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 加賀美ハヤト非公式用語集
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 プロフィール・説明Twitterマシュマロ

最終更新:2019/12/28 00:18

【にじロック2019冬の陣
加賀美社長パートの感想と WITHIN 2番の個人的解釈とか】
 
※いつにもまして乱文長文限界妄想
※あくまで個人の感想です
※加賀美ハヤトはいいぞ

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 2019年12月27日、にじロック第2回が開催された。まだ全員分をちゃんと見られていないのだが、毎度ながら社長に対する思いの丈をぶつけたい。
 なお前回のルジュエ・イン・アリスの感想文を読んだ人には文体が硬くて意外かもしれないが、今は不思議と落ち着いているのでこのテンションでいく。大丈夫、長くは保たない。
 毎度の如くネタバレ全開なので不幸にもまだ見てない人はアーカイブを先に見るべし。いいから全人類見ろ。
 
 
◆【フルバンド生演奏】って何ぞ
 待機所が出来るまで、何なら13時ぐらいから何故か私の方が緊張しまくっていた。しかしほんの少しだけ油断があったのも確かである。
 にじロックは社長沼に沈む要因のひとつだったので今回とても期待していた。しかしこの3ヶ月でこちらも社長の全配信を追い、歌枠やルジュエに何度殺されようが食らい付いて来た。オープニングアクトなのは前回も同様だから動じるところではないし、本人の歌の上手さは箱内にもほぼ知れ渡っている。前回のような「何だこの新人?!」という空気は無い、少なくともこちらは「音量調整大丈夫かな」「そもそも私がリアタイ出来るのか(仕事的な意味で)」という程度しか気にせず、余裕の後方潜在株主面をするつもりだった。
 しかし開始1時間を切った最中に颯爽とTLに現れる待機所案内ツイート。記されている【フルバンド生演奏】の文字。
 ……なんて?
 念の為フルバンドの意味をググったりしながら(ブラスバンド側の用語が出て来て、金管までいるのかとちょっと冷や冷やした)、ルジュエでの実験ってそういうことかぁと納得すると共に戦慄する。
 気合の入れ方が違う。
 私の方は仕事をやりくりして何とかリアタイ出来るようにしたりと個人的な戦いもあったがそれは割愛するとして。
 冷えっ冷えで震える手を摩っている中で、それは始まった。
 
 
◆みんなのスパチャがライブになった
 前回のにじロックは加賀美インダストリアル代表取締役・加賀美ハヤトのステージだった。
「ただの社長がこんな場所に立たせて頂いて……」と本人が謙遜していた通り、社長としてステージに立ち加賀美ハヤトとして歌い、社長にまた戻っていた。前述のフレーズが既にパワーワードだが、そのギャップに皆が惚れた。
 しかし今回現れたのはロックンローラー・加賀美ハヤトだった。
 社員が歌うなと止めるその姿を最初から最後まで全開にしていた。それに対し心無い言葉を上げる人が居るのもきっと理解していながらそれを選んだ。
 彼のことだから、何も無くともこれだけのことを用意したかもしれない。でも潜在株主として(私自身は大した額を投げてないけど)投げたスパチャが、そうでなくても皆からの応援が彼の本気を後押ししたのだと思いたい。
 加賀美ハヤトはそれでいい。もっと歌ってくれ。もっと熱狂させてくれ。
 そんな願いと、視聴数も高評価もコメント数もただの数字とは見ず、その指の先に1人の人間が居ると語り、それに還元しようと奔走してくれた結果がこのライブだとしたらファン冥利に尽きる以外の何と言えよう。
 推してて良かった。……あっそうですね早く本題入れって感じですよねこんな感想全部後付けですしねだって開幕から最高だったもの!
 
 
◆初手エルレx2
 最初の最初、「始めさせて頂きまーす!」の時点で「あっ滅茶苦茶声出てる」「こんだけ出しても問題無い場所で、割れない調整出来てるんだ」「今回やべぇぞ」って戦慄した。少年漫画で例えるなら今まで苦戦していた相手が目の前でリミッターが外していくのを見た瞬間である。敵う……訳がねぇ……
 そして流石社長、ファーストアクトに求められるものを分かっていらっしゃる。
 ロック初心者でも受け入れやすいELLEGARDENを先頭に持って来る安定感。ジターバグで初っ端からブチ上げて、2曲目のスターフィッシュは前回から継続。絶対誰か比較切り抜き動画上げるでしょこれ。ナイス選曲。
 まぁ当然社長の歌は上手いんだが……音楽隊やっばいなオイ……! 音楽とかバンドとかよく分からないけど、もうねCD音源。ドラム超気持ちいいしギターはカッコイイしベースはエロい。
 あと本当にPAさん凄い。社長の歌配信における最大の敵は音割れと本人の声が大き過ぎてオケが聞こえない問題だが、今回それらが全く無し。音質最高、音量バランス完璧。ルジュエミニライブでの反省点がバッチリ生かされているとか伏線回収完璧かよ。後のマイクラ配信でマイク6本使ったって言ってて本当にガチだった。社長一体……幾ら掛けたんだ……?
 
 
◆コール&レスポンス
「普段遊んでおりますバンド仲間」……ほほう……?
 まぁ元々初回配信で「社長業の傍ら歌ってみちゃったりなんかして」って言ってたし、ボイスやら新衣装やらで言及してたのでその存在に驚きは無いものの……連れて来ちゃったかぁ……という感慨が大きい。
 前述の通り、これはたとえ社員に止められたとしてもライバーとしてこの姿を見せたいって意思の表れだと思うので、その気になってくれてありがたいというか本当今日ノリノリだな!
 潜在株主であればある程知っている、こんな加賀美ハヤトは見たこと無い。「宜しいですか……?」って小首傾げて上目遣いで訊いてくる社長はどっか行きました。「やっていいですかー?!」の喉のかっ開きっぷりとバンド隊のノリノリ最高。遅延で結局レスポンス見えてないオチまで最高。普段超低遅延の男だからね……長めに遅延かけてるのは回線の安定性の為かな……
 
 
◆Killing me
 タイトルコールから最高かよ。やはり社長のシャウトは将来的に癌に効く。
 そして流石社長、切り抜きとかの所為で半ば社長の十八番みたいになってる曲をしっかりセトリに入れて来る辺りマーケティングが完璧でいらっしゃる。
 過去に2回歌ってたが今回やはりクオリティ最高では? 歌うのも演奏するのも難しい曲だと思うのだが息の合い方がとてつもない。そういう所でもお友達感出されて嬉しい限り。
 この曲もデスボからハイトーンまで色々な声が聞ける、バカが取ってきたバイキングの皿。しかも今回は大盛り中の大盛り。控え目に言って最高。アレンジ良い。
 ライブでロックだからNYのように楽曲の詳細な部分は見ない(あれやってたら夜が明ける)けど、ノリと! 勢いで! 頭振ればそれでいいんだよ!!
 
 
◆MC
「スタジオで練習してる」……? いやバンドやるなら当たり前なんだろうけれど、改めて口にされると仕事の合間にそういうことしてる社長の生活の質感が増してヤバい。
 おまけにうっかり言ってしまってたけどリアルなお客さんからの拍手を頂いたことがあると……それはつまり……加賀美インダストリアル社員だな! 社長の歌声が福利厚生って話は本当だったんだ! 社員限定ライブとかやってるんだろ! #KI社の日常で呟かれていないのは社外秘中の社外秘だからか、チクショウ!!
(※「#KI社の日常」とは@yudutu_psが始めた「加賀美インダストリアル社員の日常(非公式)」の略です。社員のあること無いことを妄想してみんなも呟いてね!)
 とか何とか思いながら音楽隊さん達の意思疎通を待つ。ここでPAさんの存在が初めて明かされてビビった訳ですが仲間への配慮てぇてぇ。
 
 
◆絶望ビリー&鍋ラップ
 囁きタイトルコールで心臓止まったが、冷静に考えると直後のベストタイミングで音入れるって凄くないか。これが意思疎通の結果……?
 そして流石社長、前回小夜ちゃんとの『シミ』の反響もしっかり受け取っていらっしゃる。ホルモンやってってコメントは過去の歌枠でも見掛けたし、私も実際聞きたかった。というか分厚いシャウトが聞きたかった。
 しかしあのシャウト部分を生で歌えるものなのか……?という危惧すらする暇無かった。かっけぇ。高音も低音も全部好き。全部かっけぇ。
 おまけにテンポゆっくりになる所の先、ベースのねっとりした音に乗る社長の低い高速詠唱やっべぇなと思ってたら……何か知ってる歌詞入ってるぞ……?!(※今回のセトリも案の定知らない曲ばかりだった)
 
 ……鍋ラップだコレー!!
 なお社長の鍋ラップはここ初出ではない。その時はアカペラでこんな感じの低音デスボ、ワンフレーズのみだったが、こんな大舞台でぶっ込んでくるとは思わず変な笑いが止まらなくなる。
 ちなみに社長の卯月コウ氏へのリスペクトは、今の形のWITHINはコウ氏のアイシーが無かったら出来ていなかったというエピソードから見ても非常に大きい。その一方でこのにじロック冬の陣の前日、コウ氏やダブルスリーブでお馴染みの社築氏などがevergreen nerdというバンドを組んで歌っていたのは運命の悪戯かもしれない。ドラム頑張った社さんもカッコ良かったからそっちも見てください(熱いダブスリ推し)。
(ちなみに、egnの演奏を聞いた社長がニヤリと笑って社さんに「良かったらこちらで叩きませんか?」と訊いたら社さんも笑い返して「いや、悪いがあいつらには俺が必要でな」って言ったら社長は逆にとても嬉しそうに「そうですか、いつかルジュエと対バンしたいですね」と笑って社さんも「ああそうだな」って返すんだけど、実際社長がお友達連れてカタギじゃない演奏してるのを見たら「はは、やっべぇ……」って乾いた笑いしか出て来なくなりながらも内心では闘志に火が付いちゃう社さんを妄想してしまったのでどなたかFA宜しくお願いします)
 何はともあれ最近足りていなかったデスボ分を補給出来てただただハッピー。シャブ(※しゃぶしゃぶの意)食ってハイってこういうことか!!
 
 
◆MC
「レコーディングみたいな緊張感」……? 今回感情の吐露が多くて些細な部分で限界化を余儀無くされる。
 相変わらずのスパチャ芸では、今回は凄い顔してるのがお仲間の方なのが可愛い。社長やっぱり実は慣れてるだろ! このおねだり上手め!
 しかしガッツポーズに対して分配する予定無いって言っちゃう辺り、本当に気の置けない友人同士なんだなと分かって逆に嬉しくなる(※普段は毎回きちんと参加者に分配したり次の企画に還元することを明言している)。場所代設備代とかで消えるのかもしれないが是非美味しいご飯などに行って次をご用意頂きたい。私もお金貯めて投げるんでここはひとつ。
 そして感謝の言葉と福岡への繋ぎ、最後の曲へ。……あれこれもしかして福岡でも次の曲やるやつ……?
 
 
◆WITHINフル版
 やっぱりキター!と初っ端コケたー!で感情がどっかに飛んで行く。
 初配信のラストでショート版を鮮烈にお披露目して約半年。まだですかという質問に「続きはデビュー後の気持ちを載せたい」「もう出来ているが年内に良い機会がありそうなので」と言われた時から、誕生日か? このコラボか? このイベントか?と類推を続けては外れまくった日々。V紅白不参加、にじロック参加の報を聞いた瞬間に「ここだ!」と直感し、我ながらささやかに準備もしてみたりした(おすすめBotでちょっと遊ばせてもらいました。ふぁぼありがとうございましたー!)。
 
 1番の歌詞が書かれたのはデビュー前、そこに滲むのは歌うことにより来るであろう、“誰か”だという指摘への反発だった。実際その声はあったろうし、多分それ以上もあったと思う。
 だがこの半年間、社長はとても強く、そして幸せそうだった。同期は勿論先輩らに仲良くしてもらい(後輩とももっと絡んでいいんだぞ)、一緒に歌う仲間を得た。そんな彼が何を書くか楽しみだったし、何なら1番も総取っ替えになるかもしれないなとすら思っていた。最初の悲痛ですらある歌詞と今の社長は真逆で、ここに繋がる言葉を書くのは難しいと思っていた。
 
 しかし明かされた続きの歌詞は想像以上に重く苦しくて、それでいてとてもとても強いものだった。
(尚、以下の歌詞引用は私の聞き取り結果であり、聞き間違いがある可能性を考慮頂きたい)
 初めてこの音を伝える加賀美ハヤトは動揺していた。緊張感はこちらにも伝わって来るようで、冷えた手をただ握りながらその声を聞いていた。しかし如何に言葉が尖っていようが、声に苦渋は無かった。
「後悔は無い」という言葉に安堵し、「満たされぬのは誰の所為なの」と問われて、まだ上を目指す気なのだと鳥肌が立った。
 潜在株主は知っている。この男は熱狂のさせ方を知っている。ただの成功を良しとせず、実験をして、次はもっと良いモノを提供しようとする。視聴者からの投資——金銭面や意見に限らず、彼の動画に時間を割いたということそのものも含めて——を糧に、これが自分のやりたいことなのだと言いながら、毎回最高を覆そうとするその姿勢の重要性と難しさを知っている。
 そして今回、己が「造花」であると彼は評した。何なら己以外すらも。
 この造花とは一体何か。趣味でやっている歌い手という側面なのか、代表取締役の兼業先としてのライバーという職業なのか、自己に対する社長の肩書やその他諸々の外面を指すのか、それとも加賀美ハヤトという存在そのものか。
 
 リアタイで聞いた時、どうしても一番深い部分を想像してしまって動揺した。加賀美ハヤトが作り物であるという不都合な真実は本来ならば知りたくは無かった。それを歌っていいのか、ずっと自分をそう見ていたのか、この半年は何だったのか、偽物だったのかと少々憤ったりもした。環境の関係で小音で聞いていた為、相当大きく歌詞が飛んだのではとも思っていた。ただ最後の、長い長い、あまりに長いシャウトで少し我に返った。
 最後のMCは端々しか聞き取れず、「ミスってないです」と「これが原曲です」にただ清々しさを感じていた。同時にそう告げた時の社長の心情が勝手に想像されて脳裏に流れて来ていた。
 そして配信が終了したが、私は震えていた。歌詞解釈に困窮する一方で、よりにもよって最後のオリジナル曲でミスをした社長の気持ちを考えるとこちらが叫びたくなった。終了と同時にへたり込んで声を上げながらへこみまくっている社長をお友達がフォローする展開など二次創作だけであって欲しい。けれどその後投下された社長のツイートが、大意としては想像が当たっていたと告げていて暫くトイレで悶えていた(流石に仕事場で暴れる訳にはいかなかった)。
 
 そしてどれぐらい経ったか、多少落ち着きを取り戻した中で私はひとつの解釈に行き着く。
 ……造花って枯れないじゃん。
 それは私の中で近年稀に見る良い閃きだった(自画自賛)。
 そう、普通に考えれば造花は枯れない。つまり「造花が枯れるまで」は「永遠」とイコールとも取れる。少なくとも10年後まで保証されるらしい加賀美ハヤトという商品と矛盾はしない。
 そして商品という意味合いで言うならば、通常の芸能界もVの世界も何ら変わりない。自己と他者への顔でギャップがある人もいるだろうから、外面を取り繕う人は皆造花とも言える。つまり前述の通り、造花が何かという解釈は実に幅広く持つことが出来、ひとつに絞り込む必要は無い。
 
 しかも改めて歌詞を読み返すと、「教えないで 導かないで 暗がりを愛して この造花が枯れるまで」となっている。
 社長はこれまでお客様の声を多く取り上げている印象が強いので最初の2節も少々意外だが、まともな意見は公開された極一部であり、所謂クソマロの類も多く届いているのではないかと考えれば納得出来る。指示厨もそうだし夢小説の類も本人に押し付ける物ではないと個人的に思っているので、その辺りへの反発もあるのかもしれない。
 そして「暗がりを愛して」もなかなかインパクトが強い。
 社長は常々陽の者だと私は思っているが、オタクでもあるので隠の者の気持ちも分かる筈だ。表向きは煌びやかな面や出来る大人、或いは無邪気な少年の印象が強い分、後ろめたい部分は出すのを憚っているだけで存在はしていよう。その人が「暗がり」を持っていると明言したのはなかなかに衝撃的だし、もしオタクはギャップ萌えに弱いから少しだけ素性を見せてやろうという打算が入っているのだとしたら完敗だ。
 尚、暗がりと言えば先日二次創作な筈のボイスを出したら周囲にぶっ刺さってしまい今も影響が拭えない某バーチャルシンガーソングライターが居るが、彼には悪いが劇薬とはこう使う物なのかと対比して妙に納得してしまった。大量摂取すれば死に至るが、ほんの一滴入れるだけなら非常に効果的なのだと。
 おまけに、暗がりに続くフレーズが見てとか感じてとかではなく「愛して」なのも良い。
 これまたこれまでの社長の性格上、自分に対してこういうことを言うことは少ない。というか私は前例が記憶が無い。社長は基本的に謙虚だ。だが、動画の告知だって「宜しければご覧ください」「見て頂けたら幸いです」というスタンスの社長が、にじロック前日の告知ツイートの語尾が「見てください」だった。これだけで「これはいつもと違う」「過去最高の本気度なのでは」と思えるが、そんな人が(幾ら歌詞とは言え)「愛して」ときたもんだ。
 しかも更に1つ前の歌詞からするに「私の全て」を愛してと読める。ロックなのに一人称「私」。この時点でこれは他の誰でもない、加賀美ハヤトの歌だと感じた。
 
 つまりこの曲の2番は『何があっても負けることなく最高の商品を提供し続けるから、何を押し付けることなく、その裏にある暗がりも含めた加賀美ハヤトを愛してくれ』というものだと私は結論付ける。
 そう、普段の社長と何も変わらない。ここまで仲間と視聴者と歩んで来たバーチャルライバー兼加賀美インダストリアル代表取締役加賀美ハヤトの決意と覚悟を表明し、願いを伝える歌だった。
 改めて言い直しただけ、強いて言うならばいつもなら「皆様のことが大好きですよ」と言ってくるところで「私の全てを愛してください」と甘えられた程度か。
 全力を出せる環境を用意して、彼の信じる音楽隊と共に、最大の感情を込めて全身全霊でぶつけられた。そんな歌だった。この場を用意してくれたことからしてありがたく、ただでさえ普段から歌で心を揺さぶられているのに完全にキャパオーバーである。致命傷だ。敢えて言われなくたって愛すに決まっている。
 10万人突破や誕生日の時もそうだったが、大勢の目の前で最高の音と共に歌う彼と同じ時間を共有出来たことを、彼と出会えてここまで来られたことをただ嬉しく思う。
 
 ……ああでも、だからこそ、初公開での自分の失態を彼は許さないだろう。終わったことはしょうがないと彼は言うけれど、そこに至るまでの心の推移を考えるとやはり胸が痛くなる。同時にそれがとてもとても愛しくて、やはり自分は業が深い人間なのだなと思う他無い。
 
 
◆それから、これから
 何かもう今年終わった感があったが、続くゆめおや緑さんが社長に言及してオリジナル曲歌ってもうルジュエすぐそういうことするー!と顔を覆ったり(ただの仲良しじゃなく対抗心燃やしちゃうところ好き)、今夜はお友達と朝まで打ち上げだろうと思ったら普通に帰って来て突然SMC組でマイクラ始めたりと、ただただ楽しい夜だった(開幕くしゃみしたり、自社ビルほぼ完成(大体は同期の仕事)させたり、マイクラからダイヤという名のスパチャを大量に貰ったりと撮れ高ばかりなのでそっちも全人類見ろ)。
 
 後の予定は明かされていないが社長のことなので年内にもう1回ぐらいは枠取りそうだし、年明けは「何かのコラボ」である。まだまだ楽しみばかりでとても幸せだ。
 私の方も幸いにも拙い文章や創作物に沢山の反響を頂けて非常に嬉しい。身勝手に妄想したり愛をぶつけているだけなので大変恐縮ではあるのだが、皆様のお声に調子に乗ってもう暫くは続けたいと思っている。
 それもこれも毎日のように素晴らしいものを提供してくれるライバーの皆様とリスナーの皆様があってのことだ。この沼にハマったことを幸せに思うと共に、言い切れない程の感謝を伝えたい。
 
 ありがとう。社長と皆のお陰で毎日幸せです。
 ……WITHINフル版のMVも楽しみにしてますね!!
 
2019/12/28 夕星

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