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Category まとめゲーム台本小説感想文
Tag ChroNoiRPIERCEROF-MAOSMC組SitR福岡TCGVJCWITHINle jouetにじFes2021にじさんじARK戦争にじさんじ甲子園にじロックゆめおさんちの今日のご飯イブラヒムエクス・アルビオクロウゲーム実況ゼルダの伝説ダブルスリーブチーム321デュエプレトレモロムーンプログラムボイスライブラジオ卯月コウ夜見れな夢追翔大会月刊加賀美ハヤト渋谷ハジメ社築緑仙自作動画花畑チャイカ葉加瀬冬雪葛葉誕生日遊戯王???

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 プロフィール・説明Twitterマシュマロ

最終更新:2020/11/03 19:35

ChroNoiR feat.加賀美ハヤト『LET IT BURN』の歌詞やらMVやらを独自に解釈&感想を付け足した文章です。
筆者は潜在株主なので社長(とぎゃぷいちさん)贔屓なことをお許しください。
独自解釈につき正当性の保証は一切ございません。
「社長達がまーたオタク殺してるよ」という温かい目でご覧頂ければ幸いです。


クッソ顔が良い。(挨拶)
まだ見ていない方ももう見たという方も是非一度上記を再生ください。
(Youtubeの機能を利用しているので再生数等は本家に行きます)

はじめに:ぎゃぷいちさんについて&公開までの経緯とか

下記でもじゃんじゃん出て来る「ぎゃぷいち」さんは今回の作詞作曲を担当した方。
加賀美ハヤトの名刺曲『WITHIN』、Zepp福岡で公開した第二のオリジナル曲『PIERCE』、葛葉さんのオリジナル曲『クロウ』の作曲者さんでもありまして、度々社長の配信でお見掛けします。(歌枠ではほぼ毎回限界化してます)
当然ながら社長と関係性が深い方ではありますが、その縁により『クロウ』作曲に至った経緯は社長と葛葉さんとの『作詞配信』を見ると分かります。「葛葉さんに楽曲提供がしたい」というぎゃぷいちさんの願いを受け、「玩具会社社長は夢を届ける存在」「1曲奢りますよ」と葛葉さんへ繋ぐ社長は流石だしお腹でかすぎぃ!(※太っ腹の意)

しかしその後音沙汰は無く。
潜在株主視点で言えばPIERCEいつ出るんだろうなー社長のことだから30万人の時かなー(※WITHINフル版は偶然と言いつつ20万人到達時に公開された)クロウは葛葉さんの誕生日で出たりしないかなーあーZepp円盤発売おめ〜!みたいな呑気なものだったのですが。
10月11日、「良い音源が録れた」との社長のTwitterでの呟きにざわつく界隈。「こういう言い方をするということは音楽系か」「まさか新曲か」「社長の誕生日か、SMC1.5周年合わせか」などと言ってたら。
10月30日、想像よりずっと早く出て来たのがこちらの『LET IT BURN』でした。

クロノワと一緒ってマジか、「feat.」って一体何だどの程度出るんだと混乱するTL。ぎゃぷいちさんからの前情報の「治安の悪い曲」に期待はうなぎ上り。サムネイルもそれに習うようにイケメンとイケメンとイケメン、バカバイキング再び。社長も「この前録った音源が思ったより早く公開されて嬉しい」と流れを裏付け。なおぎゃぷいちさんから冬臣お母様への公開前の紹介は「メンズアイドルユニットらしく、ポップでキュートな曲」でした。それは嘘だッ!
でもこれまでぎゃぷいちさんは作曲のみ担当してたんで、どんな歌詞書いてくるか前情報無し。ドキドキワクワクしながらいざプレミア公開に臨んでみたら……

かっけぇ……!!!

どちゃくそカッコイイ声とどちゃくそカッコイイ音とどちゃくそカッコイイMVに載せて滅茶苦茶治安悪く「燻ってないで燃え上がれよ」「お前の好きなことしろよ」と煽って応援して焚き付ける曲でした。控えめに言って最高。
社長の過去の雑談(多分もう1年前ぐらい)で「好きならやりましょう」「やりたいことはやってみましょう」って言われてオタク業始めた身にはクリティカルヒットどころじゃなかった。WITHINがナイフでPIERCEがアイアンメイデンならこの曲はアサルトライフルと警棒。蜂の巣にされた後に脳天ガーンとやられる感じ。

でもね、歌詞の密度高いし各所英語だし耳心地は良いけど意味をぱっと捉えづらいよね。私もそう。
なので主に翻訳中心で見ていきます。なお私の英語レベルは大したこと無いので以下の内容は辞書サイトさん達のお力が大半です。間違ってたらHAHAHA!と高笑いと共にマシュマロでご指摘頂けると大変助かります……

歌詞を読み解く

まずは全文をチェック。


"Let's roll"

ビル風が淡々と運ぶ ニヒルな喧騒
窮屈な空の下で 何を目指すの?
嘘と理想論の交差点 行き交うスケープゴート
滑稽な仮面を剥ぎ取り こっちへおいで

Break your cage, Release your rage
自己顕示→物質主義へのリベンジ
天国なんて幻想 戦場は0と1の環状線上
ヘイトは弾丸に込めな Outsider
瓦礫の奥から引きずり出せ 本当の自分
Let go of yourself

燃えて盛る炎に鼓動に 従うように踊れ
Just a game 混沌に芽吹く本能に Obey
漆黒(くろ)に染まって 灰になるまで踊れ
(Party time) 共鳴する「2次」と「3次」のStage
痛いくらい視界奪う逆光 トロイメライ否定する雑音
No No 恐れないで 世界を壊せ
Now, wake up, get up, face out, LET IT BURN!

今日も影の無い顔たちが 列成すコンコース
ココロには麻酔を打って 何を臨むの?
嘘と理想論の交差点 渦巻くスケープゴート
その手は吊り革を掴む 為のもんじゃない

白いシャツも劣等感も 自己嫌悪も塗りつぶして
過去を笑い飛ばしたら TRUE ENDへ加速してく

【赤い月】の激昂 燃やせ感傷
崩そう洗脳 仮初めの理想
血を吐くまで謳いな 多数決では叶わないそのDesire
Now, unveil your soul 引き摺り出そう
鏡の向こうで泣いてる自分
Stop that lies and rise up
灰色の柵を抉じ開け Let go of yourself

冷めてゆくアスファルトを 独りさまよい続けた
長い夜にサヨナラを

燃えて盛る炎に鼓動に 従うように踊れ
Just a game 混沌に芽吹く本能に Obey
漆黒(くろ)に染まって 灰になるまで踊れ
(Party time) 共鳴する「2次」と「3次」のStage
痛いくらい視界奪う逆光 トロイメライ否定する雑音
No No 振り払って 存在の証明
Now, wake up, get up, face out, LET IT BURN!


これを踏まえて翻訳&解釈&感想開始。好き勝手語るよ!

"Let's roll"
→rollは「転がる・流れ落ちる・転がり込む・のたうつ・ごろごろ暮らす」の意。
敢えて「(一緒に)踊り回ろうぜ/駆けずり回ろうぜ」という意訳をしたくなる。
曲調から「ロックンロール(Rock ’n’ Roll)」というワードも浮かぶからね仕方無いね。

ニヒル
→「虚無・冷たく醒めていて、暗い影のあるさま」。ラテン語。

スケープゴート
→「身代わり・生贄・贖罪の山羊」。聖書由来の言葉。
転じて不満や憎悪、責任を直接的な原因に向けるのではなく、転嫁されたモノ。トカゲの尻尾切りにされた人。

Break your cage, Release your rage
→「あんたの檻をぶっ壊せ、憤怒/渇望を解き放て」。
cageは「檻・鳥籠」。rageは「(抑えがたい)激怒、激しさ、猛烈、熱望」など。
この曲の主題。終始「好き勝手やれよ! 熱くなれよ!」って言ってる曲。
韻の踏み方と葛葉さん&社長の声がめっちゃ良い。葛葉さんのラップ好き。

自己顕示→物質主義へのリベンジ
→物質主義は「物質的・即物的なことを他よりも優先させる態度のこと」。
つまり「自分の主義主張(自己顕示)よりも衣食住や金銭や物品(物質主義)が現代では重視されてるけど、そこに仕返し(リベンジ)してやれよ」ということかと。

戦場は0と1の環状線上
→0と1はデジタルのこと、環状線は輪っかのこと。とすると「デジタルでお送りされている何度も繰り返される楽曲/ゲーム(はたまた配信や動画)の上」かなぁ?
Vtuberらしさというよりも「ネット上で戦う者達」の表現と言ってもいいのかもしれない。あなたが見ている文字列も突き詰めれば0と1。いつだって応援求ム。

ヘイトは弾丸に込めな Outsider
→outsiderは「門外漢、局外者、組合外の人、部外者」など。
「文句があるなら黙って燻ってないで/外から文句を言ってないで戦いに来い」という感じだろうか。
撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけというワードも想起される。治安わっっっる(褒め言葉)。

Let go of yourself
→「お前を解き放て」。Let go ofで「捕まえている/掴んでいるものを放す」の意。主題。

Just a game
→「単なるゲーム」、意訳すると「ただのゲームみたいなもんさ」とか?
もっと気楽に考えていいんだぜみたいな感じ。元ゲーマーズ2名+心は不死者(ダクソ大好き)に言われると重みが違う。

混沌に芽吹く本能に Obey
→obeyは「従う、服従する、遵奉する、従って行動する、ままに動く」。
なお「混沌に芽吹く本能に」は葛葉さんと剣持さんのラップバトルでの一節「根底に眠る本能に」のオマージュ説あり。ぎゃぷいちさんいい仕事するぅ〜!!

共鳴する「2次」と「3次」のStage
→ご存知「にじさんじ」のもじりであると共に、二次元の住人であるVtuberと三次元の住人であるぎゃぷいちさん達製作陣が共鳴した結果出来上がる物を指しているのかな。
或いは葛葉さん・叶さんを一次とした場合にChroNoiR+を二次創作、そこに乗っかる今回の曲(ぎゃぷいちさん目線)が三次創作という意味合いだったり……は考えすぎかもしれないけど思ってしまったので書いておく。

痛いくらい視界奪う逆光 トロイメライ否定する雑音
→トロイメライはシューマンのピアノ曲集「子供の情景」の第7曲。「夢・夢想」の意。
逆光ということは今向いている方向、目指そうとしているモノが強烈に光っているということ。トロイメライのように美しく揺れる穏やかな夢を否定する雑音も鳴っているが、そこにえっぐい「No」を叩き付け、恐れず世界を壊せと煽る歌声のまぁ強いこと強いこと。

Now, wake up, get up, face out, LET IT BURN!
→「さぁ、目を覚ませ、立ち上がれ、立ち向かえ、燃やせ!」。
get upは「起きる(床を離れる)、乗る、登る」等の意味もあり。
face outは「大胆に対処する、まっこうから立ち向かう」の意。
let it burnは直訳は「燃やせ/焦がせ/輝かせろ」でそのまんまでもいいんだが「燃やし尽くせ」と敢えて強めても良さげ。なんせ3人の火力が強い。
そして終始同じこと言ってるというのがお分かり頂けただろうか。主題の強調が本当に凄い。サビも滅茶苦茶あっつい。マジで燃える。好き。

コンコース
→「駅・空港の建物の中央にある大通路」のこと。丁度MVで映ってる所。
列成すとか吊り革とか言ってるから駅のことだね。通勤電車って辛いよね。
1番のメロや次の「白いシャツも」とか言ってる通り、これは屈してるサラリーマンに宛てた曲。窮屈な世界から自分を解き放っちまいなっていうメッセージ。良い。

過去を笑い飛ばしたら TRUE ENDへ加速してく
→本来ならChroNoiR+の世界観を踏まえるんだろうけど、敢えて上記の「サラリーマン宛」ということを考慮すると多分ここは厨二病とか昔やってたオタク活動のことかなと思うなどした。
オタクなら書き始めたはいいが未完の作品、ひとつやふたつあるよね? そんな過去を笑い飛ばして理想のエンディングに加速してけ的な。なんせ自分がそうだから刺さる刺さる。ぎゃぷいちさん天才か。

【赤い月】の激昂 燃やせ感傷 崩そう洗脳 仮初めの理想
→葛葉さんイメージパート。
「赤い月」は前述の通り剣持さんとのラップバトルからかな。ビジュアル的にも吸血鬼にぴったり。「激昂」と「月光」のダブルミーニングいいよね。
あとこれはMV側の対応かもしれないけど他パートだと全体に付いてるこれ→【】がここだけワンワードで付いてるのは社長繋がりか? 歌動画のタイトルをどうしたらいいか葛葉さんが社長に質問しているという点が既にてぇてぇし、うっかり『【】疑心暗鬼【】』になって正解を教わってからも変えなかった点もてぇてぇし、1回目はともかく2回目も同じことしてくれたのがただただ嬉しかった。そのまま業界のスタンダードにしてください。
「崩そう」は「葛葉」のもじり、他部分は『クロウ』『悪魔の踊り方』もちょっと踏襲してるんだろうか。上手いなー本当作詞が上手い。

血を吐くまで謳いな 多数決では叶わないそのDesire
→desireは「強く望む、欲求する、願う、希望する」など。
叶さんイメージパートなんだろうけど残念私は履修が足りない! 深くは分からん!
でも見えてる分だけでも「叶わない」と「敵わない」のダブルミーニングに「叶」のもじりを加えるのすごいよな。
叶さんって普段の声は割と柔らかい感じなんですが歌うと雄みが出ていいよね。今回は特にそう。少数派だけど喉枯らして叫べやと煽っていく火力すげぇ。

Now, unveil your soul 引き摺り出そう 鏡の向こうで泣いてる自分
→unveil your soulは「お前の魂の正体を明かせ」。unveilが「ベールを取る、覆いを除く、(仮面を脱いで)正体を表わす、明かす、初公開する」の意。
社長のソロパートでこれぶつけんの最高にスリリングで痺れるがぎゃぷいちさんならではって感じする。WITHINの「啓かないで」との敢えての対比的な。こういう作品での殴り合い(と言っていいか分からんけど)好き。
「鏡」が「加賀美」のもじりで3人の名前が出揃うの最高。あくまで言葉の宛先は「お前(=聞き手)」だし3人の中じゃ一番泣きそうにない人なんだけど、えっ鏡の向こうで泣いてる時もある(あった)んですか社長……ってどうしたって考えてしまう、潜在株主だもの(でも結局「そんなことなさそう」とも思ってしまう、苦労とか弱さとかはあったんだろうけどね。暗がりを知りながら光の下に立つ人だと思ってます。好き)。

Stop that lies and rise up
→「横たわってないで/嘘を吐くのはやめて、蜂起しろ/暴動を起こせ」かなぁ?
WITHINの時でも訳に困ったlie問題再び。寧ろあれがあってのどっちとも取れる使い方だろうか。
まぁrise upが広義の「(苦難に対して)立ち上がる」みたいな意味合いだからそれと対になるように「横になるのはやめて」が優先的ではあるんだが「嘘を吐くな」もここまでの文脈的にはありなんだよな。thatの有無による意味の差とかは……よく分かんないッスねー……(ッスゥー……)

灰色の柵を抉じ開け
→社長ソロパートその2。
灰というワードはサビでも出ててそっちは素直に「燃えて灰になるまで」の意だと思うのですが。ここで同じワードが使われてることでちょいと意味合いが足される気がする。
漆黒はChroNoiRのこと。白は清廉潔白を求める世界、そしてそこにいる「お前」のこと。クロノワに侵食されて灰色となった柵を抉じ開けてお前を解き放ちなというイメージ。
或いは白とは社長のこと(公式ペンライトカラーが白、圧倒的光属性、天使衣装など/マシュマロで教えて頂きましたありがとう!)。クロノワと社長の間にある柵を抉じ開けてやんよというイメージ。
いずれも(少なくともこの時点では)漆黒に染まり切ってないという、世界及び社長つっよ!というのが歌詞と声で伝わって来て私は嬉しい。だからこそのfeat.というか、クロノワの中に入ってるんじゃなくて外から支えてるというか真正面から向き合ってるというか。実に良いバランス。

おまけに「柵を抉じ開ける」ってね……恐らくWITHINフル版MVラスサビパートの冬臣お母様によるお写真の構図を踏まえてるんだわ……あそこでも社長、籠の格子へし折ってるんだわ……息子が脳筋だというのをしっかり理解してるお母様も最高過ぎるんだわ……
そんな加賀美ハヤトの原点を想起させる歌詞を、いつもの喋り声に近い声からテンションブチ上げる歌い方してて社長が単なるサポートに終わらず「居るー!!」って感じがして最高。もう関係者様みんな素晴らしい。ありがとう。全方位感謝。
なお、社長ラスボス論については私はちょっと違うと思ってて、「主人公達のことを手助けしてくれるんだけどその一環として戦う相手にも回る時もあるサポート役」とか「自分の望みの為に主人公達と対立するんだけど彼には彼なりの正義があって本当の悪は更に別にいる」みたいな中ボス〜ラスボスに見せかけた準ラスボスぐらいかなと思っている。じゃあ誰がラスボスよ?と訊かれると困るけども。

MVについてもちょっと考える

MVについても見てみましょうか。ただこっちは歌詞より浅いです。
まず第一前提として、MVと曲は別物と思ってます。一応曲→MVでイメージは踏襲しているものの、MVの世界観やストーリーは曲の方には入っていない、という前提。(まぁ入ってるのかもしれないけど私は気付かなかったということで)
更にMV側で描かれている世界は、本来のクロノワや社長の世界(バーチャル世界)とはまた別時空の、謂わば二次創作的なお話と思ってます。
これらを前提に、他のクロノワ曲のMVを深く見てないんでアレなんですがざっくり流れを踏まえると。

どうやらITっぽい世界らしい。(worldの再起動がどうとか言ってる)
→世界がシステムエラーを起こす。何者かに乗っ取られ、管理者権限剥奪。
→クロノワと社長は拘束される。
→何やかやあって拘束を解く。
→社長が世界の管理者だとカミングアウト。
→3人で逃走?
→世界のシステム?は「加賀美には手を出すな、吸血鬼と天使は排除抹殺殺害削除」と訴えている。(文字化け部分)
→ログアウト、ユーザーは見付からない=脱出成功?

……分かるような分からないような。まぁもうちょい深めてみましょうか。
例の台詞部分についてはこんな感じ。


叶:拘束は解けたけど僕達このままじゃ飛べないね
葛:管理者探すったって乗っ取られてるし広すぎるぞこの世界
叶:一旦3人でボドゲする?
葛:お前……相変わらずイカれてんな
叶:手が使えるようになった今やるべき事はゲームでしょ、葛葉?
葛:えー……それなら俺FPSがいいわ
加:叶さんと葛葉さんのご意見、私も乗りました
叶:別に急ぐ旅でもないし、加賀美さんがなんとかしてくれるよ
葛:いや、どんだけ社長万能説推してるんだよ
加:「あの……真に僭越ながら、この世界の管理者は私でございます」


これ、改めて見ると結構不自然。ついでに何故最後だけ「」付きなのか? これに意味があるのか? というのも気になる所。
まず攻撃を受けて拘束されたってのに何故叶さんはこんなに呑気なのか。そして何故社長はその意見に乗ってるのか。急ぐ旅ではないにしろ、追っ手が来るかも、監視が居るかもとか考えないのか。
また、社長が意見に乗ったと言った後で「加賀美さんがなんとかしてくれる」と言ってるけど、ゲームしながら何とかしてくれると本当に思ってるのか。現実のあの男はド・シングルタスクで万能からはかけ離れてるんだぞ分かっているのかかなかな。皮肉か?(んなこたぁない)

一応無理矢理解釈するならば、
叶さんの「ゲームでしょ?」発言は冗談半分の比喩で、これからの脱出劇を指している(ボドゲ=1部屋ずつ制圧?)。
葛葉さんはそれを分かっていないが、社長はそれを理解した上で意見に乗った。
叶さんはそれを聞いて社長が世界の管理者だと理解(そこまでのシーンで拘束中の叶さんと社長が並んでいるので或いはその時点から把握していた?)、社長ならばゲームであるかのように自分達に都合の良い状況にしてくれるがそれには多少時間が掛かるだろう、急がなくていいよという意味合いでこう発言。
葛葉さんはあくまで社長は社長だと思っているので呆れる。
拘束を解かれたことで管理者権限も取り戻した結果、「」付きで発言(システムに対しての宣言とのダブルミーニングかもしれない)。
……うんまぁ、通らなくもない。

なお犯人とか原因の線で言うと、ヘテロスタシス世界の監視者が妥当……なのか?
そっちの世界からクロノワがLIB世界に逃げ込む→自分の世界に連れ戻すかその場で破棄してしまおうとシステム乗っ取り→管理者が巻き添え食らうが管理者自身を消す必要は無いので「手を出すな」、的な。あっちの解釈詳しくやってないんで穴ありそうだけど。

なおこの曲自体も深く解釈してない段階では「社長が管理者? なんで権限剥奪されてんの? あ、さてはパスワード忘れたか変なコマンド打ってデッドロックさせたな」なんて思ってるぐらい私の中で社長へのIT方面での信頼が薄いので多分ハックはされるだろうなと思う、そもそもどんだけ入念にガードしてもやられる時はやられる。
その割に手足に目隠しまで拘束がっつりだったのは笑うと共に納得。クロノワは銃だけど社長は鈍器振り回しとかキックとかしてくるからな。でも管理者なんだからもっとガッチガチで目隠しも完全にして声もやばいから口回りも封じt(個人的嗜好につき以下略)

最後に

すごく良かった……もうこれ以上は何も言うまい……
私の知識が浅くてちゃんと詳細把握出来ないんですが楽器隊の方とかミキシングも凄いというのは何となく分かる。社長のコーラスが実に程良く乗っかってるの追い掛けるの好き。ロックだけじゃなくシックなパートも良いしどの音にも不快感や違和感無いの素晴らしいと思う。

ちなみに社長のシャウト(デスボイス)についてですが、録音してマスタリングされててコーラスではないものって確か『WITHIN』『シミ』『IMITATION BLACK』とこの曲だけなので実は滅茶苦茶貴重です。他は全部生でやってるって方がちょっとおかしいんですけども。
1曲の中で色んなバリエーションの声聞けてめっちゃ嬉しい限り。これライブでやったりしないかなぁ……クロノワの後ろで暴れながら吼えてる社長が見てぇよ……

クロノワもどんどん歌上手くなるし社長の手札も尽きないしもっと3人の歌聞かせてくれ……!
という思いに駆られつつ、私はもう1周してきます。
長々とお付き合いありがとうございましたー!

感想文ChroNoiR

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