有罪有罪!
 
 そして改めて歌詞もちゃんと見たんですが、デストロイアガールからのコレは本当に殺りに来てますね。準備一任されたヒットマンですよ。まぁこっちの主人公はデストロ主人公に比べてそこまで自信が無いんですけども、逆に愛してるって言い慣れてる男が、嫌われちゃったらどうしようってプロポーズだけは言い淀むの良いなぁ……とか思ってたんだけども。
 
 これを書くに当たって初めて原曲MVを見たんですけども……というか真剣に聞いたのこれが初めてだったんですけども……
 もしかしなくても、これもまた、別れの歌……だな……? ヒットマンってそういう意味じゃねーから!
 というか通称メロゾーンの一連の流れ、「ずうっといっしょ!→お揃いの悪夢(振られてる)」「デュオバース→もう二度と会えない」「トレモロムーン→届いてほしい(でも遠い)」「デストロイアガール→相思相愛っぽいが相手ぶっ壊れてそう」「プロポーズ→結局してない」……あかん、何も成就してねぇ! メロいどころじゃないよ! メロいって何だよ!!!
 
 いやでもいいのか。これが加賀美ハヤトらしさでもあるのか。
 愛は歌うししっかり熱もあるけど、幸せにはならない。何ならこの後に来る他のオリ曲も、悲恋だの罪の意識だのもりもり。手札のカード全部に「破壊する」か「捨てる」って入ってるよ多分。確かに菅波さんもそういう傾向をイチオシしてたけど徹底が過ぎる。泣きの表現上手彦だからって供給が凄い。
 
 冷静に考えるとずうっといっしょ!はリスナー選曲でドロドロ激重キャッキャッってノリに乗ってくれたのはまだいい。ファンサ上手いねの域。
 でもそこから更に、社長自らこの曲を持って来るのは末恐ろしさがある。オリ曲でもそういう傾向がある以上、本人の趣味でもあるのか。或いは単に流行ってて目に付いてコレ良いじゃんってなっただけか。
 あまりにビビったのでもう一周回ってただただハッピーな曲とか聞きたくなってくる。ヤバTとか。助けてヤバみ。
 
 でも歌の感想に戻ると、似たリズムが続く曲調の中でも掠れや強弱で色を付けていくの大変に好き。
「どう考えても君に夢中」で鳴ってるピアノのキラキラした音もなんか好き。原曲がシンプルだからか、楽器隊達の演奏と社長の歌で大分雰囲気が変わってる。やっぱりこっちだと切なさあんまり感じないんだよなぁ。
「星になったあの子」ってガッツリ歌ってるんだけどなぁ。これも社長の強さでもあるのか。
 
 あと、歌がまぁ上手いのは言わずもがなとして、社長の動きについて。元々そこまでガッツリ踊るタイプじゃないしリズムゲー得意な訳でもないんだけども、こういう軽くリズムに乗る動きがやったらめったら上手いというか、似合うというか。
 自然体のようで堂々としていて、ちょっとした可愛げもあり、当然カッコよさもあり。実は曲調とは合ってない衣装とマイクなのに何故か納得もさせられてしまう。
 これは「最強の理由を証明する」とパッケージングされたライブだからの妙もあるかもしれない。社長のみならず大人達も、いい仕事してますねぇ。
 
・MC
 突然どうした???(某王子が来ました)
 ここまでのセトリで「どうしたんだ加賀美?!」と潜在株主大混乱だったんですけど、更にまた別種の混乱に陥らせた、これまた問題作。少なくとも、せめてもうちょっとMCの時間をだな……本当に間髪が無さすぎる……!
 
 フメツフハイの「爆殺」もそうだったんですが、「下等生物」ってワードが出るライブは確かにそうそう無さそう。定点カメラ見たらテロップに「下等生物どもにメッセージ」とかあって文字でも言われた……ってなった。あと何だそのコーレス。いやこの人選的んはとても正しいのか。でも寒暖差ァ!
 ゲストを映さないように頑張るメインカメラとはこれ如何に。でも社長が熱望したんだろうなぁ。後のコメントを聞く限り、面白い芸人さんとしての尊敬も感じられて、何か良かった。これもラブか。ラブか?
 あと社長が去年やってた某配信も確かに面白かったので皆も見てね。

9.「F」

 混乱はしたものの、一周回って「あ、いつもの社長か」ってなったやつ。
 毎度お馴染み、やっぱりライブで1回は聞きたいよね~なマキシマム ザ ホルモンさんの曲。に、社長の好みがフュージョンしちゃったら、そらもう最強よね。
 
 ホルモンの曲は歌詞見てマジかよってなるところまでがお約束なんですけども、今回もその例に漏れず。
 版権物パロディな部分は後から(後から?!)本家公認となったからまだいいとして、割と社会風刺的側面もある曲をよくもまぁ選んだもんだし、運営も許可したもんです(誉め言葉)。実にロックンロールじゃねぇの。
 背景映像もどっかで見たことあるしモザイク薄くて草。間奏の不意打ちベジータさんとか元気玉とかそりゃ笑うわ。円盤で無くなる可能性トップクラスなのでアーカイブ終わるまで徹底的に鑑賞させてもらった。
 
 そして社長のホルモンのいっちゃん良い所は、クリーンボイスも高音デスボも低音デスボも全部聞けるとこ。
 冷静に考えると1人で全部歌う曲じゃないのではと思うんですけども、まぁ昔から度々ナヲさんパート→女性ライバー、それ以外大体全部→社長、とかもやってますし。何故かデスボイス出る筈の不破っちと歌ったのに任されパートの多い『恋のメガラバ』とかもあるし。こういうのでいいんだよ。
 
 吸いだの吐きだの未だにデスボイスについてよく分かってないんですけど、私はどっちも好きです。正確に言うと超高音(ピッグスクイール)と超低音(グロウル? ガテラル?)が特に好き。両極端。
 だから本当にこの曲歌ってくれて良かったなぁと思いました。他でもいっぱいやってくれてたけどね。毎ライブでホルモン選曲していいからな。割と実際そうなってるけども。
 
 各種デスボが出るのもさることながら、即座にクリーンボイスに移行出来るのも相変わらず凄いとこ。
 本人的には「何ならクリーンより自然な声」とか言ってるけども……そんなことあるのか? でも確かに赤ちゃんの泣き声ってある種のスクリームなのかもしれない。
 こういうとこ、脳筋だ何だと言われがちだけど、自分の歌も技術で培ったものと言ってたり、しっかり理論が伴った発声法が出来る人だなぁと思います。配信上でやって無理に真似して事故られたくないから詳しく言ってない、ってのもあってメンタル面のコーチングも目立ちがちだけどもね。
 
 ここと直接関係無いけど、SitR東京組のさくゆいにデスボ教えた話も好き。にじ甲3D配信の合間に叫んでるさくゆいと応援する社長を傍から見た他の面子はどう思ったんだろう。事情知らなきゃ絶対「何やってんだろうアレ……」だと思うんだが。「まぁでもさくゆいだしな……変なこともするか……また社長巻き込まれてら……」もワンチャンあるか。あってほしい。愉快な現場。
 
・MC
 結局社長もちょっと声寄せちゃうの草。そして驚きの工事突入。
 ステージ転換はよくあれど、それを「改築工事」にしちゃうの、実に社長らしくもある。指パッチンで緞帳ならぬ工事用シートが降りて来るの色々ツッコミ所が多くて草。
 
 加賀美インダストリアルは元々重工業の会社なんで、ちゃんと繋がりがあるのが面白いのよな。ただ実際に工事を行う部署もあるとは知らなかったし、看板では「カガミ~」とカタカナ表記だったのでホールディングの会社かな?(ホールディングスが本当に存在していることをライブの広報で知るという潜在株主もビックリのPRしてたのもおもろい)
 でもじっくり看板見ると建築主が「カガミインダストリアル 加賀美隼人」なのはともかく、建造が「アルファ・ワン造」で草。成程あのクソデカ三角はそういう造りの名なのか(?)。
 
 あと現場監督さん、完全に役者の方だと思ってたから振付師さん(しかもROF-MAOでも懇意にしてる方)だと聞いてビックリ。本当になんでそんなに振る舞いが上手いんだ。踊れる人はそういうことも出来るのか。
 最初オーダー聞いた時どんな気持ちだったんだろう。「キャリィとシュガビタの振り付けと……現場監督やってもらっても?」って言われたら「はい?」としか返せる気しかしない。ファンとしてもいつもありがとうございます!という気持ちです。ちなみに作業中ぼっ立ちバンドメンバーもシュールで好き。

改修工事終わり~SMC組前

10.LYCANTHROPE

 そして再度幕(工事用シート)が上がり、初っ端からブッ込んで来たー!
 振り返りでは「休憩出来てよかった」的なこと言ってたけど、そりゃそうだ。1曲前も叫びまくってたんだわこの人。でも待ってたぜ、この瞬間(とき)をよぉ!
 
 2024歌謡祭で素敵なお姉さんによるASMRの余韻を吹き飛ばし、同時視聴していた女の子達を泣かせたのも記憶に新しい(?)この曲。(咲ちゃんが「いつもの社長じゃない~!」って泣いてたの超好き。いつもの社長は優しい認識なんだね……)
 そっちで聞いてた分、まだやりそう度合いは高かったものの、実際に最新最高状態で聞くとヤッベーねこれ。
 
 ほとんど英詩でシャウト、音も詰まりに詰まってるんでそりゃもう大変。あっでも舌打ち毎度ありがとうございます!「ここから暴れていくぞー!」で画面の前のこっちも盛り上がったけど、実際の暴れ具合を知るのはもう少し後である。
 あと背景映像もね、例えばトレモロムーンも同じく月が出てるんだけど、雰囲気が真逆なの凄く良い。青い月と赤い月。そういう二面性もまた社長の魅力か。
 
 しっかし、重ね(事前収録のコーラスとか)があるとは言え、これもまた生で歌う曲じゃねーでしょうよ。でもライブアレンジも超カッケーし、生バンドとの親和性はそりゃあ高いってなもんで。元々好きな曲が更に好きになってまう……来るなと言われても離れたくねぇよ!
 サビの声の伸び、語りっぽい部分の切なさ、「RISE!」の叫び、ラスサビの盛り上がり……そしてアウトロの超ロングシャウトはお見事の一言。最強だコレ。バケモンだバケモン。狼男だ。
 歌謡祭の感想でも呟いたかもしれないんですが、この曲ってアウトロがかなり長いんですよね。本来ギターがギュンギュン最後に歌うんですが、ステージ独自要素としてなっっっがいシャウトを持って来るの、あまりにもエンターテイナー。
 
 で、確かに終わった後に頭を軽く振ってて、「ちゃんとクラッと来てる」がマジだと分かる訳で……いつもは無理矢理隠してるという息切れの様子がその後の語りに色濃く出てて……
 そんな中で「皆さんもここに来るまでに、きっと大変なこともあっただろう。自分がもっと大変じゃなきゃ!」って叫ぶのはさぁ……そんなんズルじゃん……(泣)
 
 社長ってたまに自己犠牲精神を見せるの、私のヘキに刺さって大変よくない。普段あんなに明るいくせに、変なところで自罰的な節がある。事前のW社長対談でも言ってたけど、他人の手助けを断って自分で抱え込みやがる。
 そして普段は「前に進めたのは(わたくしが背を押したのではなく)貴方の力」とか言うし。頑張ってる人は報われてほしいと振る舞って恩もちゃんと返すくせに、自分の頑張りが評価されることを強く求めている訳でもなさそう。何なら自己評価が低くて、応援してくれる人達の為にそれを払拭せねばと言うぐらい。
 
 何なんだこの男は。
 当日、この辺から涙腺が怪しくなってた。そりゃ確かに大変だった。現地チケットを取れた人も取れなかった人も、その戦いに挑んだり、時間やお金を工面して映像を見ている人達も居るだろう。
 でもそれはこちらの問題で、社長がそこまで身体を張る義理は本当は無い。もっと楽なセトリにだって出来ただろうし、超ぶっちゃければ(社長はそれこそ嫌がりそうだが)口パクだってありかもしれない。
 
「社長がそこまでしなくていいよ」と言いたくはなる。だが同時に、理解もしている。
「社長ってそういう人だよな」。それこそ6年以上、ずっと社長を見てきた。数々のステージを、配信を、ほぼ全て見てきた。だから分かる。
 そういう所に惚れた。そういう所が好きだ。それを再認識した。

11.キャリィ

……だからってほぼノータイムでキャリィはちょっと命を燃やしすぎではないか? イービルヒートさんも首を傾げています。(なおこの後更にぶっ飛ぶことは当日の私はまだ知らない)
 イントロの盛り上げと手拍子の煽り超カッケーし、冒頭でやや疲弊は見えども声が伸びるのスゲェとしか言えない。
 しかもサビで簡易版ながらも踊るし。この状態で歌もターンもほぼブレないの、改めて見ると本当にヤバい。
 
「踝の分け前」での軽い後方蹴り上げ、ちょっと怠惰な感じと可愛さが曲と合ってんなーと思うんですけど、正確な意味合い取るの難しい曲よね。特にココ、未だに謎ではある。丁度良いのでこっそり見解を書いとくと……
 まず前提として、CDとMV版、ついでに各種インタビューの印象で言うと、神話が題材に入っている曲ではある。で、神話で踝(踵)と言えばアキレス。でもこの前後を見るにそういう要素全然無い。
 
 じゃあどういう意味なんだと考えた時に、そっちじゃなくて「本当は親しい人にしか見せない踝を(分け前として)他の人に見せちゃう(=SNS等で誘う手段にもしてる?)」とかのニュアンスがあったらどうしようね……とか思ってる。こう見ると、デタラメに欲望を増幅させて(=エンハンサー)、番うなら~と続くのがしっくり来るよねという。
 普段清楚な加賀美ハヤトだが、歌詞はノー検閲(何なら自作詞)ですんで。これぐらいやりかねない。長年の経験上そうも思ってる。まぁ締切に追われて書いたそうなんで、どこまで単なる語呂合わせでどこまで本意か分かんねぇんだけどなガハハ!(なのであんま本気にしないで下さい)
 
 ……というかライバーカメラガン見すると分かるが、「二枚舌の愛撫をもっと」で大分メロい(?)動きしてんな……? 何だその表情と歌い方はけしからん……! ちょっと動揺したわエッ……?!(※これは驚きの声)
 
 そんでもって間奏の「Clap your hands」「ありがとう」が超カッケェ。元々コーレスや拍手が多くてライブで楽しい曲なんだが、更に客をノらせるのが上手いこと上手いこと。前から知ってたとは言え、改めて長時間突き付けられるとクラクラしてくるわね。最高にハイ!ってやつだ!
 ラスサビ前のブレイクも綺麗にキマったし、激しい曲なのに美しさがあるの本当に凄い。ぎゃぷいちさん曲は年々難易度増してってるらしいが、つまりそちらも最高を更新しているということ。最強の周りには最強が集まるんだなぁ。
 
 あと背景映像のライブ特殊演出。これもうね~、してやられたよね。
 ライブ前、キャリィを歌う時はもしかしてキャリィちゃんが出て来て社長と一緒に踊るだろうか、でも個別で3Dボディは無さそうだからキャリィちゃん作の出来損ないの人?っぽいヤツならあり得るだろうか、それともリアルダンサーさんとかが来るだろうか……とか思ってたんです。
 
 でも実際はMV+社長1人で、まぁそうよね~とか思ってて、ああでも社長も踊ってくれてる~!とか喜んでたんです。……それが、ああなるとはね。
 後から定点カメラで確認したら、想像以上に唐突に踊りやめてたり、一歩近付く動きが結構地球外生命体っぽい雰囲気がしてヤバかった。本当に外見だけ人間を模してて、動きも真似してるけどボロが出た感ある。画質とサイズの問題で見えにくかったから余計にそう感じるのかもしれないけど。
(そういやUMAを撮影したVTRとかノイズ混じりが定番よな。いやそこまで踏襲せんでもいいんだが。多分シンプルにレーザー光線でエンコード殺しされてただけだが)
 
 そして最後の最後も、そうくると思ってないじゃん? こっちはリアタイ時に見えてたので本当にビビった。
 画面を叩き割って来ようとするキャリィちゃん、もう完璧にゾワッと来た。しかも社長の振り返りで気付いたが、キャリィちゃんのサイズがステージ上の演出ではなく本当にあの大きさと見ることも確かに出来るのよな。地球で遊ぶ子なんだからそりゃ伸縮自在だろうよ。
 
 あとキャリィちゃんが画面を割れなかったってことはつまり、「社長はこっち側に居る」とも言えると後から気付いて演出上手ぇ!となりました。
 序盤で「フメツフハイ(とずうっといっしょ!)は画面の中で起こっていること」という演出を見せた上で、キャリィちゃん(並びにそれに類する存在)を社長と並べないことで、これまた画面の中と外という次元の差を見せる。相対的に社長が「こちら側」に居ると思わせる。思えば工事シーンも現実との境目を薄くさせる為だったかもしれない。
 そう考えると、次の曲の繋がりがすーっごい意味あるものになると気付いて鳥肌もんですよ。

12.Luminous

 皆は神を見たことはあるか? 私は見た。2022年の幕張メッセで見た。
 かの名高きFANTASIA Day2、『ハミングバード』を歌う社長は、それはそれは神々しかった。
 
 あれから3年、そこから更に光を強めたこの曲のシンガロングが流れて来た時、そりゃもう沸いた。
 これまでの激しい闇を全て払拭するように現れた社長は、あの時と同じ共通衣装。そしてあの時とは違う長髪。
 本編のコメントで「エンジェル・コマンド」って言われてたけど本当にそう。そういや社長は火文明だけじゃなく、光文明も入ってた。(カードだとアーマード・ドラゴンだけど)
 
 背景について、同時視聴(2回目)(なんで2回目があるんです?)ではかちぇが言ってた「背景がすぱっと真っ直ぐなのも合ってる」って観点は私には出て来ないものだったんで大変助かった。流石14行先生、昔から今に至るまで分かり手なんですわ。
 クソデカ三角ことロゴに光が入って、一斉に他のライトも点いて、ステージこんなに広かったんだ!ってなるのも、完璧にしてやられた。実際、最初の方の曲で「ステージのサイズ……こんなもんか?」って思ったもの。
 
 でも誰も分からないじゃないですか。だってトヨタアリーナという新しい箱で、初めてVtuberがやるライブがこれなんだもの。SitR東京公演と日程が逆だったらこういかなかった可能性があるの、順番の妙~! 演出上手ぇ~!ってなるやつ。
 そもそも「スクラップ&ビルド」ってある種社長と加賀美インダストリアルによく合うワードなのよな。荒廃も再建もどちらも似合う。何なら逆境からの復活という意味でも合う。こういう最強もあるんだなって。
 
 歌の方は、さっきまでの疲弊なんて全く感じさせない伸びやかな歌声は「建国」と言われても割と納得。サビがめっちゃ高い曲なんだけども、だからこそ持ち味が活きるってなもんで。
 この衣装、3D新衣装以上にヒラヒラが多いからターンや動きが映える映える。ベースの色見や全体のシルエットで近しい部分はあれども、見比べるとやっぱ雰囲気全然違うよなぁ。あちらは決闘者だけど、こっちはそれこそFANTASIAの頃から騎士様で王子様で司教様で天使様。闇属性と聖属性、どっちも似合うね。
 
 そして間奏であの時の台詞持って来るのは狡い。あまりに狡いぞこの男。
「楽しいですね歌うの!」って、本当に社長らしい良いフレーズだと思うんだ。それでいい、それが良く似合う男だから。
 
 その後の「僕が作る足跡を辿って」で本編カメラだと、手を伸ばす社長と手を伸ばす潜在株主がクロスフェードさせるんですけど。ここも泣けたね。Luminousが遂に完成した。
 実はMVだと、社長がステージに居る時は観客が居ないし、観客が入ってる時は社長はステージ上に居ないんですよ。背景のモニター? 絵画?には映ってるんだけども。それって実にVtuber的なんですけども。
 
 同時に思ってましたよ。ああこれ、ライブで完成するんだなって。ステージと客席にそれぞれ社長と観客が居て、そうして成就するんだって。
 実際、ここでしっかりとそのカットを撮ってくれた(MVでも「高く掲げられた数々の観客の手」が出てる)の、良かったなぁと思います。
 
 ラストのデスボじゃないロングトーン、そこからの一礼もお見事。
「生きて示せ」と背中を押すような、あまりに美しい楽曲とステージ、最高だな。

13.篝火

 来ちゃ~!とマジかよ!という気持ちが合わさってイントロで泣いた。
 そりゃオリジナル曲ではあるんだけども、デュエプレの曲でもあるもんで。ここで来るか!感もあった。
「まだまだ暴れる曲続きますよー!」って冒頭で言ってるが、確かに残ってるのはそうよね……Luminousやったらもうね……と思ってたが、ここまでとは思わなんだ。
 
 とりあえず篝火、前述の通りデュエプレコラボの1曲目です。……「1曲目」って表現が使えるのありがたすぎる(2曲目は2026年月末時点でゲーム中でしか聞けない)。3D新衣装お披露目では、バロム&アルカディアスという大御所2名にお越し頂いたのも記憶に新しいですね。
 冒頭のターンといい、「戦闘曲」らしい振る舞いがよく似合うカッケェ曲。ただこの曲、初出が2021年なんですけど、その時からまぁ高難度でした。なんせ音が超高い。流石の社長でも、当時の音源だと苦戦してそうなのが感じ取れる訳ですが。
 今回はもう期待通り。何なら3D新衣装お披露目よりレベルアップしてないか? これが配信を生贄に捧げた完全体の力なのかよ……(ツー)
 
 あと元々作曲者さんがNIGHTMAREの咲人さんだけあって、ヴィジュアルの方のV系の空気もちょっとあるのかな?(私は詳しくないので雰囲気で語っています)という曲調なんですが、それがまた社長のパワーある高音域と合うこと合うこと。
「さあ、おいで……」の伸びやかなファルセットから高音地声にスムーズに切り替わって最後にちょっとだけ泣きのニュアンス入れるの、良い仕事してますねぇ。
 
 あとここで何か来るのか!?と身構えてたけど流石に今回は何も来なかった。もう充分色々呼んだからいいだろう。
 ただダイカガミ辺りワンチャン……?とかは思った。デュエプレにも出たしな!(なんでそこ直結しちゃうんだ)(ありがとうコラボありがとう社長再登場)
 
 ただ今回、文脈的には隠れテーマの方に準拠してたわね。
 というのも咲人さん、ダクソシリーズの大ファンらしく。当然同じくフロム大好き社長と話が弾んじゃったらしく。
 結果、作中の「篝火」って本当にダクソのアレでもあるらしいのです。マジかよって当時も思った。
 そして今回、客席で赤いライトを掲げてもらい、「おかげでこの場所に火が灯りました。何かあったらこの景色に戻って来て下さい!」って叫び、良い。めっちゃ良い。
 
 その文脈で言うと篝火って、「どんなに傷付いてもそこに帰ってくれば癒される場所」であり「もし倒れてしまってもそこから復活出来る場所」なんですよ。どんなに長く辛い、心が折れそうな旅と戦いの中でも休める場所。ひとつだけではないけれど、重要な拠点であり、いつか帰って来る場所。
 それがワンマンライブで灯されるの、あまりにエモいじゃないですか。
 ちなみにスタンディング席はブレスレットライトだから白しか出せん!って声もあったけど、ほら、火の真ん中って色違うもんだから。赤より白の方が温度高いから。上手くはまってたと思います。
 
 ラスサビにシャウトの要素をちょっと入れるのもカッコイイし、「君がもし望むなら 天地すら捧げよう」で実際に前、上、下、前をそれぞれ指してるのも芸コマ。
 アウトロでブレードマイク振るうモーション、共通衣装なのもあって、完全に騎士様してた。こういうカードあるんじゃないか?と錯覚しかねない。やっぱりエンジェル・コマンド・ドラゴンじゃないか!
 
 最後にもう1つデュエプレの話をすると、長年の縁の象徴みたいな曲でもあり、そういう意味でも「帰る場所」なのかもしれない。
 そしてここで、デュエマの紙の方でコラボした《龍装者 バルチュリス》のフレーバーテキストを見てくれよ。

ボルメテウスは炎を見る。加賀美ハヤトの身体はドラゴンに比べれば小さくとも、その心の中で燃える大きな炎を見て、ともに戦うことを決めた。

ボルメテウスが見たのはきっと、ただの炎ではなく、煌々と燃え上がる篝火だったのだと思う。

14.PIERCE

 嘘やん!!!(ぶっ倒れ)(ここでも泣きそうになった)
 いや確かにオリ曲だけども。続けてここで来る?!となったやつ。「ちょっと久々かもしれませんね」と言う通り、実はそこまでやった回数は多くない、でも思い出深い曲です。
 
 なのでちょっと説明を挟むんですけども。初出は2020年、折りしも最初の方のSitR、伝説とも言える『Shout in the Rainbow!』福岡公演での発表でした。
 これが3D初お披露目&ライブステージ初出演の社長、初っ端に『WITHIN』を叩き込んで「こいつ3Dでもヤベー!」と湧かせまして(この時も無料パート締めお兄さんだったな……)。そこからもう1曲ソロでぶち込んだのがこのPIERCEです。
 ……今更だけど初ライブで2曲オリ曲やったのこの人? しかもこっちはライブで初お披露目? 大型新人すぎないか?(※当時デビューして7ヵ月)
 
 で、その後MVが出て、21年に『NIJIROCK NEXT BEAT』でやって、22年にレヴィちゃんの3周年ライブでやって……で、今。かれこれ4年ぶりですか。そりゃレアだ。
 
 最初のシャウトでROF-MAOのOVERFLOW衣装にチェンジ。「動きやすい」とお気に入りなの良いですよね。まぁ他の衣装でこの曲やるギャップも好きだけど。
 これまたデスボもりもり、高音バリバリの曲なんですが、最新最強版が沁みるってもんよ。ブレス多めに聞こえるのも良き。
 でもこの曲の真骨頂はライブアレンジ。上記のレヴィちゃんライブでもキメてくれてたんで、そりゃ期待してましたとも。
 
 間奏の一声から、座ってのピッグスクイールはそれこそSitR福岡で見せた技なんだが……何だその音?! ミドル+ハイが混じり合う掠れからのロー、思ってたんと全然違う複雑なの出て来てビビった。年末特番で謎ノ美兎を追い払ったデスボイスも何でそこの音域両方が同時に出るんだよって感じだったんで、それも脳裏を過ぎった。本人的にはあんまり満足いってなさそうだったけども。
 ただその後に一言言ってるの、聞き取れないんだよなー。「Done」か「Down」っぽくはある(まさかの「Damn it」もあるか?)。
 
 その後の「絆した心は 戻らないのに」が低音なのはMV版準拠だったねー。ここ高音でカチ上げる過去のライブも好きだったんで、逆にMVで「そっちなん?!」ってなったやつ。高いと慟哭、低いと啜り泣きって感じがしてどっちもおいしい。
 
 ……はい、この曲も例に漏れず成就しないラブソング。何なら加賀美ハヤト激重オリ曲の元祖です。
 愛しい貴方をね……空に撒いてんだよね……前半部分のエッッな歌詞が目に付きやすいけど、ラストとか訳すと「これは貴方の呪い 私の心に穴を開けた」だからね。最後まで絶望たっぷり。何だそのダークネストッポ。
 
「傷一つ無くなった」で声枯れるのも曲には大変合ってるし、最後のディレイからの長いシャウトもナイスアレンジだし、アウトロの畳みかける叫びはこれだよこれぇ!ってなるやつ。ここで片膝付くのもSitR福岡オマージュか。
 歌い終わった後の動きは、どこまでが息切れでどこまでが振り付けか。分からないながらも息を呑んでたさ。

15.22

 息を呑んで……聞こえてきた前奏で、声を上げた。画面の前でも。
 もうずっと同じようなこと言ってるんだけど、そりゃ歌う候補には入るだろうけど、やるんだな?! 今ここで!ってなったやつ。
 全部英詩、ほぼ全部デスボの超難関曲、まさかのこの流れで登場。今回ライブでの歌唱どころか、どの配信でも歌われてない超レア曲でもあります。いやそりゃそうだよ、普通は生で歌えねぇよこんなん!
 
 初っ端から「C'mon!」とか「22!」とか合間に入るんだけども、よくもまぁ入れられるものよ。でも超カッケー。何食ったらこんなカッコよくなるんですか。ラーメンですね知ってた。
 こんなにも「足を掛けるだけでなく乗れる台」があることに感謝することはないかもしれない。荒廃ステージの時も思ったけども。やっぱり社長は足上げてナンボよ。
 
 そしてまるで全てを絞り出すような叫び。これ初出時に「数多の他人へ送る、数多の他人の歌。」という一言が添えられてまして、折角なんで日本語訳付き歌詞(本人投稿)も見てほしいんですけども。……英詩でもね、バッチリ「社長の歌」してるんですよね。
 クッソ荒々しいんだけど、どこか切なさもあり、「きっと誰よりも美しいものを見て、誰よりも温もりを感じてたんだ。」と語る男のステージング、正に圧巻。……というか音源よりもパワーアップしてる。これも3年前の曲だもんな。あの頃より強くなったのだ。
 
 ロングシャウトの時に汗が滴り落ちるの、「居る」感が凄い。汗表現自体はろふまおライブの時からあったんだが、このタイミングで魅せてくるの、匠は社長だけではない。我々は名も知らぬ「戦友」は多分いっぱい居るんだと思う。
 最後の「drag it down.」の入りも、伸ばし方も、歌い切った後のマイクの離し方も、最後の最後のマイクソード振り降ろしも、どれもあまりにカッコよかった。
 
・MC
「ひょっとしてだけど、やると思ってなかった人も居たんじゃないですか?」と言われてドキッとする。いややってくれたら嬉しいなとは思ってたよ……!?「やりますよ! ワンマンだもん! やらせてもらいますよ!」……ごめんなさい。これ程とは思ってなかった。
 
 何なら後から配信休みの間ずっと声張らず耐えてた話聞いて、私が想像してた以上に社長がこのライブを良いものにしようとしてたのを知った。加賀美ハヤトが! 自主的に! 配信を! 3日も休んだんですよ!?!?(集中線)(シンプルにリハとかだけだと思ってた)
(余談だけどこれは『魔人探偵脳噛ネウロ』って漫画で主人公の弥子ちゃんが敵に捕まり、元々大食いなのに洗脳されてカエル料理2皿食べただけで笑顔で「お腹いっぱいです!」って言ったシーンで感じた絶望感に近い。これはとんでもなく大変なことだ……!って震え)
 
 それはともかく、元気なスタンディング席と「お水おいしー?」「おいしいです」「ワー!」のやりとりも微笑ましい。実はこれまで無かったからねこういうの。新鮮。

16.狂乱 Hey Kids!!

 アルバムBからのカバー曲ってことで、どれだ!?ってなったとこからの狂乱。(贅沢言えば『蝸旋』も『予感』もいつかライブバージョン聞かせてくれ……!)
 同時視聴でも言われてたけど箱内でもすっかり定番曲で、客席のコーレス完璧なのが良い。よくよく考えればリクエスト1位だったから、ステージでもやーろう!と思っての選曲だろうか。まぁ普通に生バンドとやって楽しい曲でもあるけども。社長のピョンピョンはカッコよさと可愛いが同居してて素晴らしい。
 
 例に漏れず、実は生で歌うのムズくないかの曲なんだけども、ライブアレンジの歌い回しといい客席の煽りといい、まぁ上手い。絶対に2024年の歌謡祭告知カラオケより上手くなってる。
 同時に大変セクシィ……な歌い方で、支配者って感じがする。1メロの「私の名前を吐かないか?」の部分の表情とかもね……その後のシャウトもね……お前が最強の男だ……!
 
 これだけ歌をバッチバッチにしていながら、間奏のMCでは「カバーさせて頂いてる立場なんだけども……その声超嬉しいー!」って丁寧さと純真さを合わせ持ってたり、「もっと欲張っていいのかな!」って変に謙虚だったり……
 いいに決まってるだろがー!って言いたくなるのもまた、社長らしいところなのかもしれない。自分に対してしんどくなきゃって言うくせに(だからか?)、妙に自己評価低いところあるんよな。
 振り返りでも「皆様がこう言ってるんだからもっと自信持たなきゃ失礼」みたいな言い方してるし。他人に対しては「頑張ったなら報われなきゃ、自分だけでも返さなきゃ」ってしてるのに。やめろそういうの! 私のヘキに刺さるだろ!
 
「Just wanna hold your hands」のリズムの乗り方がめっちゃ良いし、ラスサビで「出会うはずだったあなたと」を語りにしてくるのとか、最後のもうひと盛り上げとか、人前に立って音楽をすることが楽しくて仕方ないんだなと思えて、やっぱ良いよね……良い……

17.刃

リアタイ時は「?!」ってなってて最初の語りがあまり頭に入ってなかったんですが、「断ち切りたい何かがあるから」の真意……未だに考えてもよく分からない……とりあえず後ろで鳴ってる音楽、楽器はエレキでロックなのに時代劇テイストな音してて最高だな……
 
 で、剣豪です。違った、THE BACK HORN『刃』カバーです。菅波さんには大変お世話になりまして(潜在株主的にも)、そりゃバクホンカバーは入って来るでしょうなと思ってはいましたけども。無知で申し訳無いのですが初めて聞いたんですが、なんだこの曲、カッケー!
 映画『魁!!男塾』主題歌だそうで、原曲だとバックにコーラス入って応援団のニュアンス入ってる感じ。ライブだと弦楽四重入っててまた味わい違ってて素敵。
 
 一方社長バージョンはというと、時代劇というか戦国時代というか。日本の荒野を武将が馬に乗って激走してる感じ。ミリしらだけど前田慶次とか本多忠勝とか武田信玄のイメージ。剣豪に引っ張られてる説はあれど。まさに「男が惚れる男」という雰囲気で、強い歌声ですっごい好き。
 そんな和テイスト感じる曲ながら、間奏での各パートのソロはギュインギュイン鳴らせてるの超カッケー。そりゃぱぺやアクスタもダイブするってなもんよ。サビで入ってる鐘っぽい音も好き。
 
 そして、語らずにはいられまい。剣豪、なんこれ……なんっ……?!ってなった。初見時に。
 フメツフハイでYAGZAや総統が出るのは分かるんですよ。ライブに生身のキャストさん出るの、最早然程珍しいことではなくなってきつつあるんで。
 でも2回ですよ。何ならオリ曲で感極まってて、ライブ冒頭のこととか既に薄れてるんですよ。そこに出て来るもんだから。クッソカッケェ剣豪が。混乱しつつも「うおおおおお!!!」ってなるしかないじゃないですか。
  
 しかも普通に1人で振ってくれてるだけでもカッコいいのに、殺陣までやってくれちゃって。二刀流までやってくれちゃって……! 初見時は正直社長そっちのけで剣豪達見てた。生で突き刺しまで……?!と大興奮してた。本当に刺さってるようにしか見えないの凄ぇよなぁ。
 最後に社長と戦うのかと思ったけどそんなことなかった。社長が勝ったら剣豪の威厳が薄れるし、負けたらその後の進行が滞りそうだし(この後の"2人"に復活させてもらっても面白そうだが)、引き分けだと何か収まりつかないしと、どれも雑味が入りそうだからこれで良かったんだと思う。
 
 最後に背景のでっかい「刀」を巨大化したマイクブレードで一太刀して「刃」にする演出カッケェけど、その前から刀身で刃の形が出来てるのも良かったなぁ。……ポンッで元に戻るの草だったけども。
 
 全体的にそうなんですけど、今回ARがこれまで以上に自然な感じしてた。剣豪は現実、背景映像は映像、じゃあ社長は?って時、意識してないと「現実」と認識しちゃうんですよ。
 キャリィちゃんの時もそうだったけど、「2Dの存在(画面の向こうだったり映像だったり)」が明確であればある程、次元の壁がそっちに引っ張られて、相対的に社長が前に出て来る感じ。
 それこそ最初のARライブから見てきた筈なのに今更こんな感覚するの、単なる推しだからか、えにから脅威の技術力(2026最新版)なのかはよく分からん。何せよ凄い。(語彙力)
 
・MC
 色んなゲストが出て来たライブ、剣豪の刀お手入れシーンまで見せてくれるの、「わ~社長~、本当にお得~!」って言いたくなる。(高音猫撫で声)(夢グループ文字トレース難しいなオイ)(油断すると夜見さんになる)
 なお座って紙咥えて剣抜いたとこで無知故に「まさか切腹?!」と思ってしまって本当にすまない。衣装白いからってそんなことはない。
 
 ステージに社長本人が居なくてゲスト1人だけでキメてるの、今にして思えば3Dお披露目と同じだな……と思うところ。リアタイ時は「うわうわうわ所作全部カッケェ……!」ってはわわわしてたけども。
 でも最後にお互い向き合って礼してるのは何かほっこりした。ペコペコしてから深々と頭下げる社長と堂々と一礼の剣豪、最強は複数居るし更に道は続く感がして良いですね。
 
 後から本当は、5日ぐらい前まで真剣で巻き藁斬りをやるつもりだったと聞いてもう1回「?!」ってなった。ありがたいことにショート動画で見せてくれたわけだが、これは確かにお片付け大変だ……
 というか塊ぶっ飛んでるが客席や楽器隊や機材は大丈夫なのか、逆に何故5日前までイケる流れだったんだと思わなくもない。でもガチでスパスパ斬っててプロもとい達人凄ぇな……最後にキービジュポーズなければライブの宣伝だと誰も思うまい……
 
 なお私はオタクながらほぼ逆張りでリボーンを通らなかったタイプなので、(各キャラの名前ぐらいは知ってるけど)声優さんと言われてもピンと来ないのだった。でもそういう縁もまた良いですね。
 
 事前配信での「見所はどこになりそうですか?」「人それぞれの見所があると思います」のやりとり踏まえて……でしょうね!とこっちは思わされてたんですけども。
 改めて聞き直したら「私のやりたいことは止まんなくて……!」って言ってた。この後が感無量過ぎてこの辺の記憶吹っ飛んでた。今なら思う。「うわぁぁぁそういうことかぁぁぁ!!!(涙)」って。

SMC組~ライブ終わり

18.シュガーソングとビターステップ

 イントロの冒頭で曲が分かった。「1人でこの曲を?!」って驚いた。
 現れた同期で思った。「同時視聴していた筈では?!」って混乱した。
 タイトルコール聞いて、3人の姿を見て、私は声を出して泣いた。ここはもう比喩じゃない。本当に涙が出た。
 
 先に思い出話というか、ボロ泣きした説明をさせて頂きたい。
 シュガビタと言えば、SMC組デビュー半年記念で歌ってみた動画が出まして。可愛いと歌上手ぇとすめしてぇてぇが飽和していて驚いた方も多いと思います。私も何度も聞いてて、だから音楽ほとんど知らないマンの私でもイントロの5音ぐらいで分かったんですけども。
 
 社長も言ってる通り、この曲がライブで歌われたことがあります。というか、SMC組のライブが過去にありました。2020年秋、『京と秋のにじさんじDAY2 きょうはすめし』、通称「京まふ」です(参考アーカイブ)。
 その時は葉加瀬さんの3D初お披露目で、ソロもSC組もMC組もマジラボも、本当に全部の曲が良くて、スゴロクもすめしてぇてぇ~!ってなってたんです。
 その最後にやったのが、シュガビタでした。社長も大好き『血界戦線』のアニメEDテーマなんですが、そこでの印象的なダンスもやってくれて。3人が3Dになったからこそ見れた景色に、当時も良かったなぁとオタクは泣いていたんですけども。
 
 それが、ここで。葉加瀬さん的に言うなら、たった一度きりしかない1stライブで。全く新しい箱でライブをやる、2番目と3番目のVtuberとして呼んでくれた訳です。
 これまでYAG(略)とかリアルのゲストの方々は呼んでたけど、ライバーのゲストを呼ぶとは……それが同期とは全く思ってなかったし、呼んでくれて本当に嬉しかった。
 
 ……でもちょっと言い訳させてほしい。私だってライブの発表された時は「同期とか呼ぶかな、それとも雑キかな」って思ってたさ。でも告知の仕方的に段々と「あっこれゲスト無いか」って思ったさ。
 しかもマジラボで同時視聴やってるんだから! 来るなんて思う訳がない!「うわ~フラワースタンド贈ってくれただけじゃなく社長の晴れ舞台を2人で見るんだ~、良い同期だな~!」とばかり思ってたさ!
 
 完っ全にしてやられた。正に「世界中を驚かせ続けよう!」だった。
 もうこれが最高のマジックでビックリドッキリ実験だった。最高の同期だよSMC組。(なお慌てて同時視聴枠見に行ったら「退席中」の文字が出る中、リスナー達が大混乱してた。そりゃそうだ)
 
 あともう1つだけ。2025年12月から2026年1月中、JR東海さんによる『推し旅』として『-SMC組Presents-冬の京都もよくないですか!?』というのがありました。
 私も折角だからと、数年振りに旅行なぞしまして、京都を回ってたんですけども(その時の様子)。その一環で、特定の場所でボイスが聞けるんですけども。
 
 もう終了済だし、過去に配信でも度々言ってるのでこれだけ明かすと……「すめしでライブやりたい!」って、言ってるんですよね。マジラボちゃんが。
 それを思い出しちゃって、京都って縁も繋がっちゃって、全編すめしではないけど、1曲だけでも(※この時点ではそう思ってた)ライブを実現してくれて……そこに感極まってしまい、このライブ中で一番泣いてました。話が長い。「すめしてぇてぇ」で伝わります(某俳句の先生)。
 
 で、ようやくステージの話に戻るんですが……マジラボか~わいい~!!!
 2人の3D新衣装は勿論事前のお披露目で見てはいたんですけど、3人で並ぶのは初めてなわけで。制作時期が違う筈なのに、全体的に白くて青の差し色の葉加瀬さんと、全体的に紺色の社長と、白と紺半々っぽくてピンクが差し色の夜見さんのバランスが非常に嚙み合ってる所もグッとくる。
 定点カメラだと、上のライブロゴがそれぞれのイメージカラーに切り替わっていくのが見えてそちらも大変良い。
 
 しかもね~、多分これまでやってなかった気がする手遊び(よよいのよい的な)を2人とそれぞれやってくれてるの……いいじゃないですか。普段一定の距離感を保つ男が! 接触を! しているんですよ!?
 そりゃ黄色い声も上がってるってなもんです。(そもそも2人の登場シーンで社長に向けられるの以上に大きい声上がってるのもおもろい)(最初に社長が左右片方ずつ手を広げていってシルエット出て「?!」って思わせておいてライト点くの、すげぇ良い流れだったんで円盤には是非入れて頂きたい)
「こっちを向いてよ 背を向けないでよ」で左右キョロキョロ両方見てるのも良き。
 
 あと多分もう他の人が100万回言ってると思うんですけど、ここまでのロックバンドのフロントマン・加賀美ハヤトと、SMC組の社長で表情が全然違うんですよ。
 曲調もあるんだろうけど、こっちは超ニッコニコ。そりゃそうだ。こんな可愛い子2人を前にしたら誰だってそうなる。我々だって泣くか笑うかの2択しかない。それもまた幸せ。
 
 で、サビの例のラインダンス部分なんですけど、社長だけ足上げる時に膝曲げてるんですよね。これまでだったらハイキックしそうなものを。でもあれかな……今回割と近い位置にマジラボちゃんが居るから……万が一にも蹴らないようにだったら……私が嬉しいな……
 そして間奏の自己紹介部分、マジラボちゃんの流れるような長文挨拶からの「カブトムシ大好き・加賀美ハヤトです」めっちゃ好き。しかも全く間違ってないし。最近だと皇くん主催のリーダーズコラボでその名に恥じぬ発言してたのが印象的でした。
 
「Feeling song & step」の吐息パートも健在でフゥ~!ってなるし、「Q.E.D!」はめっちゃ可愛かったからカメラさん頑張れ。後から気付いたけど最強の理由を証明するライブで、同期の思い出の曲にこのフレーズ入ってるってすんごい偶然もあるもんだ。人はそれを小さな奇跡と呼ぶ。
 
 ラスサビの「I fell 上々~」でマジラボちゃん達がはっちゃけて、「Goes on 一難去って~」で社長が強めにカッコつけていくのも好き。がなり入った「Wow, wow, wow~」も流石だし、最後がね。
 歌みたでは散々何て言ってんだと言われたからか、「Thank you for the enconter!」をハッキリクッキリ言ってるところでもう1回泣きそうになったさ。ここから後に同名のオリ曲まで出来ちゃうんだからSMC組さんは凄ぇんだ。
 本当に、出会ってくれてありがとう。同期になってくれてありがとう。3人のままでいてくれてありがとう。オタクはもうそれしか言えない。
 
・MC
「一番温度差感じてるのは2人の同時視聴枠」と言う社長。抜ける言い訳頑張ってたマジラボちゃん可愛ヨ。ぴょんぴょんウキウキしてるの良いね…
 ここで「もう1曲」と言われて目ん玉飛び出るかと思った。いいんですか?! そして即座に衣装チェンジ出来るのVtuberの魅力の1つだけど、「マジック盗った!」って夜見さんに怒られるの可愛いね……口上についてちゃんと考えてる葉加瀬さん面白いね……

19.拝啓、少年よ

 本当に、馬鹿みたいに空がキレイな日だったんです。
 1月17日って言ったら、本当は東京でもクッソ寒いんですよ。私気になっちゃって、過去30年の平均気温とか調べました。気象庁のページ曰く、平均気温5.2度、最低気温1.2度、最高気温9.5度だそうです。本来一年で最も寒い時期(大寒の頃)ですよ。
 
 これが2026年ときたら、最低気温5.0度、最高気温15.3度だったんです。朝から雲一つ無く晴れて、「そんなこと言って会場周辺は海沿いだから風が冷たいんでしょう?!」と完全防備で行ったらほぼ無風。日向に立ってたら寧ろ暑いまでありましたよ。
 以前から晴れ男通り越してグラードンだの太陽神だの言われてましたが、本当かもしれないってちょっと思いました。
 
 そんな日に、女子高生の同期と共にこの曲歌うの、エモい以外の何がありますか。
 Hump Backによるザ・青春バンドロックという印象の曲のカバーなんですが、社長の荒々しい歌い方が合うこと合うこと。そして夜見さんもちょっと低音で、台に片足乗っけて歌うの超良い。
 社長も同時視聴でそんな感じのこと言ってたんですが、こちとら未だにSMC組3周年のMC組による『怪物』に頭を焼かれているので、お姉さん声夜見さんの歌はもっとあっていいと思ってます。(あと出来ればこの曲の最新最高版も下さい。今の社長ならもっと上手く高音を出す(キルア顔))
 
 葉加瀬さんも強い歌い方カッケェ! そしてサビの3人の歌声の合わさり方が大変良い。
 これは他のライバーさんにも言えるんですが、元々社長の声がバカ強いのでついて行くの大変だと思うんですけど、マジラボちゃんも活動歴を重ねる毎にどんどんお歌が上手くなって対等に並び立ってるの超好き。あと3人共声質が違うので、調和がありつつも各々の特徴がちゃんと出ているのも良き。
 
 1番はハモリで2番はユニゾンなのも違いが際立って興味深いポイントなんですが、冷静に考えると男声と女声でこの曲でピッタリ合うの凄いよな。加賀美、安定の高音!(立木ボイス)
 最後の「遠回りくらいが丁度いい」の社長ソロも綺麗なこと綺麗なこと。この音をこの強さで出せるのパネェ。
 
 その後「本当に何だか、夢みたいだなぁ!」って社長が笑顔で言ってマジラボちゃんが笑うのを聞いて、もう一度泣いたのは言うまでもない。
 社長にとってもそうだったんだな。そうだよな、こんなでっけぇ舞台に同期と立てるなんて、普通は考えないもんな。でもそれを叶えたのは、2人を呼んだのは他ならぬ社長でもあるんだぜ。その達成感もあるのかな。
 そんな社長をお立ち台に乗せて「Foo~!」ってやるマジラボちゃん、可愛いしてぇてぇしどうしたらいいんだ。勿論主役を立てるって意味ではあるんだろうけど、勧める方も従う方も自然で、でもそれを受けての社長の照れ方含めて、幸せな空間だった。
 
 そう、これまでずっとそうだった。SMC組は「幸せ」の具現化であると、コラボの度に私は呟いてた。
 この世知辛い世の中で、こんなにも相互に信頼していて、でも時々ちょけたり弄ったりしてみたりもして。知らないこともありながら、お互いを大事にしていて、その愛情や面白さを周囲にも振り撒いてくれる3人。
 いつも傍に居るけれどそれは決して当たり前ではなく、偶然が生んだ奇跡である。それがこの舞台で見れたことも含めて、こんな幸福があっていいのか。そんな気持ちだった。
 
 そして台から下りるジャンプがちょっとズレたからか、社長が「3人で跳ぼう!」ってもう一度最後のジャンプを促して跳んで、その後の笑いながらの「本当にもう……」がね。「いきなり乗せないで下さいよ!」と言いつつも、それだけでは足りない感情があったんだろうと勝手にオタク(一人称)は予想して泣いてます。
 加賀美・コメント上手彦・ハヤトが言葉を出せない時間、毎度毎度噛み締めていきたい。
 
・MC
 最後の一言の求めた後、葉加瀬さんが「私から……」と言った時に社長が一瞬「えっ?!」って反応したの、「ここで感想を求められることをすっかり忘れていた葉加瀬さんの『やっべ』という顔を社長が見て全てを悟ったから」だったの同時視聴で判明するの面白い。
「もういい……! 休め……!」は確かに思わなくもなかったんだけど、社長はそこでやる人だとも思ってたからなぁ……次の配信も多分すぐやるんだろうなぁ……とリアタイ時に思ってました。(※実質翌日にやった)(流石にそれは早すぎだと私も思った)
 
 あと夜見さんが「灯火」って言っちゃうの可愛いね……社長も社長で「見切れ席」を噛んだの自覚してなくて草。
 そして同時視聴中の告知がされるんだけども、当日同時視聴の枠だと本人不在の中これ言われるの本当に面白い。まさかの2/3初見じゃない公式同時視聴、社長はどうなるんだとビビってたけど、ほっこりとした良い枠だったね……こんなんナンボあったっていいんですよ……
 その後の記念写真撮影、社長単体のも含めて上手・下手両方から撮ってたの現地の人は嬉しかったんじゃなかろうか。
 
 1人のステージに戻って来た社長。常々にじさんじのライバーであること、業界最前線に立つVtuberであることを明確化した上で「どう振る舞うか?」を語ってた社長なんですけども、それがライブをするということの意味を考えて考えて出した答え、本当に好きなんですよね。
「やるべきことと、やらないべきこと、凄くライン難しいです。今も悩んでます、凄く」「自分の中の答えとして、(中略)自分が見付けた真ん中として、存在しない行いなんですけど……ウォール・オブ・ハイタッチってやっていいですか?」
 ……なん……だと……?(リアタイ時)
 
 ウォール・オブ・デスについて(社長も説明してたけど)ちゃんと知らなかったんで後から調べたんですけど、時に死傷者が出ることもあったらしい。マジか。いやでも大勢でダッシュしてぶつかるんだもんな。想像しただけで危険しかない。
 更に振り返り配信で語ってたけど、これ最終的な実行の決定権が社長にあったとのこと。……明確にしとこう、加賀美ハヤトにあったとのこと(りっくんではなく)。しかも「わたくしがデスって言ったらデスにもなった」って貴方。流石にそれは冗談だと思いたいが。
 これ、地味に凄いなと思うんですよ。フメツフハイのジャンプの所でも軽く書いたけども。このことを書く為にこの記事があったと言ってもいいぐらい、後からジーンと来た部分だった。
 
 だって運営からしたら、危ないことってしたくないじゃないですか。
 一部スタンディング席である(しかもただ立ってるだけではないであろう客層持ち)ってだけでも上場企業として結構頑張ったなと思ってたのに。もしもこれで客が暴れたり群衆雪崩とかがあって負傷者多数なんてことになったら、大炎上どころではないだろうに。そうでなくとも一部が暴走して「迷惑行為があった」というだけでも内外からの評価が下がるというのに。
 でも何があっても会社も責任を負うという、一蓮托生の覚悟を持ってくれたってことなんだと思います。
 
 で、その最終判断が舞台上の演者本人に委ねられてるってのも凄いんですよ。まぁやらないならオペレーションに変化は無いので、やる方の準備をしとけばいいってのはあるんですが。
 どちらかというと、「最後まで迷っている加賀美の気持ちを汲んでくれた」という方が大きいのかなと思います。リスクは運営も加賀美も勿論把握していて、だからこそ「本当に怖いと思うならやらなくてもいいよ」「当日、その場の空気感で決めていいよ」としてくれていたのかなって。運営側の覚悟は決まってて、「後は好きにしなさい」と言ってくれたのかなって。
 これって凄い優しいことだと思うんですよ。だって普通に考えたら、前日とかに「じゃあやるってことでいいね?! もう変えられないからね!」「……はい」ってなりそうだもん。
 
 あとそもそも論として、「ウォール・オブ・ハイタッチという選択肢を生む」ってのが良い。
 メタルロックのライブでやられる行為をVtuberのライブでもやってみたい。でも危険行為である。
 その時、通常考えられる選択肢って「危ないけどやる」「危ないからやらない」だと思うんですが、「危なくないようにして、やろう」という第三の選択肢が出て来るの、すーーーっごく意義のあることだと思うんです。
(まぁ調べたらかの岡崎体育さんが「ウォーク・オブ・デス」という、分かれた後静かに歩いて元の位置に戻るやつがあるそうです。それを踏襲してるかは分からんけども)
 
 それに「デス」じゃなくて「ハイタッチ」なのが、実に加賀美らしいじゃないですか。いやまぁ割と世紀末な部分もあれど、基本的には人情味と慈愛のある人物だと思ってるんで。さり気なくスタンディング席以外も出来るって利点もある、ハッピーを伝え合うような行為を選ぶの、平和的で凄く良い。
「ちょっとシャバくてすいません」とか言ってたけど、全然そんなことないし、寧ろカッケェよ。ラブ&ピースでいいじゃないか、こんな時代だもの。
 
 ライブについて、明確に加賀美から要望としてあったのが「スタンディング席を設けること」だったらしいから、本人も言っていた通り、これは最初から最後まで悩み抜かれた結果の答えなんだと思います。
 そして運営は「加賀美なら大丈夫」と思ってくれて、運営と加賀美は「加賀美のファンなら大丈夫」と思ってくれた。彼ら彼女らは加賀美の言うことをちゃんと聞く、危険なことはしないと信じてくれた。実際のお客さん達もそうしてくれた。本当にありがとう。見てただけだけど、私も大感謝。だって何かあったら、「次」は無いだろうから。
 
 ぱっかり中央の空間が空いた客席をカメラが映した時、左右の人達が皆笑顔で手振ってて、もっかいここで涙腺緩んだ。私でさえそうなんだから、そりゃ社長も死ぬ程嬉しくなるし、泣いちゃうよな。そんな社長を見てこっちも笑顔で泣いてたさ。
「今日のアルファ・ワンはその最初の1歩」と言ってて、ああそうか、そんなタイトル回収もあるのかと感動もしてた。
 
 事前にどっかで、このライブでは今のVtuberの最先端を見せると言ってて、次はどんな技術革新を見せてくれるのかと思ってた。確かに色々要素があったけども、ライブの最後に持ってきたこの「精神性」及び「実現力」こそが答えだったのかもしれない。
 2Dだとか3Dだとか、現実との融合だとか。それらもあるにはあった。
 
 でも本当に示された(示したかった)のは、「現実世界を更に1歩先へ推し進めること」かもしれない。Vtuberにもそれが出来るのだという挑戦だったのかもしれない。
 凄く大袈裟かもしれないけれど、そんな1人のおっきな我儘が、道楽が、祈りが。周囲と世間に少しずつ変化を与えてきたのをこれまでも見てきたから。
 
 きっとこれからもそうなるのだと。
 きっと夢は叶うし、世界は開かれるのだと、そう自然と思ってしまうのです。

20.THE OPEN WORLD

 まだ曲入ってなかったってマジ? 大マジである。
 カウントダウン前の息の混じった「いくぞ……」が最後の覚悟決めてるようで本当に良いし、定点カメラで見たら本当に小走りぐらいの速度で皆で中心に集まり、曲のリズムに合わせて散開していくのがちゃんと見えて感動した。
 えにまがのライブレポ記事でこの時の客席視点の写真出てたけど、これでまた泣きそうになったし良い瞬間撮りましたねぇ!ってなるので全人類見てほしい。
 
 で、この曲って冒頭からして「もし君が気が変わったら? 一線を越えたら? 誰も味方が居なくても、君は君のままでいられるか?」なんだけども。これ、まさにこんなシチュエーションにピッタリなんだよなぁ。
 常識を越えた行動で味方が居なくなるかもしれない。敵に攻撃されるかもしれない。でも臆せずに進め、心のままに進め、他の誰も君にはなれない、そうして世界は開かれる。
 
 全英詩なので一見分かりにくいんだけども、ゲームミュージック的なサウンドによる大冒険感の裏に、正に最強の証明に相応しいような強いメッセージ性があるの凄く良いし、この終盤で持って来るの良いよね。そもそもアルバムの構成も、この曲がトリでLuminousがアンコール感あるし。
 
 社長も最後までノリノリだし声も絶好調で素晴らしい。これまたサビとか高音混じりなんだけど、スパーンと出るの最高だ。この日の為にと喉の回復に勤しんでくれて大感謝。
 それとこの曲のサビの裏で一生ドコドコ鳴ってるドラムが好きって話していいですか。他にも細かいテクはいっぱいあって、でも私は無知なのでどれぐらい凄いのかはよく分からないんですけど。ただ単純にこれだけ長時間やってるってだけでも楽器隊マジで凄ぇと思うんだけども。こういう(一見)シンプルなやつが一番美味ぇのかもなって。
 最強の歌と最強の演奏と最強のステージングが合わさって最強になってた。もう何が何だか分からないよ。でもとても良い時間だった。ちょっと走馬灯でもあった。それこそこの曲、ゲームのEDテーマ感あるしね。
 
 最後に「我々は続いていくと! そして約束しよう! 共に進み続けると!」と宣言するの、あまりにカッコいいが過ぎる。それこそ色んなライブで同様のこと言ってくれてるんだけども、これがいっちゃん嬉しいんだから。
 力強くも絞り出すようなラスメロと、高らかな「Yeah!」は、紛れもない光だった。同時にその最後のほんの少しだけ乱れた締め方に万感の感情があった。
 永遠などない。でも1年後、5年後、10年後まで、社長は迷いながらも進み続けてくれるだろう。きっと未来は明るいと思わせてくれるから、社長が、社長の歌が、社長のライブが好きだ。
 
・アンコール
 声が綺麗に揃ってるな、とは確かに思った。ライブ経験が少ない身なので、でかい会場だと声が揃わないというのをROF-MAOのライブで知った。
 今回も最初は若干のズレがあったのに、それが段々収束していくのが美しかった。会場の作りの所為なのか、この規模感でもまだズレずにいられるのか、客席のマイクやPAさんによるものなのか、シンプルに皆の心が揃っていたのかは分からない。
 
 ただそれを聞きながら私は、後は何を歌うのか考えていた。
 アルバム曲は全てやった。まだやってないオリ曲の『WITHIN』は最後に来るだろう。新曲はあるだろうか。そんなことを思っていた。

21.決闘

 でもこの曲を失念していたのは、オリ曲以外の予習を全くしていなかったから、と言い訳させてほしい。本当に、完全に頭からすっぽ抜けていた。
 それと同時に、滅茶苦茶納得した。そうだ、これもまた原点だ。
 
 SitR福岡で鮮烈な3Dデビューを果たした加賀美ハヤトが、本当に業界を震撼させたのが3Dお披露目だった。
 リアルタイムトラッキング生バンドも衝撃的だったが、同時にあの時画面を見ていた大勢の度肝を抜かせたのが、ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン先輩。
 同僚(葛葉)が同僚(社築・花畑チャイカ)のカードを使うデュエマで対戦し、遊戯王の台詞とポーズでボルホワ先輩を召喚し、ゾイドの歌を歌うという悪魔合体。

ちなみに後からデュエプレの世界観ムービーを見たら「ほ、本物だー!!!」となったので合わせて確認頂きたい。「超大型ゲスト出演」が文字通り大型(7マナ・ボディも物理的にでかい)クリーチャーとは当時の誰も思っていなかっただろう。
 
 現在ではライバーの3Dお披露目に外部ゲストが登場することは少なくないが、その先駆者は恐らく社長とボルホワ先輩である。
(実はこれ以前の社築3Dお披露目が社長にとっても技術的・精神的な「こんなんやっていいんだ」のモデルケースではあったものの、それを更に大きく内外に広げたのは社長だろう。こういう「受け継がれる意志」みたいなのにもオタクは弱い)
 
 ただその一方、葛葉さんがボルホワ先輩に食われるという、それを初めて知らされた先方の顔が見たいシーンも交えながらの歌唱はカッコよかった、のだが。社長としてはこの時の歌はイマイチだったと自己評価していた。
 でもそのリベンジは、その後にじフェス2021前夜祭で果たしていたので、ケリはついたとばかり思っていた。
 
 それでもやっぱりこの曲って『ARE YOU READY? FIGHT!』や『泥の誉れ』に繋がる、「負けても自分を鼓舞して再度戦う」というコンセプトなので、このライブに合わない訳がない。実際どこまでも強くカッコいい歌声で、それでこそ社長だよと思っていた。
 
 ……でもサビ前の「決闘!」、何か高いの居るな?! あとサビ後のコーラスにも居る?
 客席の声か?と思ってたら、案の定ちゃんと同期(と書いて「とも」と呼ぶ)が居た。あと全然気付かなかったけど、強敵(と書いて「とも」と呼ぶ)葛葉さん・チャイカさん・社さんも居るそうで。
 この3人、それこそボルホワ先輩の時の面子じゃないですかー! こういうのオタク大好きだからー!(顔を覆って悶絶)こういう仕掛けを作る社長も、応えてくれる同僚の皆さんもめっちゃ良いよね。この6名による合唱カバー、出してもいいんですよ?(オタクは貪欲)
 
 それはそれとして後から聞き直すと、社長はこの曲でも結構感極まってそう。
 でも強い。シャウトも、煽りも、掛け声も、その後の「Thank you」も。そりゃそうだ、最新が最高な男を4年も経過した上で戦場に出したら、一方的に勝つに決まっている。
 
 2025年は、それこそ2019~20年が帰結したかのような年だった。
 再度「SitR」と呼ばれるライブのトップバッターとなったり、3D新衣装をお披露目したり。
 
 社長も一緒に戦った3名も、本物のデュエマのカードになった。「人生にはこういう瞬間もある」と一夜の夢として高らかに上がった社長の炎を、ボルメテウスも見ていた。
 好きなライバーやパワーや種族を勝手気ままに描いていた白紙のカードは七色に彩られ、その熱は後輩にも伝わった
 
 偶然被っただけのものも多々あるだろうし、本人にその意思はあまり無い(何なら明確に付けたくない)気もするが、如何せん加賀美ハヤトの第1章と第2章として丁度良い節目だった。
 それもあってか、色んなことがフラッシュバックする曲でもあった。
 
 配信で生バンド演奏歌枠をやろうとして「また加賀美が馬鹿をやろうとしている」と笑いながら協力してくれた話とか。3Dお披露目で6人乗ったらステージの床が抜けますと言われても「まぁ一度乗ってみましょうよ」と言ってやり通した話とか。ルーレットが当たっただけの話とか。
 炎と火花と、赤・黄・白の光が良く似合っていた。虹の名を冠するドラゴンと、少年の夢を載せて描かれた荒野のガンマンも見ているかのようだった。仲の良い人と一緒に歌って、ステージを掌握していた。
 今までもこれからも、これが加賀美ハヤトである。ああ、最高だなと改めて思った。
 
・MC
 追加のライブグッズ情報。遂に自分でアタッシュケースを出しやがったぞこの男。別にアタッシュケースに入れるのはカードだけではない筈なのに、どうしてカードやデッキケースが入る前提で話すんやろなぁ?(アクリルも入るって言ってたやろがい)(実際収納に使えるのはありがたいか)(我が家ではまだ段ボールに収まってる品々が沢山あります)
 
 これとSitR仙台円盤で財布ポイントは完全に吹き飛びましたが後悔は無い。……え、8周年グッズ?! イグナスわたくしとケーキわたくしがこっち見てる?! ぐぬぬぬ……!
 あ、でも何とかするんでラーメンはいつかお願いします。「ラーメンが無いんですって!」って主演が叫ぶライブ、多分結構レアだと思う。
 
 フィギュアもきっと何とかします。本当にこんなに早く再度出るとは思わなかった。大人が色々掛け合ってくれたのか、先方が声掛けてくれたのか……どちらにせよ感謝。同ブランドの夜見さんのは凄かった(意味深)と聞いているので楽しみにしてます。
 
 で、新曲発表です。まぁ来るよねと実際思ってた。常習犯なので歌う前に言うだけ偉い!と思う域に来ています。これまでは「全部歌い終わってから言う」「イントロ始まってから叫ぶ」とかやってきたからねこの男。
 でもやたらしんみりしてるの、後から見ると納得……

22.間隙の座標

 こっちの痛い所も突いてくるじゃん……!(冒頭から涙)
 でも社長が発信するから意味があるってのはきっとそう。高橋優さんがしっかりリサーチしてくれたのか、社長が自ら伝えたのは分からないけども、してやられた(誉め言葉)。
 でも他ならぬ過去の私は、社長の言葉で救われたからね。この長い話のどっかに似たような件について書いたやつが眠ってるけど、まぁ見たい人だけ見てください。
 
 ちなみに1回目の同時視聴枠では、ことある度に「にぎにぎにじたうんか?!」と「バラードか?!」のコメントが流れてたんですが、ガチバラードが来て戸惑うと共に、私はちょっと嬉しくも思ってました。
 だって加賀美・ロックの人として知られてるけど実はバラードも上手い・ハヤトだもの。あんだけ感情込めるの上手いんだから、そりゃそうなのよ。
 
 この曲、メロ部分が内向的でちょっと卑屈で、そこからサビに入ると曲調は開放的になるんだけど歌詞は逆説的なの面白いよなー。「君の所為で~」部分とか、一瞬悪辣な他責かと思いきや愛の裏返し的な感じが超良い。
 ラブソングはラブソングなんだけど、単なる片思いとも、向こうはこっちの存在を認知してないレベルの一方的な好意とも取れるのがまた凄いとこ。
 デュオバースもそうなんだけど、普遍的な「君と僕(貴方と俺)」と、限定的な「加賀美ハヤトとファン」を同居させるのが上手いのなんの。
 
 例えば「多分I love youって美しいだけじゃないんだね 見苦しいことばっかりだね」の後に「もしよかったらまた声を聞かせてね」って続けるの、もうこれ自体が見苦しいじゃないですか。
「そういうとこやぞ」とか「そうじゃなくってぇ……」とか言いたくなるじゃないですか。そこがいい。刺さるとはそういうことだから。
 
 で、社長が感極まってるのが「君の夢ばかり見るよ 誰にも話せないほど」「君の所為でよく泣くよ 君の所為で悲しいよ 君の所為で笑ってる 多分君の言う通り」部分なのも良いじゃないですか。
 社長が誰を思い浮かべ、どんな理由で涙したかは厳密にはこちらには分からないし、語られる必要は無いと思ってる。憶測も別にしない。
 
 でもそうやって心を震わせられる人で良かったと思うし、こうやってその瞬間を聞けて良かったなと思う。今後出て来る音源は、そんな気持ちも乗り越えて、納得の上でお出しされた最強バージョンだけど。それになる前を見せて貰えるのも乙なもんじゃないですか。
 今しか見れないものを同時に見て、一緒に笑って一緒に泣いてるって、つまり一緒に生きてるってことだから。こっちにとって、こんなに幸せなことはない。これを感動と呼ばずして何と呼ぶ。
 
 そして苦しいこともあるけれど、涙も見たいし、最後には笑ってほしい。全部君の言う通り。
 今はどこか迷いも感じた最後のロングノートがどう変化するか、未来を楽しみにしています。
 
 余談だけど『間隙の座標』ってタイトル、バーチャルな世界がちょっとイメージされて良いよね。
 でも間隙だから「どことも言えない場所」であり、「君とは重ならない位置」であり。座標=点Pまで想像を膨らませて「君に翻弄されて理想と現実の間でフラフラしている」「君の元へ行きたいけど辿り着けない」とするのもありかもしれない。
 最初聞いた時どのカンゲキだ?(感激・観劇・あるいは当て字……)ってなったけど、言われてみるとしっくり来るの素敵。
 
・MC
 深いお辞儀からの「えっと」がビックリするぐらいぎこちなくて、ああ本当に泣いてたなと感じられて良き。こっちはボロボロだから、それに比べたら超しっかりしてて凄い。
 近日リリースの話した後、後ろ振り返りつつ顎を手の甲で振り払うように拭うのカッコ良……水飲んだ後の吐息良……
 22曲も?!ってリアタイ時にビックリした。実際3時間近くやってるし、もう最初の方の記憶薄いよ……特撮とかメロゾーンで笑ってた頃に最早懐かしさあるよ……
 
 最後はやっぱりあの曲なんですが、「共に、歩めて行けたらと」の言い方、もうね、もうね……
 これが本当のプロポーズだと言われても割と納得しちゃうよ……? 全然そんなことないんだけどさ……そもそも恋愛感情は全く持ってないんだが(あんな良い男に私なんぞが釣り合う筈無ぇだろ!!!)、トーンがもう、一生添い遂げますっぽさあってさ……
 それ程までに感極まってたかと思うし、こっちもやっぱり泣いたよね。いいんだ。今はそれで。こういう場ではそれで。多分きっと、恐らくは。

23.WITHIN

 来るとは思ってたけど、やるなら最初かアンコール前のトリか大トリだと思ってた。でも社長的にちょっと迷いがあった感じがするのも分かる。
 
 この曲、初期の初期に出た上に、活動方針表明みたいなトコがあるんで、現在の社長の心情に当てはまっているのか?と少し思ってもいた。いや「変わってませんよ」って言われたら「成程」って返すぐらい、具体的根拠は何も無い、あくまで小規模な可能性の1つぐらいに考えてたけども。
 だからワンチャン、歌詞を変えてきたり大幅アレンジとかあるかな?とも思ってた。ショート版がフル版になったように、第1章版から第2章版になるかなと。
 
 あと歌うタイミングもね。前回歌ったのは直近でも2023年の名古屋テレビ『BomberE』なんだけども、ライブとしては21年のARライブこと『LIGHT UP TONES』まで遡る。
 SitR仙台が他メンバーが必殺技(読み:ウルト)の如く自分に合った曲を放ってて、それこそ卯月コウの『アイシー』まで出て、「行け! ここでWITHINだ! 仙台をエモで沈めろ!」とか思ってたんですよ。
(※アイシー公開時にデビュー前の社長が聞いて「こんなんじゃダメだ!」で録り直されて出来たのが今のWITHINという激エモエピソードがある)
 
 でも温存されてて、何でだよ!抱え落ちやめろ!(抱え落ちではない)(『地球最後の約束を』も充分ヤバかった)って思っててぇ……ここで出さないとかどんな理由があるのかって思っててぇ……
 でもここで満を持して、この場でお出しされる為だったと思えば……全て分かる……ちゃんと作戦通りだったのだ……
 
 でも楽曲としての変更はほぼ無く、相変わらずの強さ。元祖・心臓を突き刺してくるナイフ。聞く名刺。
 1番メロの歌唱部分に入る前に顔を拭ったのは、涙か汗か。初めて聞いた時と同じように、否、あの時よりも切れ味鋭く振り被って来るこの曲を、やっぱり最後にして良かったと改めて私も表明させて頂きたい。
 最後までシャウトも高らかで、解き放たれた猛禽のように美しくも、最新で最強だった。原点にして頂点。
 
 ただ「満たされないのは誰の所為なの?」の前に「まだ足りないと思ってしまう!」の一言が添えられたことで、「加賀美ハヤト自身の所為」と明確化されるの良いねぇ!
 まぁこれ元々そういう意味を持つ皮肉とか自嘲だと思うんだけども、ライブの最後の最後の曲で言われたら、納得すると共に嬉しくもなっちゃう。ああ、社長も名残惜しいんだって。
 全力を振り絞ってくれたのは分かる、こっちだって叶うなら24時間やってて欲しい。でもそんなことしたら、先に楽器隊が死んじゃう。多分流石に社長の喉も死んじゃう。あと観客も数名死んじゃう人居そう、今でもちょっと危ういだろうに。だからいつか終わりは来なきゃいけない。
 
 そしてWITHINと言えば間奏で社長が良いこと言う曲の元祖でもあるんですけども。
「今日、この光景が見れて良かった」の一言にやたらと時間を掛けていたのが、「これからも宜しくお願いします」が裏返り気味だったのが、全ての答えだったと思う。
 コメント上手が言葉に詰まる瞬間に私は弱い。それを教えてくれたのも社長だった。言ってしまえばよくある一言だったけれど、それで良かった。こちらも同じ気持ちだったから。
 
 造花であっても、造花だからこそ美しい。それでいい、それでいいんだ。私はそれに惚れた。
「この造花が枯れるまで」という逆説的に終わりが無いことを示す歌詞から、「この造花は咲き続ける」という前向きな宣言になったのも、明確な決意の現れかもしれない。先がどうなるか分からなかったあの頃、実は短期で枯れることもあるかもと思っていたのかもしれない。
 
 だが今はもう、多くの人々(ライバーと社員達とファン)のお陰で、環境としては暫くは安泰なんじゃないかと、少なくとも私は思っている(実情は分からないが)。多分社長も、そう思ったんじゃなかろうか。
 だから「いつまでも」と本当に泣き叫ぶような声を上げた時、「ありがとう」とこちらを指差して言った時、きっと社長と同じことを思っていた。
 
 こんな時間がいつまでも続いたらいいのに。
 こんな光景を見せてくれてありがとう。
 貴方は、これまで沢山のものを貰ったから全力で返さなくちゃと言うけれど。それはこちらだって同じ。
 出せる金には限度があるし、社長のように上手く言葉をまとめることも出来ないけれど、それでも、せめてもと思いながら、この文章を書いている。
 
 あの3Dお披露目の最後のように、加賀美ハヤトと共ににじさんじを掲げ、ついて来てほしいと言う貴方をまだ見ていたいから。
 もう少しの間、ここで拍手することを許してほしい。……めっちゃ遅刻したけどね! そこは本当にすまない!
 
・MC
 剣を持って背を向けて両手を広げる姿、もうそれだけで強いのだけど。
「終わっちゃったか」って、「残念だ」ってうっかり言っちゃうのも、流石に息を乱しているのも、やっぱりジーンと来る。
 最後の記念撮影、最初ピースしてたのに、ちゃんと「1」のポーズするの良い。お母様のキービジュも最強だもんな。
 
「感極まると勝手に色々背負っちゃって」って、今思うと自身のリーダーの素質に対する見解「誰も持たない鞄を持つ」に近しい所があるのか、でもあんまり他人を頼らないらしいからもっと根っこの部分からか。分散出来る部分は適度に分散してもらって、でも社長にしか出来ないことは上手く捌いてもらって、どうか今後も笑顔でいてほしい。
 そして深々としたお辞儀の後、最後に顔を拭ったのは汗か涙か。やっぱり次は見られるようになっていたらいいな。掃けると見せかけてもう一度ステージを一周して、笑顔で手を振ってくれたのも嬉しいね。
 
 で、次は最速感想放送か~と思ってたら、マジラボの同時視聴枠に来てビビった。
 そういうこと出来るんだ?!という驚きもあったけど、同期に向ける感謝の言葉がフランクで、最後までてぇてぇたっぷりだった。こちらはちゃんとした幸福のトッポ。多分イチゴ味。
 ついでに、そこでリスナーへ挨拶し忘れてた!と公式の同時視聴枠で言うのもまた、こ、この"人たらし"め~!ってなるよな。そういうとこやぞ。
 
 最速感想放送は最速感想放送で、甲斐田君がオタクの言いたいこと全部言語化するおにいさんしてて良かった。北見君とベリーちゃんも良い後輩してたし、歌いた~い!ってなったの何か嬉しいね。なおその後、甲斐田君のソロライブも発表されちゃって。本当にね、にじさんじは止まらないんだね。
 そして遂にネットチケットの視聴時間も終わったんですけども。計画的に動こうねってのはいつもの課題なんですけども。
 ああ、でも幸せだったなと、今はそんな気分です。
 
 ……でもやっぱり、次はそちらに行きたいな。ステージから遠くてもいい、あの中の光の1つになりたかった。
 ずっと願っていた。社長が最初に雑誌にインタビューに載った時から、いつかソロライブがあったらいいなと思っていた。でもそれから流行病で世間は大きく変わった。後輩ライバーも沢山増えた。他のライブも沢山行われて、運営の都合もあるし、もう本人も望んでいないかもしれないとも思っていた。
 だから社長のソロライブが発表された時は驚きと共に不安もあった。そもそも第2章って何だとも思ってた。今なら分かる。社長はきっと、これまで以上に我々の喜ぶことをしてくれようとしているんじゃないか。更に前へ進むことを明確化したかったんじゃないか、と思っている。
 
 でも私の方はと言えば、表向きは良い顔をしてたけど、昔からロクな人間じゃない。
 ライブチケットが取れなかった時、正直なことを言えば、こんな想いをするならばソロライブなんて無かった方が良かったのにな、とチラッと思った時もあった。
 当選した人をブロックしてやろうかとも思ったことも一度や二度ではない(でもしなかった、そうしたところで何の意味も無いので)。少し前まで2026年1月17日で世界は終わると思っていた。
 
 それに運営から出される広告の数々に、もしかして思ったよりも話がデカいんじゃないかとビビっていた。ラーメンと株主総会紙袋欲しさで物販の為だけに現場に行ったとて、会場に入れる人を見て悔しい想いをするんだろうなとも思った。
 でも、そうじゃなかった。
 少なくとも社長の誕生日ボイスでまだ先があるのだと思ったし、当日の空は晴れていた。
 
 朝っぱらの電車の中で、社長のライブタオルをバッグに巻いた人をカッコイイと思った。
 ユニコーンガンダムの立像を見に行く途中で株主総会の紙袋を持っている人達を見て、まるでハイブランドのようだと思ったりもした(あの場にしてはキッチリした作りとロゴのサイズ感等でそう見えた)。
 物販でドキドキしたり、ダイカガミフォトスポットの列に並んだり、割と詰まるガチャガチャをやったりするのも楽しかった(両替場所あるよって教えてくれた方、改めまして大感謝!)。
 ラーメンは売り切れたけど紙袋は貰えた。ガチャガチャは超被ったけど、やれることは全部やった。
 
 そしたら思ったより帰るのが遅くなっちゃって、帰り道でライブの冒頭を見てた。家に帰って続きを見ながら泣いて、そのまま最速放送までノンストップで駆け抜けて、ただただ楽しかった。
 社長と運営がこのライブにどれだけ気合いを入れてたのか、私は全然分かっちゃいなかった。それを画面の前で浴びて、圧倒された。
 我々が進むべき世界は、暗闇の中でも輝いていた。
 
 そういえば、これまでもそうだった。
 凄いことをやってくれるといつも信じている。でも本当に期待を越えてくれるかが怖くて、わざとハードルを下げていた。社長はいつもその頭上をロケットで飛んで行った。今回は下げたつもりは無かったのに、やっぱり頭上を越えて行った。
 何年経とうが、どれ程配信を見てこようが、所詮私の考えなど社長には及ばないのだ。
 
 こんな私でも、もう一度願ってもいいだろうか。
 どうか次は、もう少し近くで貴方を見させてほしい。画面越しでなく、音だけでも直接浴びたい。この拍手をほんの僅かでもいいから貴方に届けたい。
 もうドームしかないっていうのならそうしてくれよ。夢を見させてくれ。夢を叶えてくれ。
 そんなことを思う夜だった。

【終わりに】

 色々なものが詰め込まれたライブだった。
 事前番組で「見所は見た人それぞれにある」と言っていた通り、これでもかと要素を詰め込みまくった、オモチャ箱のようなライブだった。
 
 カッコよさ。獰猛さ。メロさ。エモさ。美しさ。
 特撮もあった。王子や剣豪も居た。同期も来てくれた。笑顔も涙もあった。
 どれもが「人々が加賀美ハヤトに求めているもの」だった。
 初期からギャップの人と呼ばれ、それでも好きを発信し続けて、同時に恩返しを考えてくれる人だった。周囲が望む姿を全部見せてくれた。
 正に、そんな彼が「最強である理由を証明する」ライブだった。けれど敢えて、最後に改めて問おう。
 
 まず、「最強」とは何か。色々な観点があるだろう。
 どんな敵も打ち砕くこと。他の追随を許さないこと。決して揺らがないこと。
 そのいずれの要素も含まれていたように思う。YAGZA&総帥も倒したし。でも完璧だったかというと、そうではないのだと思う。
 加賀美ハヤトは勝負事にバカ強い訳でもない。迷いもする。他にも優れた者は沢山居る。
 
 そんな中、今回彼が見せた最強とは「進み続けること」である。
「見ろ、わたくしは、これまでこうして歩いてきた」「そしてこれからも、皆様と進み続ける」。これが加賀美ハヤトの最強の理由である。
 以前から疑う余地は無かったが、ここにはっきりと示された。宣伝に際して冠された言葉が「最強の証明」ではなく「最強の理由の証明」というのも今は全て納得がいく。
 
 何度負けようが、転ぼうが、泥だらけになろうが、失おうが、敵を作ろうが、何を言われようが。
 心を折らず、再度立ち上がって前に進み続ける。誰かの為に、自分の為に歌い続ける。
 それはさながら、何度死のうが篝火で復活する戦士が如く。届かない月に手を伸ばす愚者が如く。
 それでも、と信じ、祈ればいつか夢は叶うのだ。自らそれを示してきた。
 
 諦めたものも、入り切らなかったものもあれど、「まだやれる」と先を見る。
 弛まぬ自己研鑽と、周囲への愛を以て未来へ歩む。
 それが強さでなくて何と呼ぶ。その炎は、光は灯り続ける。
 
 故に、加賀美ハヤトは最強である。その証明を、ここに終える。

感想文1stワンマンライブ

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